ビスケットの缶

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夏の旅 Yosemite 4

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帰り道、大好きなTenaya Lakeでひと休み。

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子供たちは水遊び。
大人は足だけ水に浸して涼をとった後、だんなさまはお昼寝。

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澄んだ雪解けの水の中、こどもたちがあそぶすぐ近くで魚が泳ぐのどかな景色。
森と、岩山と、砂と澄んだ水のグラデーション。
時折吹き抜ける風。
時間が止まったような場所。

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お義母さんとお義父さんと、途中買ったチェリーを湖の水で冷やしていただきました。
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1日の終わりはGlacier Pointへ。
夕焼けに染まるHalf Dome。
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この地形を氷河が削りとったと思うと自然のエネルギーに圧倒されます。
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こういう景色を前にすると、言葉も不要ですね。心の中が浄化されるような気持ちがします。

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by cinnamonspice | 2018-07-03 06:32 | まいにちのこと | Comments(0)

卒業に向けての日々

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表彰者にはハーシーズチョコレート風のチョコレートが進呈されました。
材料や栄養欄のHard Workなどの言葉が面白い。
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卒業式もあと一週間に迫って、お兄ちゃんの学校でアワードの表彰式がありました。この三年間の頑張りをお友達とともに表彰されてとてもうれしそうでした。お兄ちゃんは日本語の先生からと、バイリンガルの特別賞、ボランティアでの表彰と3こ表彰してもらいました。科目ごとの先生からの表彰では、お兄ちゃんは日本語の先生からの表彰は知らされていなかったようで、名前を呼ばれてとても驚いていました。先生からの手描きのメッセージもあたたかい。
表彰された子たちへの先生の言葉によると、みんなに共通するのは、成績だけではなく人柄やクラスへの貢献、そういった総合的なところを判断して選ばれているのだなと思いました。

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アメリカでは、成績も大事ですが、それと同時にスポーツやボランティア活動も大学進学には重要なようで、早くから子供たちは地域のボランティアなどに貢献するところはアメリカのすばらしいところだなと思います。
「木を見て森を見ず」ではなく、自分の身の回りの地域のことを実際のボランティアで知ったりして、社会ときちんとつながることで広い視野を身につけて、自分たちの手でよりよい社会を作るという気持ちを育てる意味でもいいことですよね。

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今日の羽生くん

2015年 NHK杯 SP ショパン「バラード1番」


 羽生選手の演技とともに魅力的なのはフィニッシュ後の表情の豊かさです。荒ぶるときもあれば、天使のようなときもあってどちらもすてきですが、私は荒ぶる表情でのフィニッシュのときが、全力を出し切って戦う姿勢が感じられて特に好きです。
 2015年のグランプリシリーズNHK杯でのショートプログラムでは、フィニッシュ後の荒ぶる羽生選手の表情が特に魅力的な試合です。海外の解説で、”Rock Star”と同じくらい”Worrior”に例えられるのもこうした試合への真剣な姿勢からだと思います。いつも試合で羽生選手が戦っているのはほかの選手とではなく自分自身というところが、羽生選手の試合を見ていて気持ちがいいところかもしれません。プルシェンコさんもオリンピックについて「ほかの選手と戦ったら負けだ、」という内容のことを言っていたそうですが、本当にそうなんだと思います。こうした戦う姿勢は、武士道のようでもあり、日本人の心にも響きます。フィギュアスケートだけでなく、ほかのことにもあてはまるようで心に残る言葉です。羽生選手はこの試合のSPで世界記録を更新し、解説のタラリピンスキーが予言したように、すぐあとのグランプリファイナルのSPでさらに世界記録を更新しました。

 FaOI金沢公演を見ました。(CSテレ朝チャンネル2さんに感謝です。)
幕張公演のときは羽生選手が少し元気がなさそうに感じていたのですが、金沢公演でプーさん耳をつけてすごく楽しそうでしたね。ジャンプを少しずつ取り戻してきて、リラックスできてきたのかもしれませんね。
それにしても、改めて振り返ると、平昌オリンピック後リハビリでスケートもジャンプもできない期間が一か月以上あって、さらにジャンプを跳べるようになったのはこの一か月くらいでしょうか。これだけの期間練習をできずにいて、はじめは一回転ジャンプからスタートしたことを思うと、この短い間でトリプルアクセルや四回転トーループまで取り戻したというのは、羽生選手の陰ならぬ努力に本当にただただ脱帽です。5月の羽生選手の凱旋アイスショー「Continues with Wings」のときに「次に会うときはジャンプを跳んでいるからな」と言った言葉のとおり、一か月後にはファンの前で美しいジャンプを披露する羽生選手の有言実行の精神は本当にすごいですね。ファンとしては、怪我なく、楽しんでスケートしている様子を見せてもらえたらと願うばかりです。
 それにしても、FaOIのクオリティの高さにつくづく豪華なショーだなぁと溜息がこぼれます。どの選手も本気が伝わってきて、とても濃厚なショーなことが伝わってきます。今回は幕張とは違うプログラムを楽しむことができました。ハビエル選手の新しいプログラムもしっとりととてもすてきでした。あと、アイスダンスのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテの鏡の中の自分をテーマにしたプログラムも物語があって印象に残りました。ラストではステファンランビエール選手が4Tに挑戦したりする様子に、アイスショーは選手同士刺激をしあってさらに高みを目指す場所でもあるのだなと思いました。スケーターが入れ替わりがありつつ、このあと続く神戸公演等もますます楽しみです。

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by cinnamonspice | 2018-06-11 01:47 | こども | Comments(0)

バイリンガル教育について

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ブルーボトルコーヒーのアイスコーヒーはちょっと濃いめなので、ミルクで薄めてコーヒー牛乳風にして飲むのが好み。

 お兄ちゃんがミドルスクールの卒業にあたり、Biliteracyというバイリンガルを認定するアワードをいただきました。学校の成績、作文、読書の課題、ボランティアなどの項目をクリアして晴れて合格したということでした。とはいえ、まだミドルスクールなので、学区での認定なので大したものではないのですが。(笑)
 アメリカに来た時、アメリカで子育てをしたら自然とバイリンガルになると思っていたけれど、実際にはバイリンガルを育てるということはとても難しいと改めて感じます。私たちのように両親が日本人でも日本語を維持するというのは、子供をとりまく学校の環境が英語なので、年齢があがるにつれて難しくなるのを感じます。
 
 先日、ティーンのお子さんがいる、日本人ご夫婦のお父さんとお話していて、日本語と英語の表現について面白い話を聞きました。そこのお家では、子供が大きくなるにつれ、子供同士の会話は英語になりつつあるということでした。なので、家では英語禁止にしているのだとか。それでも最近子供たちが使う日本語が時々変で困っているとのことでした。
 たとえば、子供たちを呼ぶと、
「今くるよー」
と、答えるのだとか。
英語では
”I'm coming.”
でも、日本語では、
「今行くよー」
が正しい日本語になります。
また、子供たちに時間についてあとどれくらいかかるか聞くと、
「あと1時間と何か。」
と答えたりすることがよくあるといいます。
英語では、
”One hour something."
というような表現をすることがあるけれど、日本語では
「一時間とちょっと」
が正しい表現になります。
どちらもアメリカのバイリンガルの子がよくする間違いで、ネイティブな日本語を話すというのはすごく難しいと思います。それぐらい日本語表現は独特なものがあるし、繊細な言葉がたくさんあるんですね。

 私は学校で日本語を教えるお手伝いをしていて、低学年の子供の会話や作文ではくっつき言葉「てにをは」問題がもちあがります。くっつき言葉はなくても意味が通じてしまうからついつい見逃しがちだけど、それがつかないと、外国人の日本語になってしまうから、しつこく注意してつけてもらうようにしています。
 物の数え方の鉛筆はいっぽん、にほん、さんぼん…、靴はいっそく、にそく、さんぞく…など日本語はつくづく難しいですね。日本人として当たり前のことを教えるほど難しいなと思います。

 お兄ちゃんと弟くんは日本語のイマージョンの小学校に通っていたので、主要科目を日本語で勉強してきました。そうしたこともあって、小学校の途中まで日本語の補習校に通っていたけれどやめることにしました。やめるのは勇気が必要だったけれど、思い切ってやめてみたら(両親が日本人の家庭ということもあるけれど)意外と問題はありませんでした。お兄ちゃんと弟くんは、引き続きミドルスクールで希望して日本語のクラスが取れたことも大きな支えになっていると思います。そこで日本史など日本の義務教育で習うことを勉強しています。以前のように漢字や国語の授業はないようですが、日本史の漢字はとても難しいので、そこで中学校以上の漢字を学んでいるようです。
 そのほかにお兄ちゃんはニュースやテレビを通じて生きている日本語を耳にすることでネイティブな日本語(語彙力)を養う上で役立っているようです。北朝鮮情勢、仮想通貨、加計学園問題…日本語も新しい言葉もどんどん増えていくなかで、言葉は生き物だから、机の上で勉強するだけではなくて毎日聞いたり使ったりしないとしっくりと身につかないんだと思います。アメリカのニュースと日本のニュースを見て世界をいろんな角度で見ることで、私が見ている世界が2Dだとしたらお兄ちゃんの目には世界は3Dのように見えているのかなと思います。

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今日の羽生くん

2015年 Scate Canada フリー「SEIMEI」


羽生選手の国民栄誉賞が決まりましたね。
受賞については反対する意見もあったみたいですが、こういうことは素直に喜ばしいことでいいように思います。
これまでも被災地に寄り添い続け、オリンピック二連覇という偉業だけでなく、平昌オリンピック以前からこれまでに試合を通じて感動を私たちにわけてくれたのですから。
ただ、今後の羽生選手の人生において、この賞が足かせになることなく、人間らしく楽しく幸せに生きてくれることをファンとしては願います。
人間らしい羽生選手がみんな大好きですから。
  2015年のスケートカナダのフリースケーティングでは、ジャンプで転倒が一回あったり、後半で4回転のコンビネーションジャンプで乱れがあったりしたけれど滑り終わったときの気迫のある表情とぷいっと顔を横に向ける姿が人間らしい羽生選手が見れて何度も見てしまう試合です。こういう試合ごとに滑り終わったときのリアクションも羽生くんの魅力ですね。国民栄誉賞受賞後も、ぜひ気負わず、今まで通りの羽生選手の人間味ある姿で私たちを魅せてくれたらいいなと願います。

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by cinnamonspice | 2018-06-03 05:55 | こども | Comments(2)

Extremely Loud & Incredibly Close

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 ふう、とひと呼吸したら一年の1/3が過ぎていました。
今年はゆっくりと春がやってきていて、余計に時間の流れがわからなくなっています。

 最近読み始めた本”Extremely Loud and Incredibly Close”は、ロシアのフィギュアスケーター、メドベデワ選手の2016-2017シーズンのFSの演技を見て、興味をもって手に取りました。今はお兄ちゃんと一緒に競争しながら読んでます。(もちろんとっくに追い越されましたが。笑)
 最初の2章を読むまでの間に、主人公とお父さんやお母さんとのなにげない会話や主人公少年の心の繊細さにほろりとするシーンが何度もありました。お父さんとお母さんとのやりとりは、心地よいブランケットにくるまっている時のような感覚に胸を締め付けられます。
 読んでいるうちに、主人公のオスカーがライ麦畑のホールデンと重なるように思えてきました。二人の年齢はだいぶ違いますが、大切にしているもの、ピリピリととがったような心の感覚がとても似ているように思えます。この本の主人公のオスカー少年は、9歳という年齢にに対して知識や言葉がとても豊かで、そのために大人からは時に眉をひそめられるような言動をしてしまったりするところもホールデン少年と似ています。9.11のアメリカの同時多発テロ事件でお父さんを亡くしてから苦手になったもののリストや、「学校に行けない」とお母さんに言った朝、病気なの?と尋ねるお母さんに、病気ではなくあらゆることが悲しいからと指で数えながら教える悲しいもののリスト。美しい歌も悲しいと言うオスカー少年によると「なぜなら、それ(歌の中の世界)は本当ではないから。」それは、ホールデン少年がサリーに電話をしてサリーが最後に添えた”Grand(ご機嫌ね)”という言葉にうんざりしてしまうような感覚に似ているのかもしれません。
 また、読んでいるうちに、ふと弟くんのことを思い出しました。ある日突然、日本の鉄道ミュージアムでもらった運転士の白い手袋の片方だけをはめて学校から帰ってきたり、古いテニスボールを学校で拾って何度注意しても大事にしていたり。そういう弟くんについ、なぜ?、どうして?と眉をひそめて叱ってしまっていました。いつの間にそういう大人になってしまっている自分に気づかされる思いがして目の奥が熱くなりました。オスカー少年のお父さんはオスカーくんのひとつひとつの言葉を両手でそうっと包んであげるようなお父さんで、そのやさしさに胸がいっぱいになります。お父さんはオスカーくんに、こう言います。「親はいつだって子供より知識を持っているものなんだ、でも子供はいつも親よりもかしこいんだよ。」
 亡くなったお父さんの遺品から見つけた謎の鍵を手に、まだまだ始まったばかりのオスカー少年のお父さんの秘密を探す旅。私も英語に四苦八苦しながらもなんとか読み終えられたらいいな、と思います。


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今日の羽生くんメドベデワさん

2017年 ヨーロッパ選手権 FS ”Extremely Loud & Incredibly Close”


 平昌オリンピックでは銀メダルになったエフゲニア・メドベデワ選手の、2016-2017シーズンのフリープログラム。
静かだけど、物語にあふれるプログラムを初めて見たとき、とても心を打たれて強く印象に残りました。
 誰かを見送りに(お父さんかな)駅に行くところから始まるプログラムは、まず見る人を物語の中へ引き込みます。
中盤の町の喧騒、人の話声、サイレン、叫び声、その中をステップを踏むメドベデワ選手。目に見えないNYの町の蒸気、車や消防車、人混みが目の前に映し出されるように見えてきます。人の波に流されるようにくるくるとステップを踏むメドベデワ選手、逃れられない運命や悲しみに飲み込まれていく様子が表現されるように感じました。そうした現実をぴたりと音楽に合わせたトリプルループジャンプで場面が転換されます。後半の鮮やかで美しいジャンプの連続のシーンはオスカー少年、もしくは誰かの心の中の旅なのかもしれません。誰もが悲しみや心の波を抱えていてそれを乗り越えようと生きている。
 最後美しいビールマンスピンの後、電話の音がなりメドベデワ選手が受話器を取るところでプログラムは幕を閉じます。電話は誰からなのか、いい知らせなのか悪い知らせなのか、メドベデワ選手の表情からはわからないところで終わります。振り付け師のイリヤ・アベルブフはそれは見た人にゆだねたいという思いで振り付けたのだと聞きました。映画のサウンドトラックをもとに作られたプログラムですが、物語に忠実にではなく日常に潜む避けられないものやるかたないもの(確かそんなことを言っていたと思います。)を描いた作品なのだそうです。生きる悲しみ、喜び、さまざまな感情が表現されているように感じて、プログラムを見てとても共感するものがありました。
競技ということを忘れさせる圧倒的な物語を演じるメドベデワ選手の演技とプログラムは羽生選手と重なる部分があるように思えてとても好きなプログラムです。


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by cinnamonspice | 2018-05-01 16:04 | | Comments(2)

Hunter X Target

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春、お買い物が楽しい季節ですね。ちょこちょことお買い物をしました。
HunterとTargetのコラボは知ったときには欲しいものはほとんど売り切れでしたが、自分用にはバッグを、お兄ちゃんと弟くんにラッシュガードとTシャツなどを買いました。去年のビクトリアベッカム、その前の年のマリメッコもそうでしたが、Targetとブランドのコラボは商品のクオリティもいいのでお買い得です。
今回のコラボも春夏にぴったりな元気が出るような色合いの商品も多くて、見ているだけでもわくわくする品物がいろいろでした。その中で私には珍しくオレンジ色のバッグを手にしました。ゴム製なので、ビーチタオルや水着を入れてビーチやピクニックに出かけるときに便利そうです。
自然へ出かけるのが楽しみです。
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今日の羽生くん (個人が過去の試合を振り返ります。)

2014年 中国杯 FS「オペラ座の怪人」


 羽生選手がソチオリンピックで金メダルを取って最初のシーズン、羽生選手とハン・ヤン選手の衝突事故があった2014年の中国杯の試合。羽生選手という人を知るうえで欠かせない衝撃的な試合です。
衝突事故はフリープログラムの試合直前の6分間練習で起きました。(羽生選手はあごを7針、頭を3針縫っただけでなく、足もねん挫等の大変な怪我を負いました。)
衝突の衝撃で氷上に打ち付けられた羽生選手。息ができずすぐに起き上がれずに練習は中断されます。しばらくして、顎から血を流して起き上がった羽生選手は医師たちにより脳震盪等がないか確認をしたのち、応急処置で頭に包帯を巻いた姿で現れます。そして、試合に出たいという羽生選手の意思で、再びリンクに戻りフリーの演技をしました。
 大きな事故のすぐ後で、青ざめた表情のままリンクに向かう羽生選手を張り詰めた面持ちでブライアン オーサーコーチがほとんど言葉もなく見送るところからは二人の信頼関係を感じます。試合中、ただ今この試合に出たいという強い意志とともに、ジャンプで5度転倒するもののそのたびに起き上がり試合を続ける羽生選手の姿は、プログラムのオペラ座の怪人の姿と重なり鬼気迫ります。そのなかで、ジャンプやスピン、ステップ、ひとつひとつのエレメンツを戦う羽生選手の姿からアスリートの魂を感じて、見る人の心を強く揺さぶる演技です。
 
 全力を尽くした演技を終え、kiss and cryでブライアン オーサーコーチと一緒に得点を見た羽生選手が、感極まって声を上げて泣くシーンは見ているこちらも胸が詰まって目の奥が熱くなります。羽生選手はこの試合で2位になり、この試合で結果を出したことでグランプリファイナルへの進出が決まります。


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by cinnamonspice | 2018-04-25 13:11 | おかいもの | Comments(0)

犬が島

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 やっと、見たかったウェス アンダーソンの映画「犬が島」見てきました。
なめらかなCGのアニメーションが主流な今の時代に、ストップアクションアニメーションの間合いとシュールな世界観がなんともいえない味わいがあってすてきでした。
 笑わない犬たちの眼、BGMの太鼓の音、日本語のイントネーション、すごくいいですね。主人公のアタリくんの声、とっても好みです。
 日本語を話す人間と英語を話す犬たち。ときにアタリくんの長い日本語のセリフも英語の字幕なしなので、アメリカ人の人はどんな風にうけとめたのかな、と思いますがそういうチャレンジな感じもすごく新鮮です。何から何まで訳してしまうより、言葉のイントネーションから観客たちが想像するのも世界観を理解する上ですごくいいんじゃないかなと思います。バイリンガルのお兄ちゃんと弟くんは、きっと私たち以上に犬と人間と両方の世界を理解して楽しんだのだと思います。いつもはアメリカで映画を見ていると、みんなより遅れて笑ったり、笑いがわからないこともある私たちが、この映画では人間たちが話す日本語で先に笑えたりアメリカ人にわからない部分で笑ったりできる優越感もちょっとうれしくもありました。
 真面目でちょっと抜けている犬たちが実に犬らしくて、愛嬌があります。押しつけがましい動物愛護的なメッセージもなく、純粋に犬の目線を楽しめる、すごくいいなと思います。そして、なんと言ってもウェス アンダーソンならではのヴィジュアルの世界観。古くて新しい、すごく不思議な世界観を見事に表していて、そこここにちりばめられた日本語や日本のシュールなおもしろさにクスクス笑いがこみ上げて楽しめます。本当に日本のことをよく見てる。
 豪華な声優陣に、この人がオノ・ヨーコ!、この人が渡辺謙なの!と発見も楽しめます。
 最近アメリカの映画はリバイバルやシリーズものなど新しいものを感じなかったので、すごく刺激的でインスピレーションをもらう映画でした。
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今日の羽生くん (個人が過去の試合を感想とともに振り返ります。)

2014年 世界選手権 FP 「ロミオ&ジュリエット」


 羽生選手のフリーのプログラムはいつも流れるような(ジャンプの助走で途切れることなく)物語があって、演劇を見ているような気持ちになります。 旧ロミオ&ジュリエットが若さのエネルギーや純粋さを表しているとしたら、この2013-2014シーズンの新ロミオ&ジュリエットはロミオの喜びや深い悲しみの心の内側に光を当てた作品のように思います。
 羽生選手のプログラムの魅力の一つは、(長い助走を必要としないので)ジャンプがプログラムの物語の中に溶け込んでいるところ。 冒頭の二つの力強い4回転ジャンプは、ロミオの情熱的な内面やこれから起こる悲劇を象徴するようですし、中盤のふわっと鳥が舞い降りるような繊細なコンビネーションジャンプは優しく包み込むような愛情を、それぞれジャンプだけでも心情が伝わってくるように感じます。私が好きなシーンは、プログラムのちょうど半分あたりのトリプルループの後の羽生選手が顔を覆うような仕草をするシーン。何気無い振り付けですが、羽生選手の手や首の傾げ方や表情からジュリエットへの深い愛と苦悩が伝わってきて胸が締め付けられます。
 羽生選手のプログラムのもう一つの魅力の美しい楽曲の編曲は、暗雲が立ち込めるような劇的なスタートから始まり、2人が出会い幸せな時間を過ごす有名なメロディー、そして悲劇的なラストへといざないます。物語のアクセントとなるジャンプ、表現力、美しい楽曲、美しいスピン、濃厚な4分半は見応えがあってあっという間に過ぎます。
 この動画の、ソチオリンピックで金メダルを取った直後の2014年の世界選手権の試合で、羽生選手はショートプログラム3位からの逆転優勝を遂げました。(この動画で、試合後解説のサイモンさんも逆転があるかもと興奮気味なのもそういう理由です。)グランプリファイナル、オリンピック、世界選手権の3タイトル制覇は史上2人目という快挙となる大会でした。


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by cinnamonspice | 2018-04-22 05:41 | まいにちのこと | Comments(2)

桜色

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友人がくれた金沢土産の季節限定の桜きんつばでおやつにしました。

日本の桜の季節もそろそろ終わりでしょうか。
日本の友人が、携帯で桜の写真をアルバムにして送ってくれました。
日本を離れて14年。
桜を最後に見たのはいつだっただろう。
友人が送ってくれた写真の満開の桜の花は、記憶より桜の色は淡くてふんわりやさしくて、空気まで染まるようでした。満開の桜の花を見ると、胸の奥がきゅーっと痛くなるような気持ちがするのは日本人ならではかもしれません。
別れと出会いの季節、新しい一歩を踏み出すそんな思い出とともに甘酸っぱい気持ちがこみ上げるのかもしれません。


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今日の羽生くん (個人が勝手に過去の試合を振り返ります。)

2017 世界選手権 FS "Hope & Legacy"



久石譲の曲にのせ最高難易度のプログラムをノーミスで滑りきり、世界新記録(フリースケーティング最高得点223.20)を出してショートプログラム5位からの逆転優勝となった伝説的なフリースケーティング。見れば見るほど、このプログラムがとてつもなく難しくて美しいプログラムということがじわじわと伝わってきます。
重力を感じない美しい滑りが時が止まったような不思議な世界観を作り出し、見ている人の心の内にさまざまな感情の波が沸き起こってきて思わず目の奥が熱くなります。2011-2012シーズンの「悲愴」が海や風の妖精だとしたら、こちらは森の妖精?のような美しさで、いろいろな自然のシーンを目の前に広げてくれるような気持ちになります。
2016年NHK杯では、世界選手権の時よりさらにふわふわ感がある演技でまた違った魅力があります。このNHK杯のときユーロスポーツの解説で、「羽生選手には繊細さと芯の強さがあって、そのコンビネーションって最強ですよね。」と言っていたのが印象に残っています。このプログラムはそんな羽生選手そのものを映し出しているように感じます。

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by cinnamonspice | 2018-04-12 09:47 | 今日のおやつ | Comments(0)

Easter

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春休みも終わり、子供たちも学校がスタートしました。
また5時半起きの暮らしが始まりました。

春休み、イースターには今年も友人宅でイースターランチにいきました。今年もエッグハントの卵を100個用意しました。参加者は子供3人なので1人30個はもらえるず。(そんなにいるのか?)

友人の料理はいつも心がこもっていて、食べるたびに幸せになります。少し前まで、風邪をひいて食欲がなかったのですが、そんな私に気を使って軽めのアフタヌーンティスタイルにしてくれたとのこと。食欲がなかったのがうそのように、しっかりごちそうになりました。

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エアーフライヤーで揚げたというスコッチエッグは半熟とろーり。
熱々が食べたいのでエッグハントはあとにしました。
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中学生ですが、まだまだエッグハントが楽しいみたいです。
いつまでやるのかな。

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今日の羽生くん(個人の趣味のコーナーです。興味のない方はスルーしてください。笑)

2011年中国杯 ショートプログラム 「悲愴」



2011ー2012年のシーズンにフリープログラムの「ロミオ&ジュリエット」とともに演じたショートプログラム「悲愴」。(個人的にこの中国杯のときのものがとても好きですが、ほかにお薦めがあったら教えてください。)
真っ白な広いリンクの上を体全体を使ってのびのびと演じる、青のコスチュームの羽生選手は、風のように見えてきます。華奢なのに、とても大きく見えるから不思議。颯爽と駆け抜ける風は、時に強く激しく、やさしく。
羽生選手の鳥が舞い降りるみたいな重力を感じさせないジャンプも魅力的ですが、このプログラムのステップのシーンや最後のスピンに入るまでのスピード感も感動的です。
力強いラストまで、最後の一滴までエネルギーを注ぎ込む16歳の羽生選手の美しいひたむきさは見る人の胸を打ちます。
羽生選手は何かのインタビューで、「試合で出し惜しみをするのは自分らしくない」ということを話していましたが、羽生選手の演技はいつもひとつひとつのエレメンツも力を出し尽くして演じる姿が見る人の心をつかむのだと思います。
彗星が落ちたような衝撃、2011年の中国杯の羽生選手のショートプログラムは、ニースの大会の「ロミオ&ジュリエット」と同様、そんな鮮烈な印象を見る人の心に残す演技です。
この悲愴の衣装は2016-2017シーズンの"Hope&Legacy"の衣装や世界観に似ていて、どちらも重力を感じさせないやわらかな演技がとても美しいです。





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by cinnamonspice | 2018-04-10 08:14 | こども | Comments(0)

静かに涙がこぼれたんだよ。

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先週末、弟くんがフットサルの大会で足を12針縫うけがをしました。年明け早々、年男ついてないです。
試合に一緒に行っていただんなさまの話では、それだけの怪我をしたのに、怪我直後は泣かずにコートから出たのでチームメイトも怪我したことにも気づかなかったくらいだったそう。それなのに、救急病院で縫うときは怖くて涙をぽろぽろこぼして泣いていたとのこと。痛みより、恐怖が勝つのが弟くんらしいとしみじみでした。
数日たって、私たちがそのときのことをからかうと、「声は出して(泣いて)ないよ。静かに涙がこぼれたんだよ。」と、弟くん、11歳。
一般的な11歳より幼い弟くんの言葉はいつでもまっすぐで、濁りがありません。
トイレで歌を歌うのを注意すると、「だって、(大きいほうが出て)幸せなんだもん。」そういわれると、注意したこちらがばかばかしくなってしまうこともしばしば。謎が多い彼の個性を、こんがらがったひもをほどくように、少しずつ知りつつあります。
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by cinnamonspice | 2018-02-02 13:50 | こども | Comments(2)

一歩

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キング牧師の連休は毎年、お正月明けの呼吸を整えるようにのんびりすごします。
自然に出かけたくて、Laguna Beachへピクニックに行きました。

2018年が始まったと思ったら、もう半ばも過ぎました。
みなさん、今年の目標は立てられましたか。
新年が始まって間もなく、南極点無補給単独徒歩を達成した萩田さんのニュースを見て、萩田さんの言葉が強く心に残りました。
小さな一歩を重ねれば、どんな遠くにも行ける。
確かそんな言葉でした。
萩田さんのような大冒険ではないけれど、私たちの日々も同じ。
山のように見える日々のやるべき掃除や家事やイベントも、日々の中の小さな一歩を着実に重ねていけば、必ずたどり着ける。
その一歩を丁寧に。
今年もたくさん笑って一歩一歩歩んでいこうと思います。
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by cinnamonspice | 2018-01-22 07:02 | まいにちのこと | Comments(0)