ビスケットの缶

カテゴリ:まいにちのこと( 720 )

母の日

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 母になって14年。そんなに経つのに、なぜか年々母親業が下手になっているような気がします。
 初めての慣れない母親業にただただ一生懸命だった新生児のころ、よちよち歩きのころ、幼稚園のころ。あのころのほうが海のように大きくて深い、そんなお母さんらしかったように思えます。授乳をしたり、おむつをかえたり、子供と歌って笑って一緒にうとうと眠りそうになって、全力でお母さんをやっていました。出産から繋がって、世界でほかの誰にもできない仕事、という自負があったからかもしれません。
 子供が大きくなった今では、彼らが自分で生きる力もついて私がいなくても生きられるように。ティーンになる2人の男の子にとって今はお父さんのほうが彼らにもっと近いのかも。リレーのバトンをわたすように、今は親のバトンを父親のだんなさまに渡したような気持ちがしています。これからの母親としての仕事はそっと見守ることなのかな。

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母の日はリクエストでバターチキンカレーを作ってもらいました。
ロゼのスパークリングワインと。

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今日の羽生くん

2016年 世界選手権 SP ショパン「バラード1番ト長調」


 3シーズンにわたって演じられたバラード1番のショートプログラムは、シーズンごとにプログラム構成や衣装も変えられているのでそれぞれ別のものになっていますね。緩急のある美しいピアノの旋律と羽生選手の繊細な滑りがぴたりと重なって、私が羽生選手のプログラムで一番繰り返し見ている好きなプログラムかもしれません。(この間子供たちから、「羽生選手の1番好きなプログラムは?」と、酷な質問を受けたところ。笑)時に強く時にやさしく、繊細なジャンプ、スピン、ステップ、2分半という短い時間の中に、「繊細さと力強さ」の羽生選手の魅力すべてがぎゅっと詰まっている贅沢なプログラムは究極のショートプログラムなのだと思います。
 以前、羽生選手自身も呼吸するように演じることができるプログラムと話していましたが、曲をまとうように滑る様子が見ているこちらも何度見ても夢を見るように心地よいですね。見るたびに、羽生選手の体が音を奏でているようにも感じるような美しいプログラムです。
 2014-2015シーズンのものでは、世界最高得点を出したグランプリファイナルと悩みますがこの世界選手権のときのパフォーマンスがとても印象に残っています。この試合ですてきなのは、ステップ後半で羽生くんが音楽に乗って気持ちよさそうに笑顔で滑っている様子を見ることができるところです。精神的に錯綜していたと話していたこの試合ですが、この試合のいつもより力強いキレのあるステップに心が揺さぶられるような気持ちがします。
 羽生くんはこれまでもさまざなま試合で演技終了後素直なリアクションで魅せてくれていますが、この試合でも演技終了後、羽生くんが叫んだことでも有名な試合ですね。力を出し切ったからこそこぼれる素直なリアクションは、羽生選手が人を引き付ける魅力のひとつですね。
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by cinnamonspice | 2018-05-18 13:18 | まいにちのこと | Comments(0)

Happy Mother's Day

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母の日、いかがおすごしでしょうか。
私は母になって14年が経ちます。もうそんなに経つんだと不思議な気持ちになります。普通のお仕事だったらベテランになりつつあると思いますが、いまだにしっくりこない仕事です。(笑)

チューリップの花束をいただきました。
我が家のボーイズではなく、日本語を教えている子供たちから。
実は、子供のころチューリップはあまり好きな花ではありませんでした。
日本のチューリップは(原種がそうなのかしら。)赤や紫、黄色など原色系のせいか、強い印象のお花であまりに鮮やかな色が毒のようでちょっと怖かった。こういう優しい色あいのチューリップはかわいらしいなぁと新鮮でした。先がまあるい花びらもかわいい。眺めていると心もまあるく、ふんわりと甘く包まれるようです。
世界中のお母さんが笑顔の母の日になりますように。
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我が家のボーイズからは、栗のティラミスのおやつをいただきました。
真ん中にマロングラッセがぽんと乗っていて栗好きにはたまらない贅沢なおやつでした。
アメリカではほとんどモンブランケーキは見かけませんが、近年は売っているお店があってうれしいです。
おいしいスイーツをいただいて、今日は笑顔ですごせそうです。
母の日だから、と朝ごはんから肩もみ付きで、いろいろボーイズたちが気をつかってくれるのがありがたいです。

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今日の羽生くん

母の日に P&GのCMの羽生くん


アメリカでは見られないCMの羽生くん。日本ではたくさん流れたのでしょうか。
海外での暮らしの苦労の話は、同じく海外で暮らす身としてお母さまの気持ちがとてもわかって胸がいっぱいになります。
別のインタビューで、カナダで英語だけの生活をされるお母さまの体だけでなく精神面も気にかける言葉がとてもやさしくて印象的でした。そんな風におもってもらえるお母さまは幸せですね。
試合をする自分よりも、試合を見るお母さんのほうが緊張して心配でつらいんじゃないかなというようなことを話されていて、それもとても印象的でした。アスリートのお母さんは普通のお母さん以上にいろんな心配があってとても大変ですね。
考えてみると、お母さんという仕事(親という仕事)は、子供の健康、幸せ、未来…心配することもかなりのパーセンテージを占めるようにも思います。子供のときも大人になっても、一生心配し続けるものなのでしょうね。

「世界で一番大変な仕事は、
世界で一番素敵な仕事です。」
P&GさんのCMのコピーもとてもすてき。


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by cinnamonspice | 2018-05-14 09:50 | まいにちのこと | Comments(0)

犬が島

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 やっと、見たかったウェス アンダーソンの映画「犬が島」見てきました。
なめらかなCGのアニメーションが主流な今の時代に、ストップアクションアニメーションの間合いとシュールな世界観がなんともいえない味わいがあってすてきでした。
 笑わない犬たちの眼、BGMの太鼓の音、日本語のイントネーション、すごくいいですね。主人公のアタリくんの声、とっても好みです。
 日本語を話す人間と英語を話す犬たち。ときにアタリくんの長い日本語のセリフも英語の字幕なしなので、アメリカ人の人はどんな風にうけとめたのかな、と思いますがそういうチャレンジな感じもすごく新鮮です。何から何まで訳してしまうより、言葉のイントネーションから観客たちが想像するのも世界観を理解する上ですごくいいんじゃないかなと思います。バイリンガルのお兄ちゃんと弟くんは、きっと私たち以上に犬と人間と両方の世界を理解して楽しんだのだと思います。いつもはアメリカで映画を見ていると、みんなより遅れて笑ったり、笑いがわからないこともある私たちが、この映画では人間たちが話す日本語で先に笑えたりアメリカ人にわからない部分で笑ったりできる優越感もちょっとうれしくもありました。
 真面目でちょっと抜けている犬たちが実に犬らしくて、愛嬌があります。押しつけがましい動物愛護的なメッセージもなく、純粋に犬の目線を楽しめる、すごくいいなと思います。そして、なんと言ってもウェス アンダーソンならではのヴィジュアルの世界観。古くて新しい、すごく不思議な世界観を見事に表していて、そこここにちりばめられた日本語や日本のシュールなおもしろさにクスクス笑いがこみ上げて楽しめます。本当に日本のことをよく見てる。
 豪華な声優陣に、この人がオノ・ヨーコ!、この人が渡辺謙なの!と発見も楽しめます。
 最近アメリカの映画はリバイバルやシリーズものなど新しいものを感じなかったので、すごく刺激的でインスピレーションをもらう映画でした。
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今日の羽生くん (個人が過去の試合を感想とともに振り返ります。)

2014年 世界選手権 FP 「ロミオ&ジュリエット」


 羽生選手のフリーのプログラムはいつも流れるような(ジャンプの助走で途切れることなく)物語があって、演劇を見ているような気持ちになります。 旧ロミオ&ジュリエットが若さのエネルギーや純粋さを表しているとしたら、この2013-2014シーズンの新ロミオ&ジュリエットはロミオの喜びや深い悲しみの心の内側に光を当てた作品のように思います。
 羽生選手のプログラムの魅力の一つは、(長い助走を必要としないので)ジャンプがプログラムの物語の中に溶け込んでいるところ。 冒頭の二つの力強い4回転ジャンプは、ロミオの情熱的な内面やこれから起こる悲劇を象徴するようですし、中盤のふわっと鳥が舞い降りるような繊細なコンビネーションジャンプは優しく包み込むような愛情を、それぞれジャンプだけでも心情が伝わってくるように感じます。私が好きなシーンは、プログラムのちょうど半分あたりのトリプルループの後の羽生選手が顔を覆うような仕草をするシーン。何気無い振り付けですが、羽生選手の手や首の傾げ方や表情からジュリエットへの深い愛と苦悩が伝わってきて胸が締め付けられます。
 羽生選手のプログラムのもう一つの魅力の美しい楽曲の編曲は、暗雲が立ち込めるような劇的なスタートから始まり、2人が出会い幸せな時間を過ごす有名なメロディー、そして悲劇的なラストへといざないます。物語のアクセントとなるジャンプ、表現力、美しい楽曲、美しいスピン、濃厚な4分半は見応えがあってあっという間に過ぎます。
 この動画の、ソチオリンピックで金メダルを取った直後の2014年の世界選手権の試合で、羽生選手はショートプログラム3位からの逆転優勝を遂げました。(この動画で、試合後解説のサイモンさんも逆転があるかもと興奮気味なのもそういう理由です。)グランプリファイナル、オリンピック、世界選手権の3タイトル制覇は史上2人目という快挙となる大会でした。


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by cinnamonspice | 2018-04-22 05:41 | まいにちのこと | Comments(2)

王様気分

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少しずつ春めいてきました。
桜がないCAで、春をつかむのは難しいですが、木々からこぼれる日差しや、鳥の声や店先の色とりどりの花々に春を感じます。

去年の秋に購入したソファベッドの背もたれの部分がうまくはまっていなかったので、修理をお願いしていたのですが、やっと連絡が取れて一週間入院して帰ってきました。入院で修理して戻る予定でしたが、結局新品と交換になって帰ってきました。イソップ童話の「金の斧、銀の斧」のようなお話です。中古が新品に、秋の話が春に、どちらもアメリカあるあるです。一週間のソファなしの生活でしたが、帰ってきてみるとソファがあるってすばらしい。ささやかなソファでたちまち王様のような気分です。

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今日の羽生くん (個人が過去の試合を振り返ります。)

2012 GPシリーズフィンランディア杯 「ノートルダム・ド・パリ」



 羽生選手にはいくつもの伝説的な試合があるのですが、この試合もそのひとつとして有名ですね。
 日本からカナダに移った、羽生選手の2012-2013のシーズンは体調不良もあったりとても苦しい年であり、大きなステップを上がったシーズンです。
 特にフリープログラムの「ノートルダム・ド・パリ」は4回転ジャンプを二つ含むさらにプログラムのレベルが上がったこともあり、体が華奢で当時まだ若くスタミナがなかった羽生選手が特に後半苦しそうに滑っている印象があります。この試合のあとの全日本選手権やグランプリファイナルの試合のすばらしい演技もありますが、私個人では、喘息の体調不良などがあるなかで出場したというこのフィンランディア杯の、最後のシーンで倒れこむ姿がとても衝撃的で、このシーズンを象徴する演技のように思えて強く印象に残ります。
 この動画では倒れこむ瞬間のシーンが切れていますが、別の角度で撮ったものをほかの動画で見ると、貧血か酸欠のような状態で一瞬意識を失うように羽生選手の体ががくっと二つ折りになってリンクに前傾姿勢で倒れこむ様子が映っています。そのあと仰向けになって呼吸を整え、体をかえして起き上がる様子は傷ついた野生のヒョウのような美しさがあって強いインパクトがあります。(立ち上がったあともよろめいていますね。)苦しい体調の中(滑っているときはそんなことは感じさせませんが)スピンやジャンプ、振り付けひとつひとつ丁寧に最後まで滑り切る姿は人々をひきつける力があり、最後の倒れるシーンでは言葉にならない衝撃を与えます。別の動画で当時のフィンランド語版の中継でも、中継の人が「羽生選手には人を引き付ける何かがある」と話していましたが、その魅力は国を超えたものなのだと納得しました。そうした演技で、羽生選手はこの大会で優勝を飾ります。この試合は、自分の持っているものをすべてを出す羽生選手のスケートに向かう姿勢を示すものにも思えて、強く印象に残る試合です。
 羽生選手はこのあとの全日本選手権では、ベテランの高橋大輔選手を破り初優勝をした年でもあります。苦しいシーズンでしたが、大きな山を越え羽生選手の世界が大きく変わった年だったのですね。


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by cinnamonspice | 2018-04-15 06:22 | まいにちのこと | Comments(0)

Harry Potter

春休み、私はまだまだ羽生選手の演技を見ている日々ですが、子供達を連れてユニバーサルスタジオハリウッドに行って来ました。
CAに来て13年が過ぎますが今回が初めて。お兄ちゃんは全巻読み終えたハリーポッターのワールドに行くのを楽しみにしていました。
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"Please Respect Spell Limits"のサイン。
ここから魔法が始まります。
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Platform 9 3/4
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噂の高級wand(魔法有りと無しがあるんですね。笑)の魔法有りのを買って子供たちはすっかり魔法使い気分。
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魔法の世界を満喫しました。

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by cinnamonspice | 2018-04-01 02:57 | まいにちのこと | Comments(2)

一歩

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キング牧師の連休は毎年、お正月明けの呼吸を整えるようにのんびりすごします。
自然に出かけたくて、Laguna Beachへピクニックに行きました。

2018年が始まったと思ったら、もう半ばも過ぎました。
みなさん、今年の目標は立てられましたか。
新年が始まって間もなく、南極点無補給単独徒歩を達成した萩田さんのニュースを見て、萩田さんの言葉が強く心に残りました。
小さな一歩を重ねれば、どんな遠くにも行ける。
確かそんな言葉でした。
萩田さんのような大冒険ではないけれど、私たちの日々も同じ。
山のように見える日々のやるべき掃除や家事やイベントも、日々の中の小さな一歩を着実に重ねていけば、必ずたどり着ける。
その一歩を丁寧に。
今年もたくさん笑って一歩一歩歩んでいこうと思います。
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by cinnamonspice | 2018-01-22 07:02 | まいにちのこと | Comments(0)

2018 あけましておめでとうございます

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新年、あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しています。みなさまいかがおすごしですか。
12月は風のように吹き抜けて、クリスマスから年末は、友人たちや家族と楽しい年末年始を迎えました。
健康で、笑って笑って、今年もよい年にしたいと思います。
みなさまにとっても笑顔あふれる一年になりますように。
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大掃除もおせちも無理なく、をテーマに、今年はおせちは黒豆と栗きんとんと、お雑煮の下ごしらえだけしました。
お刺身をふんだんにと言いたいところですが、育ち盛り食べ盛りの子供たちに食べられないように、彼らの好きなかっぱ巻きをたくさん作る作戦で。
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お雑煮は昆布と鰹節と干し椎茸の出汁に鶏肉が我が家の味。
にぎやかにのんびり楽しく、のお正月です。
おせちも食べ尽きて、今日からは通常の朝ごはんです。

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by cinnamonspice | 2018-01-04 02:56 | まいにちのこと | Comments(2)

12月

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今日から12月。
今年がもうあと一か月だなんて、信じられません。
先週末、ぽかぽかと暖かな陽気の中、クリスマスツリーを買いに行きました。
ボーイズはいくつになってもうれしいようです。
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最後の星はやっぱり二人で。
お兄ちゃんはイスに乗らないでも届くようになっていました。
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モミの木のクリスマスの香り。
夢の季節はまだまだ続きます。
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by cinnamonspice | 2017-12-02 13:32 | まいにちのこと | Comments(0)

ターキーとおせち

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今年のサンクスギビングも我が家はターキーではなくだんなさまのビーフシチュー。
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ついつい前菜を食べすぎてデザートにたどり着かないのは、我が家あるあるです。
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サンクスギビングが近づくと、今年はターキーを焼くかどうか、と必ず聞かれます。
「大変なのよね」と言いながら、ターキーを焼く奥さんたちの姿は、おせちを作る日本のお母さんの姿と重なります。伝統にに対する誇りのようなものがあるからかもしれません。私はアメリカに来て10年以上、一度もターキーを焼いたことがなくてそう言うと、かなり驚かれるのもおせちに似ていると思います。ターキーはいつまでたっても私には敷居が高くて、ごちそうになるのが理想なんて、娘ぶいています。
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by cinnamonspice | 2017-11-26 08:56 | まいにちのこと | Comments(0)

Thanksgiving

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Happy Thanksgiving!
楽しい日も、苦しい日もあるけれど、今に感謝して。

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by cinnamonspice | 2017-11-24 16:04 | まいにちのこと | Comments(0)