沁みる味
こういうときの一杯は体にしみます。
「緑茶を淹れるのが上手になったね。」というだんなさまのうれしい言葉。
家族揃って眠り姫のように昏々と眠り続けて目が覚めました。だんなさまと小人たちはまだ夢の中。一人お茶を淹れて今回の旅をぼんやり回想。
日本に帰って美味しかったものはたくさんあるけれど、心にしみるのは幼い頃に食べ親しんだ近所の和菓子屋さんの五目おこわのおむすびや近所のケーキ屋さんのシンプルだけど手作りのあったかい味がするケーキ、そして母の料理。母のかぼちゃの煮物、豚汁(小さい頃は嫌いだったのだけれど、いつの間にか大好きに。)はどうしても真似ができない味。母の味、中でも久しぶりに口にした、幼い頃に時々作ってくれた残りご飯で作るみたらしだんごの味にほろり。幼い頃の味覚。小人たちにとっても今食べているものが、思い出とともに大切な記憶になっていくのかな。
by cinnamonspice
| 2007-11-09 03:18
| おかいもの