北風と太陽
マーケットで見かけたアンティークのボタンをイメージして、アンティークのレースと麻の布で。
私の人生の一冊(というと大げさですが)、いつも心に留めているのが「北風と太陽」のお話。恋愛にも育児にも、人生のいろんな場面に当てはまるようでバランスを失いそうになったとき、きゅっと引き締めてくれる人生のスパイス。小さいころに読んだイソップやグリムやアンデルセンのお話は今でも心に残っていて、ふとした時に思い出されます。「都会のねずみと田舎のねずみ」、「七匹の子ヤギ」、「犬と骨」、「きつねとつる」…そのなかでもこのお話は一番印象的なお話。今は時折小人たちに対して目が三角になっていると、だんなさまがそっと「北風と太陽」とささやきます。この呪文で、そうそう、と我に返って…。我が家では私が北風、だんなさまは太陽。またいい役取られちゃったなぁ。
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秋は足音をたてずにストンとやってきました。
おとといまでギラギラと照りつけていたお日さまは全く別のように優しい顔に。柔らかい朝の空気にBGMにかけていたのはアン・サリーさん「ムーン・ダンス」。とろんとした歌声が溶け込んで響きます。
by cinnamonspice
| 2007-09-08 13:28
| すきなもの