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ビスケットの缶

読書とクリスマスソング

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Starbucksのクリスマスアルバムの曲が流れるなか、小人は街づくり、モカはブランケットにくるまって丸くなってぐうぐう寝息を立てている。
平和なクリスマスシーズンの午後。

読みかけていた夏目漱石の「坊ちゃん」を読み終えた。
正直で正義感が強く、竹を割ったようにまっすぐで、すぐかっと火がついて行動してしまう坊ちゃんは、田舎で英語教師として勤めていた夏目漱石の姿と重なる。
でも、それは私が学生のころに持っていた夏目漱石のイメージとは違っていた。
少しずつこのところ続けて夏目漱石の作品を読むうちに夏目漱石像が見えてきた。
ちょっと神経質で偏屈で、でも、人間味があるすがたはなんだか親近感がわく。

主人公は教師として赴任した田舎でいろんな騒動に巻き込まれながら、最後は島を後にする。
学校を辞め帰ってきた主人公を、東京にいた清さん(坊ちゃんを育てた下女)は涙をぽろぽろこぼして迎える。
「よく早く帰って来てくださった。」
なにがあってもあたたかく迎えてくれる。胸がいっぱいになった。
私も清さんのようなおばあさんになりたい。
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Lego, Mine Craft, シムシティ、小人は小さいころから街づくりが好きでいろいろなもので町を作っている。
今は紙で作る街づくりに夢中。

by cinnamonspice | 2015-12-06 05:49 |