楽しいをみつける
でも、たまごが好きな王さまではなくて、
豆餅あんぱんが大好きなお母さんのお話ではごろが悪いですね。
“どこかにいるかもしれないし、いないかもしれない、王さまの話です。”
“べんきょうが大きらいで、あそびが大すきな、王さまの話です。”
“たまごのすきな王さまの話をつづけましょう。”
こんな書き出しで始まる、ぼくは王さまシリーズのお話が弟小人が今夢中になっている本です。
こんな楽しい書き出しに、私も子供のころ、夢中になって読みました。
たまごとチョコレートが大好きで、注射がきらいで、わがままでいばりやで、ほしがりやでわすれんぼう。
どこかの誰かに似てませんか。
弟小人は自分と重ねるのか、そんな王さまの話が大好きです。
王さまがわがままを言えば笑い、王さまが失敗すれば笑い、大臣を困らせれば笑い、やりたい放題の王さまに声を上げて笑うほど。
おやすみの本も、ほかの本だと2行で眠ってしまうのに、王さまの話だと眠りません。
もっともっと、とせがむほど。
子供は素直、おもしろくないお話にはそっぽを向くし、弟小人の場合は眠ってしまう。
そういえば、以前にお友達から言われた言葉を思い出しました。
王さまと同じく学校の勉強も好きじゃない弟小人のことを話したら、
「それっておもしろくないからじゃない?」
と言われたのでした。
本も勉強も、おもしろい、に出会うことが大きな鍵なのですね。
by cinnamonspice
| 2015-04-19 10:45
| 本