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ビスケットの缶

読書のスイッチ

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お友達に教えてもらったCarmela Ice Cream。
中でも、大好きなのはLavender Honeyと、Earl Grey Teaのフレイバー。
どちらかひとつではなくて、このセットが特においしく感じます。
最近では、ラベンダーの香りをかぐと、おいしそうと思うほど、一度食べると忘れられない味。
今週のお友達のおうちでのランチのデザートに持っていく予定。

本を読んでいると、小人がやってきて、
「何を読んでいるの?」
と、尋ねた。本をあまり読まない小人が本に興味を持ってくれた。しめた、と思った。先日読んだトルーマン・カポーティの短編集から何編か、村上春樹が訳をしたものが日本から届いたので、それをあらためて日本語で読みなおしていた。そのときは、小人と同じくらいの年の少年が主人公の「感謝祭の客」という話について簡単にあらすじを話して聞かせた。
「今日の夜は、ママの読んでいる本から、お話を読もうか。」
小人たちに聞かせるのにちょうど、いいお話があった。甘すぎてもいけないし、悲しすぎてもいけない。「クリスマスの思い出」というお話を読んだ。主人公の7歳の少年(おそらくカポーティの少年時代に重なる)とスックという年の離れた60歳くらいのおばあさんとの甘いクリスマスの思い出のお話だ。二人の交流がランプの明かり越しに見る景色のようにとてもあたたかくそしてまぶしく、そのまぶしさに胸がぐっと掴まれるすてきなお話だ。小人たちも真剣に耳を傾けてくれた。とくにリスのフライのご馳走のくだりには、小人たちも興味津々だった。自分たちで切り出してきたもみの木に飾りつけをするシーン、クリスマスの朝、家族を起こすのにスックがわざとやかんを落としたり(!)、少年がみんなの部屋の前でタップダンスをするシーンにも目をきらきらさせていた。子供向けの本だけが子供の本じゃないのかもしれない。何が小人たちの読書のスイッチを入れてくれるか、わからないのだから。
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個人的には「あるクリスマス」というお話がとても好きです。
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お店のマークもかわいいのです。

by cinnamonspice | 2014-09-23 14:55 |