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ビスケットの缶

Capote

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図書館から借りたTruman Capoteの短編集を読んでいる。
表紙の鋭い光のある視線をなげかける青年がカポーティその人自身と知った。
学生のときに、授業で名前は何度も耳にしていたが、実際に本を手に取ったことがなかった。映画『ティファニーで朝食を』のイメージが強かったからだ。あらためて、カポーティの本を手に取るきっかけになったのは、その作品のタイトルだ。今読んだものも、
『Shut a Final Door』
『The Walls are Cold』
音の響きも歯切れがよく、どれも詩的でかっこいい。
最初の作品「Miriam」のラストは煙のように漂う「死」の余韻を感じた。
19歳のときに書いたと知り驚いた。
by cinnamonspice | 2014-07-11 02:20 |