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ビスケットの缶

子供の星とお母さん星

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お友達からいただいた日本のお土産のnumber sugarのキャラメル。
番号ごとに味が違うのです。
添えられていた小さなカードにフレイバーの説明が書かれていました。
秘密の暗号を解くカードみたいで、こういうのってわくわくしますね。

「ママのスリッパ、小さいね。」
小人が私のスリッパに足を入れながら言いました。見れば、小人の足もずいぶん大きくなっていて、少しずつ私に追いつきつつあります。
「ママ、それ違うよ。」
英語の本のreadingの宿題をしていた弟小人の単語を注意したら、逆に注意されてしまいました。(私の読み間違えでした。目も悪くなりつつあります。)
注意していたはずが注意されるようになり、教えていたはずが教えられないことが増えていって、私の手が必要なくなっていく。必要とされるパーセンテージは日増しに減っていっていることを感じました。永遠のように感じていた私が必要とされた時代はほんの10年もなくて、気がつけば10年は、あっという間にすぎていました。水泳も、コンピューターの操作も、道路の道の名前も、もう小人たちのほうが私を追い越して、輝きを増していく小人たちの若い星に、お母さん星はただ見守るばかりです。

「助走をつけてあげるんだよ。」
だんなさまの言葉を思い出しました。
by cinnamonspice | 2014-05-09 06:50 | 今日のおやつ