住む世界
あさりのお味噌汁を作ろうと、砂抜きをしていたあさりを出したら、あさりたちがにゅっと顔を覗かせていました。伸びでもするように、のんびりくつろいでいる様子がかわいらしくて、小人たちを呼びました。お鍋とあさりを見比べて小人が、
「ママ、これ死んじゃうの?(食べちゃうの?)お願いだから、僕にひとつだけ残してくれない?」
「僕、金魚さんのところで飼いたいから。」
小人くん、残念なんだけど、金魚さんとあさりさんは、真水と塩水、住む世界が違うんだよ。そう教えると、小人は目を丸くしていました。
私たちは命をもらっているんだよ。
あさりや動物だけでなく、野菜などの植物も、みんな命をもらって食べているということ。
だから残したら申し訳ないよね。
小人はあさりのお味噌汁を汁までしっかり飲んでいました。
by cinnamonspice
| 2011-12-21 12:12
| 今日のおやつ