ビスケットの缶

小包

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父と電話で話していました。
「大丈夫だ。」と繰り返す父。
親はいつだって、子供の「大丈夫?」の問いに心配をかけまいとそう答えるものなのかしれません。
電話の途中、うちの玄関のチャイムが鳴って、震災が起こる前に両親が送ってくれた小包が届きました。
玄関を開けると小包がぽつんとおいてありました。まるで父が今そこに持ってきてくれたかのように。
箱の中には鳩サブレが入っていました。窓の外の鳩と重なるようでした。

時折、小石が降ってきたのではないかと思うような叩きつけるような強い雨が降っています。轟音を立てながら。リビングの前の親鳥と卵のことがとても心配です。
雨を防ぐにはあまりにたよりない枝葉。このところまた気温が下がり、冷たい冬の続きの雨。窓からのぞくと、親鳥は雨の勢いにびっくりした様子で目をぱちくりさせながら、それでも、おきな雨粒を背中に乗せてじいっと卵を温めています。
「傘あげたら?」
という小人。
「僕の傘あげるよ。」
という弟小人。
そうだね。そっと傘を差し伸べてあげたいね。
そんな小人たちに、「だけど、人の手は出してはいけないよ」とやさしく言うだんなさま。
自然のルール。
卵を温めながら、親鳥はどんなことを考えているのかな。
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by cinnamonspice | 2011-03-21 02:11 | いろいろ | Comments(4)
Commented by miholife at 2011-03-21 16:53
*cinnamonさん、こんにちは^^*
ご両親から届いた鳩サブレと大きな木の親鳥と小さな命。
鳩は平和のシンボル。だからきっと平和な日々が来ますよ~って日本を思って心を痛めているcinnamonさんへのメッセージが届いたのではないでしょうか。
ベランダの外の小さな命が無事に誕生しますように・・・。
電話で「大丈夫」と繰り返すお父様と雨の中必死で卵を守る親鳥から大きな愛を感じて心が温かくなりました。
そして、小人くんと弟小人くんの優しさにニッコリです^^。
地震から10日、悲しいニュースもまだまだあるけれど、明るいニュースも聞かれるようになって来ました。
もっともっと明るいニュースが増えると良いな。
↓の「光」の記事を読んでわたしも光が差し込むのを感じました。
ありがとう✿
Commented at 2011-03-22 06:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinnamonspice at 2011-03-23 06:34
+miholifeさん+
みほさん、こんにちは。
みほさんのご家族、親戚やお友達の方はご無事でしたか。
震災から一週間、明るいニュースが増えているのはうれしいですね。支援でも、個人で企業で、団体で、日本中から降り注ぐあったかい気持ちに、これまで平和に暮らしていた日々では埋没していた一人一人の心の美しい部分を見るようで、日本って本当にすてきな国だなぁとうれしくなります。今、日本を包み込むあたたかい気持ちが光を帯びて見えるようで胸が熱くなりますね。
 おとといの嵐で、道端や公園、住宅のいくつもの大きな木がなぎ倒されていました。そんな強い風と冷たい雨の中でも、卵を守り続ける親鳥に勇気と愛をもらいました。そんな親鳥や被災地でがんばっている方たちを見て、「がんばろう」、と自分自身に言い聞かせています。
Commented by cinnamonspice at 2011-03-23 06:42
+鍵コメントさま+
こんにちは。
コメントありがとう。
家の目の前の木に作られた鳩の巣。たくさんの命が奪われた今、生まれようとする命。なんだか何かを示されているような気持ちにもなります。小さなものを思う気持ち。アレルギーもあって家の中で動物を飼うことができない小人には、とても大切な勉強をさせてもらっています。
嵐のなか懸命に卵を守る親鳥の姿は小人たちの心に目に見えない大きなものをプレゼントしてくれました。救出されたお孫さんとおばあちゃんのニュース。被災地に向けて今、日本中に「思いやりの気持ち」の光の輪が広がっているのを感じて胸が熱くなりますね。
 懐かしいエピソード、ありがとう。ふふふ。本当、そんなこともあったね。時々、だんなさまと思い出します。