ビスケットの缶

嵐の夜の空想

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時々食べたくなるココアクッキー。コーヒーとひと息。

風の強い一日でした。
家路を急ぐ鳥たち。車を運転していてもハンドルをとられ、ふらふらと頼りのなく感じられました。風は夜になってますます強くなり、木々は大きくうねり、ちょっとの風ではびくともしない背の高い松の木が大きな体を揺らしていました。そこここから木の葉のすれる音がさぁー、さぁーっと雨音のように聞こえました。空をかける雲、時折その雲間から覗く月明かりは怪しく、何か不吉なことが起こりそうな気配さえする夜でした。こんな日はみんな家に帰ってすごしているのか、通りは人も車もなく、風の音だけが不気味に響いていました。私が木の葉になって外に出たら、一瞬でびゅうと飛ばされてどこか遠い国へ連れて行ってくれるかな。目に見えない風の力を、守られた「家」という要塞からしばらく見ていました。
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by cinnamonspice | 2011-03-09 06:37 | 今日のおやつ