ビスケットの缶

mini tote

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marimekkoの布でミニトートバッグを縫いました。
お財布と少しのものだけ入るようなサイズだけど、マチがあるので、見かけによらず頼れるバッグです。
 
独身のころは、小さなバッグが好きで周りの人から「何もはいらなそうね。」と、からかわれるようなバッグばかり持っていました。そんな小さなバッグ好きは今でもかわらないけれど、子どもが一人、二人と増え、何かのときのため、もしものときに備えて、と、バッグはどんどん膨らんでいきました。気がつけば、子どもたちは赤ちゃんではなくなったというのに、つい心配であれもこれもと詰めていました。改めてバッグを開けてひとつひとつ取り出してみると、実際毎日使っているのは一握りで、それ以外はどっしり重いお守りのような存在になっていたことに気がつきました。バッグの中身は心と同じなのかもしれません。荷物が全部入らないかも、と不安になってバッグを大きくすればするほど荷物は増えていくばかり…心の中の不安と同じように。思い切って出来上がったばかりの小さなバッグを持って出かけたら、不思議と心も足取りも軽くなったような気がします。

 (車社会ということもあるけれど、)アメリカに来て、街の中でも身軽な人をよくみかけます。クラッチバッグのような小さなお財布だけを持って歩く若い女の子、ハンチングを被ってさっそうとコーヒーを片手に歩く男性、帽子とステッキだけを持ってお散歩するおじいさん、そうした何にも捕われていないような身軽さをまとっている人に出会うとまぶしく感じます。知らず知らずと年を重ねるうち、いろんなよろいを身につけているのかもしれません。大切なものは胸(心)に、あとは少しのお金と鍵とキャンディーだけポッケに入れて、出かけるようなおばあちゃんになりたいな。
  
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by cinnamonspice | 2011-01-07 06:46 | ひとつだけのもの