気配
少し前のこと。夜、洗濯物を取り込もうとベランダに出ると、目の前の大きな木の枝からカサ、コソ、と何かが慌てて逃げる足音がしました。空には、ねずみ色の雨雲の後ろから月が照らしていました。見えない動物、見えない月、その気配を感じて、心の目には慌てて木を駆け下りるリスと、月の白い清い姿が見えるようでした。秋の夜長、そんな「気配」が心をじんわり暖めてくれます。
by cinnamonspice
| 2010-10-08 12:34
| たべもの
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