ビスケットの缶

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岩と山と海と

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黒豆パンを焼きました。
しみじみとおいしい。

親になるということは、強くなることだと思っていた。
岩のように、山のように、海のようにゆるがなく、動かないものに。
だけど、実際は違う。
子供を持って怖いものが増えた。
以前にも書いたことがあるけれど、私は大好きだった飛行機も嫌いになった。
自分の足が届かないところに子供といるというのは恐怖だ。
何かあったときのことを考えてしまう。
私たちは怖がりになっていく。
子供のためには、昼間は太陽に夜には月となって照らし続けながらも、守るものがあるということは弱くなることかもしれないと思う。

一週間前、家の近くで銀行強盗があった。
こんな平和な小さな町で、そんなことが起こるなんて思っても見なかった。
銀行強盗なんて、テレビのニュースの中の出来事かと思っていた。
4人の犯人のうち二人がまだつかまっていないのだという。
その日は子供たちの学校はLockdownになった。
外で遊ぶことや体育の授業は無しになって、みんな教室内にいるようにとのことだった。
学校からの指示がない限り、親も子供を迎えにいくこともできない。
結局、逃亡した二人の犯人は捕まらなかった。
今日は家の上をヘリコプターが旋回していた。
ヘリコプターから何かアナウンスしていた。
でも、パラパラバラバラというヘリコプターのエンジン音でよく聞こえない。
住人たちは家に施錠して窓から離れなさいという指示が出ているという。
もしかしたら、銀行強盗がまだどこかに身を潜めていたのかもしれない、それとも違う何か別の犯罪者が逃げていたのかもしれない。
子供たちのことを考えた。

犯罪、偏見、貧困、戦争、差別、いじめ、さまざまな問題が世界を取り巻いている。
子供たちをどう守るか考える。
万が一、子供が傷つけられるようなことがあったら、津波にも竜巻にも山火事になって野を焼き尽くす。
親とはそういうもの。

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by cinnamonspice | 2016-01-30 17:04 | Comments(2)

モカの成長

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モカが来て二ヶ月がたちました。
最近伏せができるようになって、お座り、お手、伏せの犬の3点セットをマスターしました。
これでいつでもお嫁に出せます。
トイレはたまに失敗があるけれど、やっとできるようになりました。
猫のように後ろにいても存在に気づかないので、事故防止?に最近首輪に鈴をつけました。
眠くなると、ソファーの上のブランケット(いつの間にか占領している)にもぐって頭からすっぽりかぶって眠ります。
時々、知らないで座るお兄ちゃんのお尻が乗ってくることも(笑)
鼻が悪いのか、眠るとぐー、ぐーと鼻を鳴らしてよく寝るので私からぐーちゃんと呼ばれることも。
朝は寝起きの悪い小さいお兄ちゃんを起こす仕事を任されています。
今までトイレマットを交換しなかった小さいお兄ちゃんも交換してくれるように。
小さいお兄ちゃんは初めて妹を持って、少しお兄さんらしくなってきました。
お友達の小さな妹や弟が一緒に来たときも、小さな子の面倒を見るのが大好きな小人に対して、弟小人は今までは自分が遊ぶことに精一杯で小さい子に気をかけたりすることがなかったのに、最近はいろいろ声をかけて、面倒を見るようになりました。
モカとともに、私たちも成長しています。


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by cinnamonspice | 2016-01-29 06:26 | Comments(0)

ゲームとの付き合い方

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 普段、家では週末限定でビデオゲームをさせていますが、(いろいろな経緯でこんな風に落ち着きました。)今回の旅のように車でのロングドライブのときは、携帯ゲーム類は持たせないようにしています。というのは、だんなさまも私も、途中の景色も含めて旅だと思っているからです。(車の中で下を向いて本を読んでいるだけでも車酔いしますしね。)子供たちは旅行のたびに持って行きたがりますが、説明するとわかってくれます。
 実際、車に乗っていると、牛や馬や羊や空の雲や木や看板までさまざまな発見があるし、しりとりや自分たちで考えたゲームをしたり、最近はお兄ちゃんがBobの話を作って弟に話してくれたりするので話題も尽きることなく、旅行に携帯ゲームは必要ないのだなぁと思います。
 今回の8時間のドライブでも、お兄ちゃんが弟にせがまれてBobのスパイの話やBobが洞窟に行く話など声がかれるほど話して笑って、疲れたら眠って、楽しい旅でした。
 私自身は不器用なこともあって、ファミコンが一世を風靡した子供のころ、友達の家でスーパーマリオブラザーズをやらせてもらっても最初のクリボーで死ぬようなレベルだったので、ファミコンも家になくやらなかったのですが、子供たちを見ていると、今はゲームの付き合い方(特に男の子の場合は)が難しく感じます。3年前の夏休みに、子供たちと一緒に何十年ぶりかにスーパーマリオブラザーズをやって、みんなでピーチ姫を助けるところまでやって、少しだけゲームの楽しさがわかりました。男の子のお母さんにならなかったらきっと一生その楽しさを理解できなかったと思います。全部ダメでもなく、全部OKでもなく、ゲームとうまくつきあっていけたらいいなと思っています。

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by cinnamonspice | 2016-01-24 15:43 | Comments(6)

旅の終わり

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 ミッション巡りは寺巡りに似ていて、一歩その世界に足を踏み入れてみるとどっぷりとその魅力に捕まえられる。そういう埃かぶった、時代に取り残されたような場所に行くとときめくのは、200年前のそこに生きていた人々の息づかいや気配をすぐ近くに感じることができるからかもしれない。はるばるヨーロッパから来たスペイン人たち、元々その土地で暮らしてたインディアンたち。
 ミッションでインディアンの人々はキリスト教を通じて、聖歌から文字を学んだり、レンガやタイルを使った建築技術を学んだり、中庭に果樹園を作って農業を学んだりしていったのだという。そこにはスペインのキリスト教を広めるという目的のもと、領土を広げるという国としての思惑や、宗教を隠れ蓑にミッションの人々をインディアンから守りながら開拓していこうという戦略や、水や物資や労働力をわけてもらう代わりに西洋文化を伝えるという、偉い人たちのさまざまな思惑があったものの、ミッションの人々もインディアンたちも、当時そこで暮らした人々はただただ真面目に毎日と向き合っていたのだろう。

 ミッションがもたらした華やかな成果の影で、スペイン人がもたらした西洋文化とともに失われたインディアンの文化や疫病で失われたたくさんのインディアンの命のことを思うと、やるせない気持ちになる。

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 Mission San Juan Bautistaの墓地に最後の純血のMatsun Indianの部族の女性が眠っているという。そこで途絶えてしまったものがあるという事実を知ると、悲しい気持ちになる。でも、たとえスペイン人たちが来なくとも、きっといずれ失われたものなのだろう。歴史を学ぶということは、そういう失われたものに光をあてるものなのかもしれない。
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 ギフトショップにいたここの看板猫⁉︎のSula。ここのミッションの教会のドアには猫用の穴があって、当時ペストなどをもたらす害獣だったネズミを退治してもらっていたのだという。もしかしたら、そんな祖先を持つ由緒ある猫ちゃんなのかもしれない。


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by cinnamonspice | 2016-01-24 04:22 | Comments(0)

チョッピーノを食べに

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ミッションのアンティークの世界の後は、近代的な景色へ。
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ちょっと寂しい船着場の先にお目当のお店があります。
お腹が空いたので、この辺りで有名なチョッピーノを食べに来ました。
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Bobby Frayとも対戦したとかですごい行列のできる人気のお店でした。
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山盛りのカラマリをつまみながら(ロングドライブが待っているので)ビールを飲みたいのをぐっと我慢。
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チョッピーノはガーリックブレッドといただきます。
ごろごろシーフードが入っていてしばし無言で頬張ります。
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この方はいい匂いも我慢。
諦めてテーブルの下で寝ていました。
みんなお腹がいっぱいになったら裏のビーチへ。
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黄昏る11歳。(なんて、傘で穴を開けて遊んだ後で実は中身は幼い。)
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初めての砂浜に興奮気味のモカ。
さて、そろそろ旅もおしまいです。




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by cinnamonspice | 2016-01-22 13:01 | Comments(2)

weekend trip 4

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カリフォルニアミッションのある町には古くて味わいのある建物がたくさん残っています。
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Mission San Juan Bautistaの隣にも古いホテルや納屋、ホールがmuseumとして残されていました。
入場料を払って中を見ることができます。
古い建物を見るとわくわく胸が躍って、こういう町並みを見ているだけで一日すごせそうです。
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古いホテルの部屋は思ったよりも小さいけれど、乙女度が高くて心地よさそうでした。
こんな部屋に住みたいなぁ。
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カジノの部屋は映画のセットのように雰囲気あってすてきでした。

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by cinnamonspice | 2016-01-20 13:50 | Comments(2)

weekend trip 3

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旅の目的はMission San Juan Bautistaをたずねることでした。
三つのベルがかわいらしい。
こじんまりとした、つつましいたたずまい。
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スペインとインディアンの文化が融合した美しい聖堂。
アメリカには歴史がないといわれるけれど、こうして訪ねてみると、しっかりとこの地を生きてきた人々の足跡を感じることができます。
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ミュージアムの調度品の展示はアンティーク好きには時間を忘れるほど楽しい。
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質素だけど美しい食卓。
美しさとは華美なものにあるのではないということ。
そういうものを見習いたい。
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by cinnamonspice | 2016-01-19 12:01 | Comments(2)

weekend trip 2

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景観のいい海岸線を走っていくと、突然シマウマを発見。
なぜ、こんな海岸線にシマウマが?という疑問は、近くのHearst Castleを通りかかって解けました。
昔、New York Journalなどを作ったWilliam Randolph Hearstという人が個人で所有していた建物を州が譲り受けた際、牧場にいたシマウマなどが生き延びて今に至ったものだそうです。
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車を走らせてBig Surのあたりに近づくと、緑が多くなっていきます。
右手に山、左手に海、を見ながら走る道は晴れていたらもっと気持ちがよさそうです。
トレイルもいくつもあって、天気がよかったら歩きたかった。
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こんな橋も通ったけれど、改めて写真で見ると高所恐怖症なのでとても怖い。
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霧が立ち込める景色は冬らしくてとてもすてきでした。
車で6時間ほど走らせてきた甲斐あって、同じカリフォルニアとは思えないほど別世界のようなしっとり潤った景色が新鮮でした。

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by cinnamonspice | 2016-01-19 10:11 | Comments(0)

weekend trip 1

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印象画の絵のような、きらきら光る水面、筆でなぞったような雲、終わりのないような平和な景色。

Martin Luther King Jr.の祝日の週末、弟小人の社会科のレポートでモントレーへ出かけました。
LAからは車で8時間かかるドライブ、その途中のどかな田舎道で、ジェームスディーンが車の事故で亡くなった場所を偶然通りかかって知りました。(写真がなくてすみません。)
彼が事故前に最後に寄ったというガソリンスタンドには、ポスターやちなんだ品々が飾られていて、ファンが訪れるようでした。
ジェームスディーンというえば「エデンの東」しか見たことがないのですが、学生のころに見ましたが、やはりかっこよかった記憶があります。
顔立ちもそうですが、しぐさひとつひとつがかっこいい。スターというのはそういうものなのでしょうね。
そんな彼が前途有望な24歳の若さでこんな寂しい田舎道で亡くなったと思うととてもやるせない気持ちになりました。
そこからさらに、くねくねの田舎の山道を走らせること1時間半、せっかくならきれいな景色でランチをと、LAから5時間ほど車で来たMorro Bayで休憩しました。
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Morro Bayのこの景色はどこか江ノ島に似ているようにも思いました。

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今回の旅はモカも一緒です。
モカにとっては初めてのロングドライブになりました。

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空を見上げると、偶然丸い虹、ハロ(日暈)がありました。
人生二度目のハロ、何度見ても不思議でわくわくします。

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by cinnamonspice | 2016-01-19 07:09 | Comments(0)

風を通す

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ハリネズミの灰皿は眺めているだけでかわいい。

雨漏り問題もなんとか収束しました。
天井と床を修理してもらって、じゅうたんも新しくなりました。
新年早々の雨漏りに気持ちが落ち込んだりもしましたが、でもそのおかげで、去年の年末キッチンしかできていなかった大掃除をすることができました。
この数年、手付かずだったクローゼットの中身もすべて出して(強制的に。汗)、無駄なものを処分しました。
一度すべて中身を取り出して再び戻してみると、必要なもの、必要な余白、それぞれが見えてきました。
同時に少し前に再び整理した小人たちの英語の絵本と日本語絵本も整理して学校のLibraryに寄付しました。
司書の方がとても喜んでくださって、ハグまでしてもらって思い出の詰まった絵本を手放すさみしさも喜びに変わりました。
隅々までものを動かして整理整頓して、家の中にもやもやしていた邪気も追い払えたような気がします。
家の風が入らないところにも風を通すと気持ちがいいものですね。
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お母さんハリネズミから末っ子のハリネズミまで。
ばらばらにするとこういう感じになります。


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by cinnamonspice | 2016-01-16 06:30 | Comments(2)