ビスケットの缶

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Joshua Tree Wildlife編

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 Joshua Treeで去年の5月にキャンプしたときと異なり、春だった今回は、サボテンやYukkaなどさまざまな花が咲いていました。地面に張り付くように咲く、背の高さが3センチにも満たない黄色の花は、じゅうたんのように一面に咲いていて、その可憐でいじらしい姿の花を踏まないように歩くのは大変でした。過酷な夏に比べて、春は生命や喜びに満ちていて、季節が違うとまた違う表情を見ることができて楽しく感じました。サボテン、トカゲ、ハチドリ、Joshua Tree(Joshua Treeは自分の枯れ葉が幹に覆うことで日影を作り身を守るのだとか。)…夏は40度近くまで上がり、冬には雪が降ることもある、過酷なMojave砂漠の気候を生き抜く生き物たちに敬意を覚えます。

+ 国立公園の名前にもついているJoshua Treeは写真右一番下の植物。
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by cinnamonspice | 2014-03-31 14:04 | キャンプ

Joshua Tree キャンプ 1

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Joshua Tree National Parkへキャンプに行きました。
学校や現実から解放されて、大人も子供も自然の中に、解き放たれました。
日が暮れると、夜の闇に、テントがランタンのように点りました。

 日が沈むとぐんと気温が下がる砂漠の気候に、お日様の存在の大きさを感じました。とっぷりと闇が地上を包み込むと、焚き火を囲みながら、みんなで星空を旅しました。星座に疎い私たちも、オリオン座や北斗七星、そしてカシオペア座を見つけました。月や星座に興味を持ち始めた小人は持ってきた天体望遠鏡で、弟小人と岩の上に寝そべって、天体観測していました。
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 夜が更けるにつれ夜空がたくさんの星で埋め尽くされると、星座探しをあきらめ、誰ともなく流れ星を探しはじめました。前回、セコイヤで見た私にとって初めての流れ星は、自然からの贈り物のように、偶然小人とだんなさまと私の3人が一緒に見ることができました。 見ることができなかった弟小人は、空を指さしては、
「緑色の流れ星!」
「ゆっくりの流れ星だよ!」
「ほら、見えた、あ、消えた、」
など言っていたものの(すべて飛行機)、今回も流れ星が流れる前に、おやすみのお誘いが来てしまい、流れ星はもう少しおあずけとなりました。
 「Joshua Treeでは流れ星がたくさん見られる、」と話していた友人の言葉のとおり、今回、私は二つ流れ星を見ました。けれど流れ星は一人で見るより二人や三人で見るほうが断然うれしいことを知りました。今回も欲張りばあさんのようにいまかいまかと願いごとを並べて待っていた私は、結局願い事を唱えることはできませんでした。一瞬、「流れ星が流れる間に願いを言うと適う」という昔の人の言葉をうらみたくなったとき、だからこそ、ロマンチックなのだということも。願い事をいえなくても、流れ星の光は心の中にも流れていきました。音もなく宝石がこぼれ落ちていくように流れる星は美しくて、その光の音が聞こえるようでした。
 弟小人が眠り、小人が眠り、だんなさまと二人になって、燃えさしの焚き火の音を聞きながら、時間とともに移動していく星と、ゆっくりと夜が更けていきました。
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+ Indian Cove 37
 
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by cinnamonspice | 2014-03-31 09:57 | キャンプ

ハンバーグ

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 週末はだんなさま特製のハンバーグでした。前日までおかゆをいただいていた小人と私は、山のようにそびえるハンバーグを前に食べられるかなと不安になったのもつかの間、あっけなくぺろり、と食べました。山のようなハンバーグは、食べるとすぐにエネルギーに代わって行くような感覚がして、食べ物ってすごいなと思いました。
 昨年の夏、日本へ帰ったとき、だんなさまのお父さんがハンバーグを作ってくれました。今まで食べた中で一番大きなハンバーグで、あまりの大きさに食べきれるかなと不安になったけれど、切ると肉汁がじわーっとあふれて、あまりのおいしさにあっという間におなかにおさまっていました。人生で一番大きなハンバーグは、人生で一番のおいしいハンバーグでした。それ以来、何度もだんなさまと話していたら、ある日だんなさまが思い立ってハンバーグを作ってくれました。お父さんのハンバーグを思い出すような大きくてジューシーで、日本のあの夜を思い出しました。
 「またハンバーグ作ろうか。」
そう言って、再び作ってくれたハンバーグ。 「おいしい、おいしい、」とほおばる私たちをうれしそうに見つめるだんなさまは、
「親父においついたかな。」
とうれしそうでした。一歩、一歩、親に近づいて行くうれしいようなさみしいような、親と子について考えた夜でした。
 
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by cinnamonspice | 2014-03-28 04:09 | たべもの

びっくり星

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風邪の波も穏やかになったころ、小人たちの春休みがはじまりました。
粘土を焼いて、サボテンのおうちを作りました。

 朝ごはんを食べながら、だんなさまとぎっくり腰のことを話していたときでした。
「ママ、『びっくり星』って何?」
隣でもぐもぐ食べていた弟小人が、ふいに聞きました。だんなさまと一瞬顔を見合わせて、ぎっくり腰のことを言っているのだとわかりました。そのあと、だんなさまが何度もゆっくり発音して教えても、『びっくり星』やら、『びっくり帽子』、いろんなものが出てきました。耳慣れない『ぎっくり』って音が、弟小人にはしっくりこなかったのかな。

「僕のママは、びっくり星になったんだよ。」
なんて言う会話、ママは好きですけれどね。



 
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by cinnamonspice | 2014-03-23 15:59 | ひとつだけのもの

月に会いたい

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光あふれる春、ガラスが美しい季節。

僕月に会いたいな。

弟小人が口にした言葉。
月に会いたい、なんかいいね。
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by cinnamonspice | 2014-03-23 04:04 | すきなもの

ナイショの味

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 体調を崩していた週末、週末の食料品の買い物は、我が家の男性たちにお願いして、私は家で留守番でした。弟小人は帰ってくると、家のドアを開ける前の扉の向こうから、
「ママ、ただいまー。今日ね、僕ね、学校でね…」
と興奮気味に話しながら入ってきて、それからずっと、ひとしきり話し続けていました。いつになくしゃべり続けるおしゃべりな小鳥の合間を縫って、だんなさまと、みんなで、チャイを飲もうと話していると、弟小人がふいに、
「ダディ、ママにナイショを食べた話していい?」
と言った一言で、『ナイショ』の存在がバレてしまいました。慌てるだんなさまの顔を見て、口を手で抑える弟小人。私が弟小人に追及すると、もじもじしながら『ナイショ』はシェイブアイスだったと教えてくれました。だんなさまは、ママは一度も行ったことのないおいしいシェイブアイス屋さんに、時々、ママがこうして具合が悪くてお買い物に行けないときに限って、提案して男子だけで食べてくるのです。ちなみに『ナイショ』の味はおいしかったそうです。
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by cinnamonspice | 2014-03-20 20:41 | こども

前へ

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Mission San Luis Reyに展示されていた古い本。

 おかげさまで元気になりました。小人たちのレポートも終わり、今日はその発表を兼ねた学校のOpen Houseへ行ってきました。さまざまなアイディアがちりばめられたそれぞれのMissionのジオラマ、それぞれのDinosaursのジオラマを見せていただいて、たくさん勉強になりました。2年生のDinosaursはどれもアート作品のようで、迫力があったり、かわいらしかったり、すばらしかったです。
 さて、小人たちもいよいよ春休みへ向かいます。

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by cinnamonspice | 2014-03-20 16:42 | こども

a piece of paper

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熱が出る前に初めて作ったebisu roll。
元気なときに小人たちとチャイと一緒におやつにしました。

 寝込んで4日目になりました。昨日で熱が下がってほっとしたのもつかの間、激しい頭痛と吐き気が波のようにあって、ひどいときはベッドに戻って嵐が過ぎるのをじっと体を丸めて待ってすごしています。昨日も、私が嵐が去ったのを待ってそろそろと起き上がると、私のコンピューターのキーボードの上に、いつの間にか小さな紙切れが乗っているのに気がつきました。見ると「〒 ママのポストをみてください」の文字。そばにあったポストを見るとくまもんの絵(小人のお気に入り)とともに「ママへ ママ、早くかぜをがんばってなおしてね! 小人より」と書かれていました。小人も時期同じにして同じ風邪を引いていたのですが、彼は熱が下がったら弟小人と一緒に子犬のように転げまわっていたのでした。同じ病気の戦友に励まされてうれしい反面、私が寝込んでいる合間、「鬼のいぬ間の…」のように、大騒ぎをしていたのをまずはやめてもらえたらうれしいのだけど、なんてかわいくない言葉をママは胸にしまいました。
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 今日は、用事があって息抜きをかねてお買い物に出かけました。久しぶりの外の空気に、昨日小人が私のランドリーに付き合って少しだけ外に出たとき、目を閉じて両手を広げて空を仰いでおひさまの光を胸いっぱいに吸い込んでいたことを思い出しました。鳥が楽しそうに鳴いて、青空が広がって、生命力のある春の空気に満ちていました。
 すがすがしい気持ちで出かけて、近くのモールへ日用品の買い物に行っただけなのに、人ごみのせいか、30分もしないうち、めまいと頭痛と吐き気がしてきてなぜか涙目になって慌てて帰ってきました。回復までもう少し、時間がかかりそうです。
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by cinnamonspice | 2014-03-19 06:55 | こども

お休み

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 日本画をベースにした絵を描くアーティストのお友達のおうちにお邪魔してきました。開け放たれた窓からのぞいた、陽が降り注ぐアトリエの床に置かれた、描きかけのさまざまな色の日本画の絵の具(粉のようなもの)を乗せた小皿(パレットと呼ぶのかな)がぽつ、ぽつと置かれた様子が美しくて、それ自体も絵のように印象的でした。たくさんお話して、すてきな絵を見せてもらって、心地よい山荘のようなおうちでのんびりと一日すごさせてもらいました。
 その後、私が指を切って、翌日から久しぶりに38度を越す高熱を出して寝込んでいます。小人も一緒に。週末のお友達のお誕生日パーティも、週末取り掛かる予定だったCalifornia Missionのレポートも全部キャンセル。今日は学校もお休みして病人二人家で留守番です。California Missionのレポートの発表が明日ですが、果たしてできるかどうか…その翌日は学校のOpen House、なぜか毎年、この時期に小人は必ず風邪を引いているように思います。春休みも目前に迫って、学校のイベントや勉強も佳境です。
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by cinnamonspice | 2014-03-18 02:06 | 今日のおやつ

海と太陽

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 私の周りに、本当の「お母さん」という人を二人知っています。その人たちは、いつもにこにこ子供のすべてをふんわり包み込んで、あるがままを受け入れるそういう人です。その人たちと会うたびに、この人は生れながらにお母さんなのだと思います。その人たちは、日常生活ではおっとりしていて、ご本人によると、片付けが苦手だったり、車のドアを開けっ放しで何時間もすごして知らない人から教えてもらったり、そのたびに、「こんなお母さんだから。よくだんなさんにも叱られちゃうんだよね。」と恥ずかしそうに笑うけれど、謙虚な姿勢は、質素な身なりをした高僧のように、その後ろ姿にはオーラがあるようにも見えます。彼女たちの「お母さんの心」は本当に海よりも大きいと感じます。水溜りや池くらいの心の私は、ただただすごいなぁと尊敬するばかりです。
 彼女たちは、何かを選択するときは、現実の問題よりも(大人の事情よりも)まず子供のことを考えて選択します。子供が何か失敗しても、
「仕方ないよね」
と笑い、小さかったころ子供がだだをこねても、
「かわいそうよね。」
と味方になってあげます。もちろん、叱るべきときは叱っているのも何度か目にしたことがあるけれど、大概の小さなことは風呂敷のように大きな心できゅっきゅと包んでしまう。
「男の人はすぐ怒ってしまってね、かわいそうでね。」
なんて笑っていつも子供の味方に。私はだんなさまより真っ先に怒るほうなので、そう言われると頭があがらなくなります。お会いするたびに、あぁ、こういうお母さんがお母さんだったら幸せだなぁと思います。
 いつも太陽のように。海であり、太陽であり、お母さんって大きい。
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by cinnamonspice | 2014-03-16 11:30 | いろいろ