ビスケットの缶

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ママの休日

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少し前に縫ったあずま袋(手前)はbag in bagとして使う予定。

 私の腰のことを心配した弟小人のお友だちのママさんが、“小人くんたちを預かりますよ”、と言う言葉に甘えて、昨日は一日一人時間をプレゼントしてもらいました。しん、と静かになった家の中、アイスカフェラテを淹れて本を読んだり、ベネシアさんの番組を見ながら裁縫をしたり、のんびりとすごしました。でも、ひとしきり好きなことをし終わると日が沈むころには何か大切なものを忘れたみたいにそわそわ。お友達の家で大騒ぎしていないかしら、と小さな心配事が泡ぶくのように後から後からわきあがってきました。
「夕飯もよかったら、食べていってもらえるとうれしいんだけど。」
と、お友達のママさんから電話があって、小人たちが帰ってきたのは日もとっぷりと沈んだ後のことでした。晴れ晴れとした顔で、今日一日のことを小鳥のように休みなくさえずる小人たち。再びにぎやかな我が家に戻って、ちょっとほっとしたような気持ちとともに、ママの休日も幕が下りました。
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by cinnamonspice | 2012-08-31 23:59 | ひとつだけのもの

夏の終わり

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小人たちのイチゴ味。
食べ終わりのころのとろんとした色に色水を思い出します。

 昨日、久しぶりに外の世界の空気に触れました。会社に出かける前にだんなさまがかけてくれたランドリーを取りに向かった、ほんの短い外の世界体験でしたが(建物の構造上、一度外に出てそれからランドリールームに向かいます。)、数日振りに感じた風はどこかよそよそしくて、夏の終わりを感じました。その翌日の今日は、LAでも最高気温33度という予報。海に程近いためクーラーがない我が家は、天井のファンと換気で温度調整。今日のおやつは、カキ氷にしました。私はいつもの宇治金時、小人たちは迷わず「イチゴ!」という言葉に、小さいころ、祖母と行った盆踊りで、姉たちと“色水(いろみず)”を飲んでいたことを思い出しました。大人の今振り返ると、何味でもない色のついた甘い砂糖水でしたが、お祭りの夜にだけ飲める色水の怪しげなほどの鮮やかな色と、“色水”という、どこか謎めいた響きがうっとりと子供心を捕らえていたのでした。その時々で、イチゴの味がしたり、綿飴の味がしたっけ。いつしか“色水”の魔法が解けたころ、私たちの祖母との盆踊りの記憶もうっすらとしたものになっていきました。
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by cinnamonspice | 2012-08-30 15:18 | 今日のおやつ

小さなヘルパー

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キャンプ地へ向かう途中、ランチに寄ったのはメキシカンレストランの「Chipotle」。
私とだんなさまはいつもサラダ(お肉は選べますが必ずポーク)をオーダーします。
ひとつでこのボリューム。
見えませんが、下にはレタスが敷かれた上に、自分で選んだバジルライスや、豆、サルサなどなどが入っています。(私たちはシェアしました。)
シンプルなアルミのトレーがかわいい。

 ぎっくり腰は安静が一番、だそうなので、ベッドで一日すごさせてもらっています。普段、お昼寝が苦手な私も、この数日、昼夜本当によく眠らせてもらいました。厄年はいろんなことがあるけれど、雲間の神様からの“休みなさい”、というメッセージなのかもしれません。弟小人は、
「ママ、お仕事しちゃだめだよ。」
と、階段を上る私の手をとって一緒に上ってくれます。バージンロードを歩くみたいに、一歩、一歩、小さな小さな新郎と、おばあさんのような花嫁で階段を上っていきます。小人は、
「ママが腰が痛いから、僕がご飯つくるからねー」
と、なんだかうれしそうです。食事の時間になると、自分のエプロンをつけて、「今日のお昼はおにぎりだからね、」、「ミートソース(だんなさまが作った)のパスタだからね。(パスタをゆでる係り)」と、私のいるベッドルームがある二階と一階を行ったりきたり。とん、とん、とん、と階段を駆け上がる様子が、今の私にはまぶしく映ります。普段、私がなにげなくしていることも、小人にとって大きなお鍋にお湯をためて、お湯の煮立つ加減ひとつも言葉で伝えるのは難しいもの。お湯が早く沸くからと、「蓋をしてね」と伝えたけれど、お鍋の中の様子が気になって仕方がない小人は、
「ママ、蓋を開けてもいい?」
と、お鍋のそばを片時も離れず、
「ママ、小さな泡が出てきたよ。」
「ママ、湯気が出てきたよ。」
と、報告してきます。
「ママ、お鍋の中にトルネードができたよ。もうパスタを入れていい?」
お湯が沸いたサインを見つけた小人でした。
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小人はいつも「Taco Kit」。
自分でTacoを作りながら食べられます。
小人はこういうちょこちょこを作って食べるのが大好き、弟小人は苦手。


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by cinnamonspice | 2012-08-29 02:20 | たべもの

Lake Camp 4

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 翌朝は、曇り空で霧が立ち込め、湖は前日とはまったく違う表情を見せていました。
 事件が起きたのは、みんなで散歩に出かけようと、テントを出ようとしたときのことでした。私の背中でパチン、と音がしたと同時にばったり、うつぶせに倒れたまま一歩たりとも動けなくなり、テントの中でしばらく横になってすごしました。ぎっくり腰でした。朝ごはんのメニューはだんなさま特製のハムのホットサンド。緊急時にも、だんなさまは黙々と火を起こし、朝ごはんの準備をしてくれました。いつものたまねぎを炒めるよい香りがテントの中にもこぼれてきて、おいしいにおいに誘われて、ついに食いしん坊のぎっくり腰も必死の思いでテントから這い出してきました。あんなに動けなかったのに、不思議と一度立つとなんとか歩くこともできました。だんなさまにうながされて、ベンチに直角に座ったまま、淹れたてのコーヒーをいただきながら食べたホットサンドは、腰の痛さを忘れるくらいとてもおいしい朝ごはんでした。時間がたつにつれ、どんどん具合が悪くなる私の腰の具合とは裏腹に、帰るころには霧も雲も晴れ、再び気持ちのよい夏の空が戻ってきました。夢のような時間もこれまで。山登りと同じ、自然では無理は禁物、と言うだんなさまの言葉に背中を押され、湖を後にしました。
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休みの朝のメニュー、だんなさまのホットサンドを作ってもらいました。
炒めたたまねぎとハム、粒マスタードとマヨネーズを塗ったパンでサンドしてグリルで焼いたもの。
これが絶品のおいしさ。

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by cinnamonspice | 2012-08-28 12:29 | キャンプ

Lake Camp 3

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日が傾きはじめたら、晩御飯のしたくのサイン。

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ハチミツ入りのヤギのチーズとシナモンアップルのスナックスティックの組み合わせは止まらないおいしさ。
小人たちにも好評でした。
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シナモンいい香りのスナックスティックにほんのり甘いヤギのチーズをつけていただきます。

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今晩のメニューはお友達のだんなさまに教えてもらった“Pizza”。

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捏ねておいた生地をお日さまの下で醗酵させて、サイトでは成形して焼くだけ。
麺棒も使わず、手で伸ばしていきます。
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ピザマルガリータと、
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プロシュートのピザ。
(チャコールの位地を調整しながら火加減をします。)
形が少々いびつでも、オレンジ色に染まる空の下、夜風にあたりながらいただくピザはとびきりでした。

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by cinnamonspice | 2012-08-28 03:46 | キャンプ

Lake Camp 2

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お楽しみ編。
その1、おもちゃのカメラ型シャボン玉。

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カメラにシャボン玉液を入れて、シャッターを押すたびに、シャボン玉のループが回転します。
付属のシャボン玉液のせいか出がいまいちでしたが、小人たちは大喜びでした。
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シャボン玉より夢中になったのが、簡単な模型飛行機。
プロペラがついているのがポイント。
飛ぶとぶーん、とプロペラのいい音がします。

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自分も飛んでいってしまいそうなおにいちゃん。

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ママはふくろうのおやすみクッションを持っていきました。


 おもちゃがなくても、自然があれば子供たちは十分なのだと思います。それでも、ついついおもちゃを用意してしまうママは頭が固いのかもしれません。シャボン玉、模型飛行機、フリスビー、光るおもちゃ、ひとしきり遊んだら、追いかけっこしたり、木の枝を集めたり、フラッシュライトで遊んだり、小人たちは野に放たれ自由にかけまわっていました。お日さまの下、思い切り遊んで、夜は9時にはぱたり、テントの中の話し声も消えていました。
 キャンプにくるたびに、みんなそれぞれの時間を楽しんでいることを感じます。近くのサイトの人々は、大きな男性ばかりで車のラジコンを20台くらい持ってきて走らせていたり、向かいのサイトは夜な夜なガスランプの下、家族でトランプを、隣の家族はお父さんが釣り、湖で大きな(だんなさまいわくオイル燃料を入れて飛ばすタイプ)のセスナのラジコンを飛ばす人あり、みんな本当に楽しそうでした。もちろん、何もしないというのも贅沢な楽しみ方。

+++
 夕方、弟小人が指差す先にお月様がありました。さっきよりもずっと高いところまで、するすると登っていました。
「見て!お日さまはあそこ。(あんなに下にあるよ)。」
本当だね。
お日さまが休んでいる間、お月さまが見守ってくれているんだね。
自然はいつも同じルールでめぐっているんだね。
当たり前のことだけど、やっぱり不思議だね。
沈んでいくお日さまの一方で、ぐんぐんと空高く上り輝きを増すお月さまは、“任せて”と胸を張っているようでした。
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by cinnamonspice | 2012-08-27 10:07 | キャンプ

Lake Camp 1

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木々の木漏れ日も清々しい。

 キャンプの楽しみは、行った場所の数だけ、美しい景色に出会えるからかもしれません。それは二つと同じがない景色。木陰でゆれるハンモック、青空に浮かぶ真昼の月、湖面にさざなみを立てる風、眠くなるようなボートの景色。なかでも特別、魔法がかかるのは、闇がいろんなものを消し去った、夜の時間かもしれません。
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湖を見渡せる高台がキャンプサイトでした。

 対岸のこんもりとした緑も、湖も、まるで何もなかったかのようにすっぽりと闇が包み込んでいました。月明かりがスポットライトのようにゆらゆらとゆらめく湖面を映し出していてロマンチックでした。波音がある海とも違う、湖の音のない静かな世界。こういう景色に出会うと、不思議と、そっと、私たちも息を潜めて話を。やわらかな月明かりの下、お魚たちも水の中でお話をしているのかな。焚き火のぱちぱちという音とともに、湖面をゆらす生き物のような小波と、月と見つめてすごしました。
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湖の真上に浮かぶようなプレイスペース。
弟小人はおおはしゃぎでした。

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by cinnamonspice | 2012-08-27 09:33 | キャンプ

Lake Camp

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お向かいの人の虹色のハンモック。ゆらゆら、気持ちよさそう。

 夏休みの最後、湖にキャンプに出かけました。ゆっくりのんびり流れる時間に、身を浸してきました。もう一日の予定が、翌朝私がまさかのぎっくり腰に、(厄年ですからね。仕方がありません。)予定より一日早く切り上げて帰りました。だんなさまは、「運動不足だね。」と、言いながらも、テントも荷物の片付けもみんな小人たちと黙々とやってくれました。今は、家のささやかなベッドで王様気分を味わいながら(キャンプから帰るといつもそう思うもの)、ギシギシ、ロボットのような動きで暮らしています。
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弟小人が指した先にあった、真昼の月。


+ Lake Casitasにて
(ここは飲み水用の人工湖のため、人が水に手足を入れたり泳ぐことができません。そのためとっても静かでした。M39)
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by cinnamonspice | 2012-08-27 09:25 | キャンプ

メロンのレアチーズケーキ

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古い古いレシピを思い出して、メロンのレアチーズケーキを作りました。
クリームチーズのほかにパルミジャーノチーズの入る少し大人なケーキです。

 昨晩は小人のお友達のおうちで、お友達のだんなさま特製のピザをご馳走になりました。ピザマルガリータのトマトもバジルもおうちの庭で、さっき子供たちが摘んできたものを使った本格的なホームメイドピザでした。アメリカではなかなか食べられない薄いクラストで、グリルで炭火焼きした、さくさくあつあつもちもちのとびきりおいしいピザでした。プールサイドで、ワインとともに夕日を見ながら、リゾートにいるようなすてきな時間をわけていただきました。
 以前、お友達のママが、
「せめて夏休みは、子供たちに思い切り遊ばせてあげたいですよね。」
と、言った言葉を思い出しました。本当に、そうだなぁ、と思いました。大人も子供も。
『くまの子ウーフ』の本の、ウーフのお父さんも言っていました。トマトもナスも花も木もウーフも、お日さまがいないと大きくなれないということ。この夏、小人たちはお日さまの下でぐんぐん大きくなっていることを感じました。
「乾杯。To good friends.」
お友達のだんなさまの言葉にみんなでグラスを合わせました。
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by cinnamonspice | 2012-08-21 18:28 | 今日のおやつ

くまさんホットケーキの朝

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朝ごはんはくまさんホットケーキにしました。

 小人のお友達が姉弟でスリープオーバーに来てくれました。小人たちは朝からそわそわ落ち着きません。首を長くして待ったお友達が遊びに来てからは、子供部屋に移動して汗だくになって遊んでいました。
 暑かったこの日は、早めに水風呂に入ってもらいました。お風呂場からは4人のにぎやかな声が聞こえてきました。(ボディーソープで作ったシャボン玉液の)シャボン玉をやっていたと思ったら、最後は水の掛け合いっこ。
「お風呂、楽しかった~」
みんな髪までびしゃびしゃになって出てきました。
 その晩は、お友達夫妻にも夕飯を食べていってもらって、夜遅く、パパとママで帰っていきました。この日、弟小人と同じ年の弟くんは時々(楽しいとき)トイレを忘れてしまうので、かえるちゃんのタイマーを持参してきました。ママさんは帰り際不安そうに、
「よろしくお願いします。」
と、帰られていたけれど、タイマーが鳴るたびに、うれしそうにかけてきてはタイマーを止めておトイレに行く様子がかわいらしくて、私たちは笑顔をもらいました。
 子供たちは、寝る前にキャンプごっこをして絵本を読んで、それでも興奮冷めやらぬ様子で午前1時半まで小さな話し声が聞こえていました。そんなに遅くまでおきていたのに、翌朝7時には早起きさんもお寝坊さんもみんなぱちっと目を覚まして勢ぞろい。お友達のママさんが心配した弟くんのおねしょもなく、みんな晴れ晴れと朝を迎えた様子に友達とすごす時間って魔法の時間なんだなぁ、とだんなさまと笑顔になりました。朝ごはんを食べて、かくれんぼに紙ひこうき、ゲーム、その後は友達のおうちへ行ってプール、寝食を忘れるほど、思い切り遊んだ週末でした。
 この日、今まで浮き輪のみで遊んでいた小人がプールにもぐっておもちゃのお魚を取れるようになりました。
「ママここで見てて!」
何度も何度も練習して冷えた体で、唇を震わせながら、小人もひとつ乗り越えた瞬間でした。
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by cinnamonspice | 2012-08-21 09:04 | たべもの