ビスケットの缶

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海のおくりもの

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海でみつけたもの。
蝶ちょの形の二枚貝。

 そういえば、去年も同じころに海に出かけていました。
1月、この季節に行く海が好きなのは、夏の人々の少し浮かれた空気に満ちた海よりも、波間に漂うサーファー以外には人も少なく、お日さまもやさしい顔をのぞかせる、のんびりとした空気に惹かれるからかもしれません。
 日差しにきらきらと反射する海、子供たちが遊ぶ傍ら、熱いコーヒーを飲みながら大人は読書をしてすごしました。時折、本を置いて、海が盛り上がって薄い青緑色のトンネルができて白いしぶきとなって砕ける、波の様子をしばらく見ていました。
「サーフィンはしないの?」
という、だんなさまの問い。
海は見ているのが好き、と答えました。

 しばらくすると、誰かが海をさしてこちらに何かを教えてくれました。
指差す先を見ていた弟小人が、
「whaleがいるんだよ。」
と、言うのでよく見ると、くじらではなくイルカが数頭泳いでいるのが見えました。
仲良く寄り添って泳ぐ姿は、なんだかとてもいい家族のようで、幸せな景色でした。
 お昼にはささっと詰めてきた、炭酸水と、カンパーニュパンと、ハード系のチーズとトマト、アボカド、マヨネーズで、それぞれのオーダーを聞きながら、私がその場でサンドイッチを作って食べました。うっかりハムは忘れてきてしまったけれど、海を見ながらほおばるフレッシュなベジタブルサンドイッチは、それだけで十分でした。

 海と、波と、子供たちの歓声と。
大きな懐で受け止めてくれる海に行くと、心が軽くなります。
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by cinnamonspice | 2012-01-31 14:40 | すきなもの

beach day

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海ですごす時間。

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素足で感じるやわらかい砂の感触、ウミネコの声、波にかき消される子供たちの歓声。

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子供は犬のようにじゃれながら駆け回り、波の音が大きくかぶさって、大人の頭の中のさまざまな思考も洗い流します。

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発見もたくさん。
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心もたっぷり満たされて、家に帰って大人も子供もみんなでお昼寝。
のんびりの週末。

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by cinnamonspice | 2012-01-30 16:10 | まいにちのこと

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小さいころから眠っている間に夢を見ることが多かったことから、高校生のころ、夢というものに興味をもって、フロイトの夢判断などの本を読んだことがありました。夢は無意識の願望をこれまで経験したことをつなぎ合わせて作られるという説など心理学的にはいろいろな解釈があるのだと知っても、理科の授業で、星がどうして光るのかを教わってもなおロマンチックな夢を描いてしまうのと同じように、時々、久しく会っていない人に夢の中で再会したりすると、何かの暗示のような甘く不思議な気持ちになります。

昨日見た長い夢の終わり、小学校の二年生のときの担任の先生が出てきました。
「あー、今、(私の)家(の前)にいるんだけど、さくらんぼを持ってきたから置いていく。」
と、電話越しに先生が言いました。担任をしていたとき、先生はいつもはだしで、ギターを持って歌を歌ってくれたり、先生の行く先にはいつも子供たちの輪ができるような子供たちに人気のある先生でした。その一方で、少年がそのまま大人になったような先生は、実はとてもシャイで人と話すときはのんびり言葉を選びながら話すのでした。夢の中で受話器越しに聞こえる声は、いつもよりさらに言葉少なく、少し元気がなさそうでした。でも、さくらんぼを届けにきてくれたという先生の言葉は、お中元にいつも私たちの実家に出身の山形のさくらんぼを送ってくれていたので、すんなりと受け止められました。
私は、どこか元気のない先生の声が気になって、久しぶりに先生に会いたくて、(夢の中では日本という設定)夜の電車に乗って急いで家に帰ろうとする…。
そんなところで夢は終わりました。
先生は私に何かを伝えたかったのかな。
心理学的にはナンセンスなのかもしれないけれど、でも、夢は過去と未来をつなぐ手紙みたいなものなのかもしれないと思うのは私の希望的空想かな。
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by cinnamonspice | 2012-01-28 03:49 | いろいろ

手紙

手紙その1、
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先生への手紙。
封筒の宛名にりすのステッカーを貼ってどんぐりを描き添えた小人。


先生お元気ですか。
ぼくは元気です。
先生は赤ちゃんが生まれるのを楽しみですか。
先生はにじいろのくものすを見たことがありますか。
ぼくはみたこともあります。
先生にまたあえる日を楽しみにしています。

「てにをは」が、まだあやういけれど、知っている漢字をたくさん使って書いた小人なりの手紙。

手紙その2、
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by cinnamonspice | 2012-01-27 02:36 | こども

つんぶく、かんぶく

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今年初めてのソーイング。
手描きのタッチがかわいくて手にしたマリメッコの布で、スカートを縫いました。

小人が「ももたろう」の本を借りてきました。
松居直さんの文、赤羽末吉さんの画による「ももたろう」は、私が知っているももたろうとは少し違う擬音が使われていて、おなじみのお話も新鮮でした。
ももは、つんぶく、かんぶく、と流れてきて、ももたろうが生まれるときのももはじゃくっと割れ、
鬼がとびかかるときは、わりわり、と。
擬音の世界は自由で楽しいな。
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by cinnamonspice | 2012-01-25 12:47 | ひとつだけのもの

天国の場所

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小人たちをみんな学校に見送ったあとの一人の時間。
クランベリースコーンと紅茶で、ほっと一息。
春色のクロスをひいて、春待ちのお茶の時間。

週末の朝は、雨音で目が覚めました。
久しぶりに聞く雨の音。なんだかとてもしみじみと胸の中まで潤うようでした。
雨がうれしいのか、アパートの中庭にはかたつむりが出てきていました。ずっと姿を見なかったけれど、この日を待っていたのかな。かたつむりに負けず、雨を楽しみにしていた小人たちもレインコートを着て家から駆け出していました。
 車の窓から見ていた小人が、
「ママ、あそこが天国なの?」
尋ねました。小人が指差すほうを見ると、大きな墓地がありました。
「天国は目に見えないの?」
小人の心の中の引き出しが、今は増えているときなのだと思いました。
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by cinnamonspice | 2012-01-23 08:25 | 今日のおやつ

catch the moon

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小人7歳のCatch the Moon

久しぶりにLisa Loeb & Elizabeth Mitchell のアルバム“Catch the Moon”をかけました。小人たちはもう卒業したかな、と思っていたけれど、二人ノリノリで踊っていました。
小人は時々、
「ママに絵をかいてあげる。」
と、言って絵をプレゼントしてくれます。テーマを聞いてくれるときもあって、この日はママのリクエストでCatch the Moonのテーマで絵を。
 ママはまんまるの満月(CDのジャケットもそうでしたが)をイメージしていたけれど、小人が描いたのは両手を挙げて喜んでいる?驚いている?三日月。パパの上に乗っているのは自分かな。小人のCatch the Moonは本当に月に手が届きそうでした。
 そういえば、先週末、小人が日本語の補修校で借りてきた本は天体の図鑑だったことを思い出しました。
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by cinnamonspice | 2012-01-21 07:38 | こども

snowflake

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小さいころ、私が住んでいた横浜も冬には今より雪が降って、家の外の階段がすっぽりと覆われるくらいの大雪が降ったこともありました。そんな雪の日は指の感覚がなくなって、じんじんと痛くなるまで、兄弟で雪遊びをしました。
 小さい私は空からしんしんと、あとからあとから音もなく降る雪がとても不思議で、ずっと見上げていました。一人でじっとそうしていると、まるで雪が降っているのではなくて、自分が空に吸い込まれていくような、不思議な感覚になったっけ。あるとき、毛糸の手袋をはめた手の甲にそっと降りた雪に小さな小さな雪の結晶を偶然見つけたことがありました。いくつか見つけた結晶は、ひとつひとつ形が違い、みんな美しい結晶の形をしていて思わず息を呑みました。誰かに見せようと思ったけれど、まるで魔法のようにあっという間に手の上で解けて跡形なく消えてしまいました。あのときから、雪の結晶の魅力が胸に住んでいるのかもしれません。
 クリスマスのプレゼントに、だんなさまに雪の結晶のモチーフのブローチを買ってもらいました。胸の上にぽつんとのせるたびに、あのときのことを思い出します。
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by cinnamonspice | 2012-01-20 05:39 | すきなもの

おいしい一日

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ひと粒、ひと粒に物語がこめられているようなピエール・マルコリーニのチョコレート。

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さくさくとろりのCORNEのトリュフチョコレート。

 マーチンルーサーキングの連休、友達の言葉に甘えて、家族みんなで友達の家にお泊りに行きました。急に冬が戻ってきたこの日、到着はすっかり夜になってしまいましたが、暖かいお部屋でウェルカムシャンパンとともに、友達が迎えてくれました。
 食事のあとのデザートは、この日のお楽しみのチョコレートの食べ比べ。ご主人がベルギーから買ってこられたさまざまな店のチョコレートをご馳走になりました。中でも、お友達のお勧めのピエール・マルコリーニのチョコレートとCORNEのトリュフチョコレート。ピエール・マルコリーニのチョコレートは、小さな箱につめられた小さなチョコレートひとつひとつに物語があるようで、眺めているだけで胸が躍ります。お味は甘さが控えめな大人の味で、濃厚なチョコレートがひとつでも大きな満足感がありました。CORNEのトリュフチョコレートは外側がかりっと内側がふわっとお菓子らしいチョコレート、どちらも違った魅力がありました。もちろん、子供たちも夜のチョコレートを一粒ずつ、小さな口にいっぱいにほおばりました。この日だけは夜更かしも許された子供たちは、モノポリーゲームやトランプに没頭。お正月の親戚の集まりのいとこ同士のように、わいわいと仲良く遊んでいました。 眠るときは寝袋でキャンプのように川の字になって。すっぽりと寝袋に包まれ、仲良く並んだ蓑虫たち、遅くまでひそひそ話の声が聞こえていました。子供が眠ってから、大人たちは赤ワインでのんびりと。子供に負けずにおしゃべりに花が咲きました。
 さて、誰かのおうちでお泊りするたびに楽しみなのは朝ごはん。キッチンからこぼれるいい香りにさそわれて、お寝坊くまたちがみんなダイニングに集まりました。トレイにお行儀よく並べられたバターやジャムたちに胸が踊ります。友達のおうちの女の子は、ハード系のパンにママ手作りのペストソースを塗って食べるのがお気に入りだとか。一方、友達はパンにココナッツバターを食べるのがお勧めということ、両方とも試してみました。ペストソースは想像通りのおいしさ、ココナッツバターは甘くないのに、ココナッツの甘い香りで、ふんわり甘く感じられて不思議なおいしさでした。我が家でも試してみようかな。
たくさんおしゃべりをして、たくさんご馳走になって、心も体もいっぱいに満たされました。
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海が見える気持ちのいい庭を見ながらの翌日の朝ごはん。

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by cinnamonspice | 2012-01-18 13:10 | まいにちのこと

新しい一日

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知り合いの方からいただいたSadaharu Aokiの抹茶とさくらんぼのケーキ。
ひと口含むと、口の中にキルシュ酒漬けのさくらんぼとこっくりと甘いエシレバターの香りが広がります。
お正月においしくいただきました。

最高気温が26度という日が続いたLA、家の外ではハチドリがチチチ、と忙しそうに鳴いて、ぽかぽかとした日差しの下すっかり春のようです。しきりに鳴いているこのハチドリは少し前に巣を作ったままいなくなっていた子かな。さて、気温はまた明日から10℃ほど下がるのだとか。
 小人たちは学校で現地校で餅つきをしたり、補修校で百人一首で坊主めくりをしたり福笑いやかるたを作ったり、日本のお正月の気分を楽しんでいます。小人たちの中にも、日本人のお正月の記憶が残ってくれるといいな。
 新しい年のはじまり、心の中に新風が吹きこむようなすがすがしい気持ちですごしています。一日、一日を大切に。今日も新しい一日のはじまりです。

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by cinnamonspice | 2012-01-16 04:26 | 今日のおやつ