ビスケットの缶

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日本でお世話になったもの。左から私、小人、だんなさまの小さな手ぬぐいハンカチ。
アメリカではトイレにはペーパータオルがあるけれど、日本にはないのでハンカチは必需品ということを実感。(汗にも。)
そうした日本の風習に慣れるということで、小人の日本語の補習校ではハンカチを用意するように指導されます。

夏の曇りの朝はゆっくりとはじまるようで、少しうれしい。
ぴかぴかのお日さまが出ているとつい早歩きになってしまうから。

夏休みの朝、毎日が休日の朝なのは子供だけでなく大人もわくわくします。
サマーキャンプに出かけた小人たち(だんなさまが送ってくれます。)のあとに残された、朝ごはんのテーブルには、ぽつんと置かれたメープルシロップのガラスのピッチャー、ジャムの入ったガラスの器…
なんだかのんびりしていて朝の余韻に腰をかけてすごしました。
曇りの朝はNorah JonesのNot Too Lateをかけました。
新しい家のリビングはフローリングのおかげで、音楽が心地よく響きます。
曇りの日の発見。

ラジオ
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by cinnamonspice | 2011-07-30 03:02 | おかいもの | Comments(8)

ぶるん。

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お友達の誕生日にチョコレートシフォンケーキを焼きました。
中にバナナをサンドして、ホイップクリームでデコレーションして。
子供たちのバースデイソングと一緒にサプライズプレゼント。

日本から帰って、日常生活が始まったけれど、いまだエンジンがかからないでいます。
それは、映画を見終えた後、映画館を出て陽射しの下に出たときのように、自分がどこにいるのか一瞬ためらって現実の世界に戻れない、そんな感覚に似ています。子供たちの時差ぼけはよくなったけれど、私一人、いまだ睡眠のリズムが戻らず、しっかり眠れていないのが原因かな。
週明けから始まる小人のサマーキャンプ。早起きできるか、一番心配なのは私自身です。そろそろ、ぶるん、と、エンジンをかけないと。
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by cinnamonspice | 2011-07-25 14:55 | すきなもの

エリート

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健康のためにも、これからもお弁当を持っていってもらおうと思います。

今回の一時帰国の日本での目標のひとつ、日本でだんなさまに健康診断を受けてもらいました。希望していた病院は2ヶ月待ちとのことだったので、彼の実家の近くの古い病院で診てもらうことになりました。その日、帰宅しただんなさまの話では、院長先生自ら診てくださり、当日話の流れで予定になかった(飲まないで済まそうと思っていた)バリウムを飲むことになって、嫌な予感のとおり何もかもが旧式の設備の中いろいろ不思議体験をしたのだとか。「無事帰ることができてよかった。」と、しみじみ語っていました。
 そして、一週間後、診断結果の出る日の朝は、受験の合格発表でも見に行くようにどきどき出かけて行きました。診断結果は"健康エリート"。「何をしてもいいです!」と、院長先生に太鼓判を押されて、「エリートだって。」と、ほくほく帰ってきました。健康が一番とほっと胸をなでおろしたけれど、次回の健康診断でエリート転落とならないようにしてもらいたいものです。
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by cinnamonspice | 2011-07-23 16:42 | すきなもの

寂しさが訪れる時間

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じいじの庭で久しぶりに見たアジサイがとても綺麗でした。

「小人くんが泣いているよ。」
弟小人の言葉に2階の小人たちの部屋へ行くと、ベッドの隅っこで背中を丸めてシクシク泣く小人がいました。夜の7時半。昨日も同じ時間に泣いていたっけ。夕暮れ色に染まるころ。寂しさが訪れる時間があるのかな。
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by cinnamonspice | 2011-07-23 16:22 | すきなもの

通り雨

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シフォンケーキを焼きました。
日本で買った無印良品の水出し紅茶(アールグレイ)と一緒におやつ。
翌日の今夜は、突然降った涙雨がやんだあと、小人とほおばりました。

突然の通り雨のように、小人に大粒の涙雨が降ったのは、日本から帰った3日後の夕飯を食べたあとのことでした。
ベッドの片隅で小さくなって、過呼吸気味に泣きじゃくる小人に、涙のわけを尋ねると、
「じいじばあばのことを考えながら歩いていたら、階段に頭をぶつけて、それでじいじばあばと空港でわかれたことを思い出したら悲しくなって…」
と、搾り出すように言いました。
「いつも夜、トイレで目を覚ますと空港でばいばいしたことを思い出して泣いちゃう。朝、ママとパパと弟小人くんが二階にいるとき、僕は下で少し泣くんだよ。」
「じいじ、ばあばに会いたい…(じいじばあば)ここにいない…」

「じいじばあばと何をしたことが楽しかったの?」
「じいじばあばに会えた、会えたこと…あと、遊んだこと、みんなで一緒にご飯を食べたこと…」
そうだね、一緒にいられること、それが楽しいんだよね。
小人が投げかけるすべてを両の手で受け止めてくれるじいじばあば。
小人の前にできたティッシュの山とともに、じいじと電話で話をしました。
受話器を持つ小人を見守りながら、飛行場の搭乗口で、弟小人をなぐさめていた小人の姿を思い出しました。水がめがあふれるように、小さな心に受け止めきれなくなった寂しさが涙になってあとからあとからこぼれ出てきました。我慢していたんだね。お兄ちゃん、泣いていいんだよ。
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by cinnamonspice | 2011-07-22 14:17 | 今日のおやつ

泣きたい気持ち

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僕はいつも同じ夢を見るんだよ。
ほら、空港でSくんとじいじとばあばとさよならしたでしょう。そのときのこと。僕は悲しくて泣いちゃうんだよ。

空港で泣きじゃくる弟小人の隣で、
「じいじにはまた、会えるからね。」
と励ましていた小人。あのとき、君も泣きたかったんだね。
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キッザニアではいろんな職業を体験しました。

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by cinnamonspice | 2011-07-21 06:44 | こども

hanabi

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気温35度の日本から湿度60%、気温24度のLAへ。避暑地のように涼しく感じます。
日本滞在中、鮮やかな赤と薄いグレーのガラスのビーズでネックレスを作りました。
この夏は、スパイスカラーの赤の小物が気になります。

甥っ子が泊まりに来た日、みんなで花火をしました。
燃えさしの花火を入れるために父がアルミのたらいに水をはって用意していました。このたらいは、数少ない父の婿入り道具だったとか。
花火の色、むせるような火薬の煙の匂い、シュルルルという音。
最後にはお約束の線香花火。
ぱちぱちと火花を散らす様子が着物の柄のようにかわいらしくてしみじみと心に残りました。
そうそう、燃えさしの花火を入れた水は翌日ピンクや紫色の綺麗な色水になったっけ。
綺麗好きな父が捨てないうちにと、翌朝一番に姉と覗きに行ったこと。
祭りの後の余韻を含んだ静かな金だらいの中の色水は、どこか艶っぽくて魅力的でした。
父の金だらいを見ていたらそんな思い出のかけらがよみがえりました。

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by cinnamonspice | 2011-07-20 10:54 | ひとつだけのもの

そっとしのばせたもの

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着物から作られた袂バッグというバッグ。
使うたびに袂にそっとしのばせるようなしぐさに色っぽさを感じる、日本らしさが詰まったバッグです。

長い空の旅を経て、日本から帰りました。
滞在中、遠くへは出かけなかったけれど、大切な人たちに会っていろんな話ができた幸せな旅でした。
帰りの飛行機の搭乗口で、
「じいじ、ばあばがいない。」
「じいじに会いたい」
と泣き出した弟小人に思わず私ももらい泣きして、
「そうだね、そうだね。」
と、彼をいっぱい抱きしめました。
彼が心にそっとしのばせたものは何だったのかな。
たくさん愛を受けて、日本語も、心も体も、誰より彼がひとまわりもふたまわりも成長した日本への旅でした。
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by cinnamonspice | 2011-07-19 11:06 | おかいもの

栄養

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宝石のような真っ赤なスグリの房、芍薬…
シェフをするだんなさまのお友達のおうちへお花のバスケットを持ってお邪魔しました。
ロブスター、フォアグラ、ステーキ、食べきれないほどのフレンチのフルコースを
隠れ家レストラン気分で楽しませてもらいました。

日本へ着いたその日、立ち寄ったじいじの庭で緑色のミニトマトが鈴のようにたくさんなっていました。2週間後、ふたたび訪ねたときには梅雨があけてお日さまの光をたっぷり受けたトマトが真っ赤に色づいていました。じいじの家に滞在している今は、毎朝、目が覚ますと一番に小人がボウルいっぱいに摘んできたトマトをご馳走になっています。
 一日の中でも、朝、私たちが出かけるころ、うっすら緑色が残っていたトマトが、一日おひさまがぐるりとまわるうちに、ぷっくらと真っ赤に染まっていました。そのトマトを見ていたら小人たちと重なりました。この3週間、じいじばあばの愛情という栄養を体いっぱいに受けて、彼らもひとまわり大きくなったように感じます。
 夜、小人たちと川の字になって眠っていたら弟小人が「手をつなごう。」と、小さな手を差し出しました。毎日小さな台風を引き起こして歩く小さな手が、とく、とく、と脈打つのを感じて、いとおしく感じました。
さぁ、二年ぶりにもらったママの夏休みももうすぐ終わりです。
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by cinnamonspice | 2011-07-14 16:21 | まいにちのこと

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少し前に絵を習い始めたという義母の絵。
ふんわりととてもやさしいひまわり。

日本へ来て2週間が過ぎた今も、長い夢の中にいるような気持ちがします。近未来都市もしくはテーマパークのような日本と、のんびりとしたLA。日本にいてLAでの暮らしを思い出そうとすると、日本にいる自分が夢の中にいるのか、それともLAでの暮らしが夢なのか、異なるスピードで時間が流れる国に身を置いて、不思議な気持ちになります。日本とアメリカ、それぞれに住む家族や友人を思い浮かべながら、自分はどちらに所属するのだろう、と。
アメリカでの暮らしを選んだ友人は「10年よ。」と、言っていたけれど、そのときにはぼんやりと夢の出口が見えるのかな。
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by cinnamonspice | 2011-07-05 04:00 | まいにちのこと