ビスケットの缶

<   2011年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

繋がり

c0033994_665510.jpg
おもちゃみたいな感じが楽しくて買った子供のアクセサリー。
白、黒のぽんぽんがついたゴムはそれぞれヘアピンにリメイクしました。
色とりどりのブレスレットは二つか三つくらいを重ねて。
ネイルはパープルとグレーを指一本ずつ交互につけて楽しんでみたり。
飛行機で隣り合わせた女の子はこのグレーの色をつけていました。

飛行機の中で映画「Black Swan」を観ました。
ナタリーポートマンの美しさと演技力にうっとり。彼女が踊るのを見ていたら、目の前に本物の白鳥がいるようで、見終えたあともしばらく魔法にかかったようなふわふわと余韻に包まれていました。
 そのBlack Swanを、隣の席に一人で乗っていた若いアメリカ人の女の子も観ていることに気がついたときはなんだか秘密を共有しているような気持ちになりました。歳は10台後半くらいかな、長い黒髪にみずみずしい真っ白な肌はノーメークでも美しく、白いTシャツにぴったりとした黒いスパッツを着て、スポーティなバックパックに白いスニーカーを履いた綺麗な女の子でした。その何も余計なものを身につけていない潔さが、映画の中のバレエダンサーと重なるようでした。
 ふと目に入ったその子がつけていたネイルの色も、席を立ったときふわんと香ったのも同じ香水だったような…こういうのってなんていうのでしょう。言葉は交わさなかったけれど、別の姿をしたもう一人の自分に会ったような不思議な感覚でした。
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-24 06:31 | すきなもの

あしあと

c0033994_5154288.jpg
子供が描いた絵を写してTシャツにしています。
そのときだけの字や絵。
描いた本人ももう二度とかけないそのときだけのあしあとのようなものかもしれません。
5歳の小人が描いた「5」の文字をTシャツに写してステッチをしたTシャツ。
11時間のフライトを経て、日本へ来ました。
到着した日、少しだけ立ち寄った実家で、お昼寝をさせてもらいました。
窓から吹き込む心地よい風に吹かれながら横になっていたら、子供の頃の昼寝のことを思い出しました。しばらくうとうとして目を覚ますと、懐かしい木の天井が眼に入りました。昔、木目がイカのおばけや人の顔に見えて怖かったっけ。あれから20年以上が経って、天井はあの頃より、あめ色を増して、いい色になって過ぎた年月を語っていました。いろんな思いがめぐって眠れそうもないので、隣で眠るだんなさまを残して、本棚のある部屋へ行きました。本を探しているうちに、山積みにされた小学一年生のころの自分の日記を見つけて手に取りました。
 日記を開くと、腕時計も持っていなかったあのころ、空が真っ赤に染まるまで、友達と遊んでいたこと。どこからか聞こえるチャイムに背中を押されて帰ったこと。6歳の私の毎日が映写機で映し出すように広がりました。ジャングルジムにはじめて乗った日、つり橋の最初の部分が壊れていて怖かったこと。でも、お友達の後をついてがんばって一緒に渡れたこと。先生、ジャングルジム上れたよ。何気ない一日に、先生のあったかい言葉がありました。
「またひとつ乗り越えたんだね。こういう一つ一つを乗り越えてみんな立派な大人になっていくんだね。先生は乗り越えられたかな。」
ジャングルジムにのぼれなかった私は、いつの間にか先生と同じくらいの歳の大人になっていました。あの頃受け取ったものの大きさ、もう戻れない幸せな時間を感じて目の奥が熱くなりました。そして、今、小人たちはその中にいるのだと。
 日記を書いていたのは、ちょうど今の小人と同じころの私でした。アメリカでの毎日で、小人の宿題を見るたびに、小人の字が汚いことをたびたび叱っていたけれど、日記の私の字は小人に負けないくらい見事な汚い字でした。その日記にあったかい言葉を寄せてくれる先生の返事。先生の大きさに比べて自分の了見の小ささを反省しました。先生のように子供と同じ目線で、大きなブランケットで包み込むように、子供と向き合っていきたい、そっと心に誓って日記を閉じました。
c0033994_5152741.jpg
弟小人は救急車の絵。
世界にひとつだけのTシャツ。
アメリカ人のママたちも褒めてくれました。

[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-24 05:28 | ひとつだけのもの

graduation

c0033994_1462165.jpg
c0033994_149527.jpg

弟小人のpreschoolの卒業がありました。
一年前、入ったときは英語が全くわからず話せなかった弟小人が、気がつけば、先生やみんなに英語で声をかけて遊ぶほどアクティブになっていました。
卒業が間近になってから、何度説明しても、秋には先生と一緒にKindergartenに行くと信じている弟小人。
先生とのお別れのときの、
「Thank you!」
という、彼の高い声がママには甘酸っぱく胸に響きました。

自分の力で大きな一歩を乗り越えた弟小人に、
「一年間、がんばったね。」
家に帰ってぎゅーっと抱きしめました。
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-19 15:19 | こども

小さな贈り物

c0033994_11593221.jpg
小人がプレゼントしてくれたネックレス。
小さなマリアさまのメダイは、以前、姉からのプレゼントについていたもの。
小人がどこからか見つけて来て、刺繍糸(私の部屋で探してきた)に通して作ってくれました。
「ママにサプライズでプレゼントしたかったの!」
端は玉結びがまだできなくて、セロテープでつけてありました。
すてきな贈り物をありがとう。

おやすみの本は小人が選んだ「白いおうむの森」の本を読みました。
絵のほとんどない本を選ぶようになったのは、お話を聞いて、頭の中で想像するための準備ができたのかな。7歳になった彼の成長を感じました。

「白いおうむの森」は少し長いお話なので、一章ずつ読んできました。私とだんなさま、数日リレーをしながら読みすすめてきて、この日読んだのは私でした。
不思議で、美しく、それでいて首筋をすっと冷たいものでなでられるようなお話。
スダア宝石店、自動ドア、インド人の瞳、ゴムの木、白いオウム、大きなルビーの指輪。
「続きはまた明日。」
と、終わろうと顔を上げると、いつの間にか小人は大きく目を開いてベッドに座っていました。
「もうひとつだけ、」
と言う小人に、
「じゃあ、もう少しだけ。」
小人と同じく物語の先を知りたいという甘い誘惑に負けて(私は読んでいるのに)、気がついたら最後まで読んでいました。
「これでおしまい?」
本を閉じて小人と目が合うと、うっとりと魔法から解かれたように、二人で言葉にならない会話を目と目で交わしました。今もまだ、物語の中のたくさんの白いオウムがとまった木の映像がぼうっと心に浮かんできます。
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-16 12:13 | こども

雨音

c0033994_3151829.jpg
雨音を聞きながらの読書本を探すのも楽しい。
小さい頃は不思議がたくさんありました。
雨はどこから降るのか、終わりのない糸のように降る雨を見上げたり、雨と晴れの境目を探したり、お日様に追いつかれないように早く走ってみたり。
とりわけ雨や雪、空から降るものが不思議で仕方がなかったのかもしれません。
梅雨はあんなに嫌いだったのに、この季節になると雨のことを思います。
もくもくと雨雲が出て今にも雨が降りそうな空模様になると、カエルのようにそわそわする小人たちの気持ちが少しわかるような気がします。
あのころと違って、今は家の中で雨音を聞く楽しみを見つけました。
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-09 03:16 | すきなもの | Comments(16)

インドの香り

c0033994_15191913.jpg
出産してから、匂いに敏感になりました。
もともとは匂いに鈍感なほうだったので、出産後、世界に色がついたような感覚になりました。でも、それ以来、いい匂いとは逆に気になりはじめたのがシャンプーなどの石油の匂いでした。また、出産後、髪質が変わったこともあって、髪や頭皮のダメージを感じていたことを友達に話すと、彼女が使っているというヘナを薦めてくれました。「ぜひ、一度やってみて。」という友達の言葉に、でだんなさまと一緒に彼女のおうちでヘナ体験をしてきました。ヘナは、インドの植物からできるトリートメント&染料で、白髪染めとして、また地肌や髪にはトリートメント効果もあり、インドでは古くから使われているのだとか。そのヘナと合わせて、友達が髪が細くてボリュームがない私にはアムラも薦めてくれたので、最近その両方を試し始めました。どちらも使い方は、粉状のものにお湯を足して泥状にして髪にパックのように塗ってしばらくおいて洗い流すという方法で、イグサや抹茶のような草の香りの中、日向ぼっこしながら(ヘナはあたためると効果があるのだとか)急がず頭を洗うというのはなんだかのんびりとしていていいものだなぁと思いました。半日仕事の洗髪。時間がもったいない、と若い頃の私だったら言うかもしれないけれど、髪や頭皮はとても大切なのだということを身を持って感じる歳になって、時間をかけることは自分を大切にすることと思うようになりました。(シャンプーの成分は子宮にまで届くのだとか。)時間と手間はかかるけれど、自然から作られたもので洗うことで、髪にもいいしもちろん環境も汚さない。昔の人は大切なことを自然に知っていたのかなとも思います。洗いあがった髪を触って、小さい頃のことを思い出しました。必要以上にさらさらしていなくて、草の匂いと一緒にお日様の匂いがする、それだけでなんだかいいような気がします。
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-07 15:28 | いろいろ

birthday party

c0033994_1255243.jpg
たくさんの風船を用意して、
c0033994_15214888.jpg
サプライズで、小さな小さな小人の誕生日パーティを開きました。
c0033994_134113.jpg
ママはいつものケーキを二つ焼きました。
c0033994_16221299.jpg
Make a wish!
c0033994_15223784.jpg
7歳、おめでとう。

[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-03 15:36 | まいにちのこと

safari park

c0033994_1203261.gif

折り重なるようないくつもの丘の上をのんびり動いていく雲の影。
その影を追うように、ゆったりと丘を横切るキリンやサイたち。
手前では、縄張りを主張するように威嚇して駆けるガゼルやヌー。
目をこらすと遠くを歩くダチョウや、ごろごろと岩のように無防備に並んだ白いダチョウの卵。
音の無い世界で、動物たちは眠そうに草を食み、のんびり雲が流れ少しずつ陽が回っていく。
あるがままの自然がありました。
柵もコンクリートも見えない世界で、動物の種類で仕分けられることもなく、青空の下、さまざまな草食動物たちが自由にのびのびと暮らす姿に、アフリカに吹く風を感じました。

More
[PR]
by cinnamonspice | 2011-06-02 21:34 | まいにちのこと