ビスケットの缶

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sewing

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私の巾着。
中身は化粧品。

少し前から、お裁縫が好きな6才の女の子にソーイングを教えています。教えるというよりは一緒に楽しませてもらっているという感覚で、子供と相談しながら、彼女たちの「こういうのにしたい!」というアイディアを形にするお手伝いができたらと思います。
 手縫いでちくちく、玉結びや運針の練習など難しいことは抜きで、でもできることはなるべくやってもらうようにしながら、最初の日は巾着を作りました。お友達のママがその子が小さいころ着ていた洋服を持ってきてくれたので、その思い出の布を使って作りました。ちくちく、ちくちく、おしゃべりしながら、また、ちくちく、ちくちく。いつもはミシンでダダッと縫ってしまうけれど、手縫いは景色を楽しみながら散歩するようで、まったく違う楽しみがあることを知りました。時にはリズムが乱れてやり直すこともあるけれど、急がず楽しみながら、世界にひとつだけができました。
 子供たちと縫っていて楽しいのは布合わせ。表と裏、素材感の違う布を合わせた女の子の巾着は私には思いつかないような組み合わせで、表情があってとてもすてきでした。のびやかな運針のあとも、本当にかわいらしくて、大切な大切な作品ができました。それぞれの巾着を前にしたときのみんなのきらきらとした笑顔といったら。さぁ、何を入れよう!その瞬間がまた次のソーイングへとつながります。
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小人が初めて縫った巾着。
運針は大波小波、と大胆なステッチ。
中身は…レゴのpolice officerたち。
それぞれの巾着、用途もいろいろ。

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by cinnamonspice | 2011-04-26 13:10 | ひとつだけのもの | Comments(2)

空想の世界

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昔、何かで、人間は赤ちゃんのころが一番賢い、という話を聞いたことがあります。
詳しい話は忘れてしまったけれど、大人になるにつれ、目に見えない世界が消えてゆき、目に見えるものに頼って生きるようになる、そういう話だったのだと思います。小人たちを暮らしていると、目に見えない世界が見える子供たちは実はとても賢いのだ感じます。徳の高い僧のように、彼らは多くのものを必要とせず、瞑想=空想の世界で生きられる。一方、想像力が減っていく大人はそれを補うために目に見えるものを集めてしまうのだと。引越しで家の中の荷物を整理しながらしみじみ自分を振り返ってそう感じます。
 子供の想像力が現れるものとして砂場遊びがそのひとつです。子供たちが大好きな砂場遊び、小人たちも砂があれば時間を忘れていつまでも遊んでいます。でも、それは大人にはなかなかできないことかもしれません。小人の学校の帰り、毎日、小人の友達と公園で遊んで帰っています。手を使って、落ちている棒を使って、池を作ったり、道を作ったり、近くに生えている雑草を集めてきて、砂漠の中に突如現れたオアシスのようなガーデンを作って水をあげてみたり…。先週ははたくさんのケーキを作っていました。小さなバケツで作ったプリンのようなケーキ、クグロフ型のケーキ、ババロアのような真ん中に穴の開いたケーキ、マドレーヌのようなケーキ…真っ赤な木の実を飾ってみたり、花や落ちていた緑の木の葉を飾ってみたり、砂のパウダーシュガーをかけたり、ふたつとして同じがありません。
「ママたちはここに座って!」
と、小さなパティシエたちにうながされ、ケーキバイキングを楽しみました。
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by cinnamonspice | 2011-04-25 02:24 | こども | Comments(4)

Happy Easter

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イースターに小人のお友達に小さなプレゼントを用意しました。
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中にはにんじんとうさぎのチョコレート。
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お友達からはかわいいひよこをもらいました。

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by cinnamonspice | 2011-04-25 00:46 | まいにちのこと

雨ニモマケズ

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シナモンを効かせて焼いたレーズンサンドウィッチクッキーは最近のお気に入り。

ニュースで、アメリカの教会で開かれた日本の震災の追悼イベントで読まれた宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩を聞きました。今まで何度も、耳にした詩だけど、「雨ニモマケズ」が英語で読まれるのを聞いて、不思議と胸の奥深く響きました。それは、英語に訳しても色あせることなく、国や宗教や言葉を超えて、人が身にまとったいろいろなものをそぎ落としたとき、残るべき人の姿がそこにあるのだと感じたからなのだと思います。

ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

自然の中で小さな人という生き物の私たちは、弱さを認め人間らしく生きること。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」
そうつぶやくだけで、なんだか強くなれるような気持ちがします。

 2011年という今、小さいころに思い描いていた未来を思うと、私たちの子供のころとあまり変わっていないように思っていたけれど、宮沢賢治がいた時代、90年前の明治大正という時代に身を置いてみると、原子力発電や環境問題などの問題に直面している今は、やはり未来にいるのだということを感じます。
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by cinnamonspice | 2011-04-19 10:59 | 今日のおやつ | Comments(12)

Egg Hunt

お友達のおうちのお庭でEgg Huntをしました。
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うさぎが隠した卵、いくつ見つけられるかな。
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たくさん見つけて足取りも軽い小人。
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「見て見て、」
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たんぽぽの綿毛を見つけると吹かずにはいられない弟小人。
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みんなたくさん見つけられたかな。

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by cinnamonspice | 2011-04-19 06:40 | まいにちのこと | Comments(4)

桜の季節

町が桜の淡いピンク色に染まり、うとうと眠くなるような暖かい春風が吹くころになると、小さいころの新生活が始まるときの甘酸っぱい気持ちがよみがえります。みんなにこんなに愛される季節なのに、私が春を好きになったのは、大人になってからかもしれません。
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卵ときび砂糖、薄力粉だけで作るスポンジで、バースデーケーキを焼きました。

桜の季節が誕生日のだんなさまのお祝いを、週末、家族4人でしました。
夕方、飾りつけをしたいと、絵を描いて壁に飾りはじめた小人。
「まだ、途中だからね、見ちゃだめだよ。」
と、パパをベッドルームに押し込んで。
そんな小人たちとの泣いたり笑ったり怒ったりの日々が幸せということ、そして彼らの笑い声が何よりの贈り物なのだと、感じます。

少し前の夜のことでした。
「僕が大人になったら(私の名前)さんはおばあさんになっちゃうの?」
たった今、はじめて気がついたように、小人がたずねました。
「僕が大人になったら…死んじゃうの?」
今度は小さい声でたずねました。
「そうね。」
「つまんない!」
と、少し怒ったように口をつぼめていました。
「100歳までもっともっともーっと生きるんだよね。」
そうだね。私はあなたをどこまで見てあげられるのかな。ママはそんな未来のことを考えてもみなかった。
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by cinnamonspice | 2011-04-19 04:32 | まいにちのこと

山のレストラン

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小人の「山のレストラン」のメニュー。
いくつか気になるメニューがあります。
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カフェラテ、おさかない、イチゴ(ヨーグルト付き)をオーダー。
出てきたものがこちら。

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by cinnamonspice | 2011-04-15 13:01 | こども

エプロンの景色

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 小さいころ、母のたんすの引き出しは宝の箱でした。
今も、開けるとつんと鼻をつくしょうのうの匂いとともに思い出されます。私たちには届かない高い一番上の段にはベルトやネックレスなどのアクセサリー、真ん中の段には母が若いころ編んだというレースの夏物のカーディガンやワンピース、その下にはブラウスなどのトップス…そして一番下の段がエプロンがいっぱい入っていた引き出しでした。そこにはハーフエプロンから、胸当てのついたエプロン、糊のきいた冠婚葬祭用の真っ白なかっぽう着、タオル地のものから花柄、たっぷりのレースのついたものなど、さまざまな素材や柄のエプロンがぎっしり入っていて、こっそり開けるたびに心が躍りました。引き出しをあけては、姉とファッションショーのように着て遊んだこともあったっけ。あのいろとりどりのエプロンを思うたびに、母の匂いや、手の感触がよみがえります。母とつくしを取りに行ったこと、よもぎを摘んでよもぎもちを作ったこと、夕方、今ではなくなってしまった魚屋さんへ買い物に行ったこと…。あのころ母はよくエプロンをつけていたんだと気がつきました。
 私はというと、結婚した当初は母のようにエプロンを使っていなかったけれど、子供ができてからよく着けるようになりました。家でキッチンに立つ時間が長くなったからかもしれません。気がつけば、あのころの母と同じ年ごろになり、二児の母に。その私のエプロンは、キッチンにかけられただんなさまと共有の黒いエプロン1つだけ。それはキッチンに立つ人が儀式のように身に着ける、母のエプロンとはまったく違うものだけれど、でもそれが私たちのつむぐエプロンの物語です。エプロンには、いろんな人がさまざまな思い出を重ねるのだと思います。ふわりと広げたエプロンから広がる物語。あの色とりどりの母のエプロンには私の夢が詰まっていたのかもしれないと、今ぼんやり思います。そしてあの引き出しには母という夢が詰まっていたのだと。
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by cinnamonspice | 2011-04-14 14:17 | すきなもの | Comments(6)

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 ある日突然、家の前の鳥の巣から雛も親鳥もいなくなっていました。雛鳥が生まれて3日目のできごとでした。木の上には空っぽになってしまった鳥の巣だけがぽつんと残されていました。あの鳥の一家に何があったのか、何もわかりません。夕方、一羽の鳩がベランダの手すりで鳴いていました。しばらく鳴いて、去っていきました。お母さん鳥が雛鳥を呼ぶようなその声がもの悲しく胸に響きました。
 鳥が消えた日、私たちも引越しを決めました。今の家から歩けるくらいの距離ですが、ぽんぽんと話が決まりました。5年も暮らした部屋なので、この眺めともお別れと思うと寂しいけれど、一方で新しい生活への期待も膨らみます。
 さぁ、新しい巣づくりのはじまりです。

+++

先週末、小人は日本語の補習校の小学一年生になりました。ランドセルはないけれど、ぴかぴかの一年生の君の背中がとてもまぶしく映りました。
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by cinnamonspice | 2011-04-13 10:19 | まいにちのこと | Comments(4)

凧揚げ

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ビニール袋、割り箸、たこ糸を使って小人が学校で作ってきた凧。
「がんばれ日本」
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弟小人にも作って、凧揚げをしました。
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弟小人はたくさんの車と日の丸の旗
思いが凧と一緒に空高く飛んで日本へ届きますように。

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by cinnamonspice | 2011-04-13 10:03 | こども | Comments(2)