ビスケットの缶

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スースーとネルネル

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トムズ・ボックスさんで開かれている荒井良二さんの展覧会に行きました。
最近のおやすみの絵本は「スースーとネルネル」
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“おおおとこがやってきてあかりをけしました”という書き出しで始まる物語。
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なかなか寝つかないスースーとネルネルが主人公。
そんな小さな人、あなたのおうちにもいませんか。

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by cinnamonspice | 2009-07-29 17:01 |

みこし

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手ぬぐいを巻いてやる気の小人
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小人たちが担いだのはこれではなくて…
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小さい子用の山車のみこし。

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by cinnamonspice | 2009-07-26 17:44 | こども

夜店

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ばあばが用意してくれた甚平を着て、じいじからいただいたお小遣いを握り締めてでかけた小人たち。
ラムネ、ヨーヨーすくい、ボールすくい…初めての盆踊り。

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by cinnamonspice | 2009-07-26 09:43 | こども

不思議の国のアリス

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アメリカから帰って日本の実家の扉をあけると、不思議の国のアリスが薬を飲んで、ぐーっと背や手足が伸びて大きくなってしまったような気持ちになります。
古い日本の家の小さなドア、(小さな母の)びっくりするほど低いキッチンや洗面台、窓…
テーブルに置かれた1ℓの牛乳パックですら一人分に思えるほど。
顔をあげると、
「火を止めて、7分むらす、皮がきれいにむける」
という冷蔵庫に張られた母の謎めいたメモ。
懐かしいものと再会するたびに少しずつ、少しずつ魔法が解けて体が小さくなっていくのかもしれません。
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by cinnamonspice | 2009-07-22 07:40 | まいにちのこと

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音のないぼんやりと青い世界に並んだ大小の二つの影。
「電車(の音)?」
「ちがうよ、あれはブーブ(車)の音。」
「電車ない」
「電車は、ねんねしてるの。」
ふいにトラックに大きな荷物を積むようなドーン、ドーン、という音に高く伸びる大小の影。
「あれは車(の音)?」
呼吸するように膨らむ白いレースのカーテン。
日本で最初の一日は、電車よりも、鳥たちよりも早く始まりました。

+++

小人が最初にみつけた日本の夏は植え込みにあったせみの抜け殻。
「虫!」
と、一瞬固まる小人たち。せみさんのお洋服みたいなもの、と教えると、
「忘れちゃったね。」
せみさんの忘れ物は、そこだけ一瞬で時が止まっているようでした。
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by cinnamonspice | 2009-07-19 09:12 | こども

日本へ

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無事、日本に着きました。(到着した日は強風のためか、今までで一番怖い着陸となりました。)
 飛行機から足を踏み出すと、むっと重さの感じる湿気を帯びた日本の夏の空気と再会しました。いつもと同じ便での到着、冬にはとっぷり日が暮れていた同じ時間の景色も、夏の今はぽつぽつと灯り始めた街の灯と夕焼け空がありました。その茜色に染まる夕暮れの景色に、懐かしさと安ど感が入り混じった気持ちが重なりました。やがて魔法のような時間はストンと落ちる日ととも消え、あっという間にきらきらとまたたくネオンが表れました。
 車窓から見る千葉の臨海地区、お台場、鶴見のつばさ橋、横浜のベイブリッジ、ライトアップされた観覧車やタワーのような高層ビルたちのきらきらとまたたく満点の星空のようなネオン。眠ってしまった弟小人と無言でじっと窓を見つめる小人を乗せて、SF映画の宇宙に浮かぶ未来都市のような夜景を車は駆け抜けていきました。 

+ + +
飛行機の中では「ホノカアボーイ」と「Gran Torino」と2本の映画を見ました。「Gran Torino」は飛行機の暗闇の中一人くすくす笑っていたら最後は泣いて、ずしんと胸に響く映画でした。
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by cinnamonspice | 2009-07-17 05:22 | まいにちのこと

夏を探しに

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明日、小人たちと日本の夏を探しにLAXから飛び立ちます。
2年ぶりになる日本。そして5年ぶり近くになる日本の夏。
初体験になる小人たちは、どんな夏を見つけてくるかな。
日本からもぽつり、ぽつりと更新ができたらと思います。

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by cinnamonspice | 2009-07-14 16:18

あな

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谷川俊太郎さんと和田誠さんの「あな」の本は小人のお気に入りの一冊。
男の子の心を掴む一冊かもしれません。

興味深い番組を見ました。
モンゴルで穴を掘って金を採掘する貧しい遊牧民たちの話のドキュメンタリー。
夏の間、大規模な採掘場の脇の平原に住み、毎日体ひとつで穴に入って金を掘り続ける遊牧民の家族。朝、日が昇るとすぐに自分たちの穴に入り、採掘をして彼らが出てくるころにはとっぷりと日が暮れている。金が採れる日は少ないけれど、毎日もぐっては掘って…暗闇の中で一日、そして夏をすごす。そんな彼らの姿を見ていたら、安部公房の「砂の女」の話を思い出しました。思いがけず毎日砂かきをして暮らす砂の女の住まいでの暮らしを始める主人公。
村人たちによって砂をかく暮らしを余儀なくされる主人公と、寒波で家畜を失ったことで金の採掘に暗い穴へと入る遊牧民の男たちの姿が重なりました。
不条理さとひんやりと冷たい穴という世界が混ざり合って、不思議な世界を感じました。
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by cinnamonspice | 2009-07-13 01:40 |

音楽

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1700年代のwoodblock printの聖歌の楽譜。
赤と黒のコントラストと、手で刷られたぽこぽことした凹凸が美しくて手に取りました。
ラテン語はわからないけれど、部屋に飾るとそこから音楽がこぼれてくるような気がします。

「ママ、どうして泣いているの?」
先日、国際ピアノコンクールで優勝された辻井伸行さんのピアノの演奏を、偶然テレビで聴いたときのことでした。クラッシックに疎い私には、うまく説明ができない美しい音色でした。
 コンクール優勝後、開かれたドイツでのコンサートのときのこと。
辻井さんが舞台に上がると、この青年からどんな音楽を聞かせてもらえるのかと見つめる、耳の肥えた聴衆の痛いくらい鋭い視線と張り詰める空気、そして深い深い沈黙。聴衆の前に座ったものの、何度も座りなおしたり、鍵盤をなでたりなかなか演奏を始められない辻井さんは、沈黙の中のわずかな空気の揺れや温度や感情をも感じ取っているように感じました。そして弾き始めると、びっくりするくらいダイナミックでのびのびとした気持ちのいい演奏は、固く張った氷のような空気を一瞬にして溶かしてしまう魔法がありました。
 そして、最後に聴いたショパンの「子守唄」は、包み込まれるように優しく、繊細な音色とともに辻井さんが受けた深い愛がこぼれてくるようで、甘く胸に響きました。クラッシックの音楽も、演奏する人の聴いたもの、感じたもの、その人の心が表れるということを感じました。

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by cinnamonspice | 2009-07-05 00:11 | すきなもの

ランドリーとワールド

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どこかに紛れ込んでしまった靴下の片割れを見つけ出すみたいに、
ぼくはまた君を探し出すことが果たしてできるんだろうか…「ランドリーとワールド」より

(以前記事で紹介した、)ウラニーノが7/1発売のミニアルバム「ランドリーとワールド」でメジャーデビューをしました。

 一冊の小説を読み終えた気持ちになるような、一曲一曲心をぎゅっとつかまれるボーカル山岸さんの歌詞。これまでのどのアルバムも好きだけど、以前紹介した1stアルバムの「幸せ橋のむこう側」をはじめ、彼女に殺される夢を見て、始発電車を待てずに自転車で彼女に会いに行く「朝を届けに」を含む2ndアルバム「やぶ医者とわたし」、もぐらが主人公の歌「花ともぐら」や義父に背中に龍の刺青を入れられてしまった少年を描いた「龍」などを含む3rdアルバム「情熱の温度」、月の明るい夜、彼女の写真をしおり代わりに本に挟んでデートをする「月夜のデート」や「大学生の悲鳴」を含む4thアルバム「友達の彼女」。これから、という方がいたらぜひ過去のアルバムのほうから聞くのがお薦めです。これまでのアルバムが小説なら、今回のは繊細な言葉を紡いだ詩集のような一枚です。
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by cinnamonspice | 2009-07-03 00:42 | すきなもの