ビスケットの缶

<   2008年 08月 ( 17 )   > この月の画像一覧

読書

c0033994_1191744.jpg
古い大きなglass jarを手にしました。レースやリボンをぽん、ぽん、としまって整理。
ひとつは蓋の内側が欠けていたけれど、古いガラスのこのゆったりとした空気が好み。

リチャード ブローティガンの「西瓜糖の日々」を読んでいます。本の中の「わたし」とともに、とても西瓜糖の世界の中の不思議な出来事と時間の流れを心地よく感じています。じっくりと逃避できる今日のようなグレーの空がぴったりな本。(お日さまが出ていると、何もかもがきらきら輝いてそちらに目が向いてしまいませんか。)実はこの本の前に同じブローティガンの「アメリカの鱒釣り」を手にして読み始めたのだけど、どうも本の中に入っていけなくて困っていたところ。ひとまず、鱒釣りのちんちくりんには少し休んでもらって、この本を手にしたというわけです。今は、この本を読み終えるころには「鱒釣り」のこともきっと好きになれそうそんな風に感じています。でも、もし「アメリカの鱒釣り」しか手にしていなかったら…ブローティガンとの出会いはそこで終わってしまっていたのかな。そう思うと、どきどきしてしまうくらい悲しく思えてきます。
小人たちには、たくさんの本(数)を読んでほしいとは思いません。でも、いろんな本を読むことで、いつか自分の好きな一冊、ほんの一行にでも出会えたら、と思います。これから先、生きていくなかでつまづいたとき、力を貸してくれるのはそんな目に見えないものたちだと。その一片に出会うために、いろんな本を幅広く読んでみてくれたらいいな。初めて読む作家でたとえ自分がしっくり本の中に身を置くことができなくても、同じ作家の別の本を手に取ってみたら大好きな一冊になるかもしれない。私にとってのブローティガンのように。まだ読んだことのない本の中の知らない世界がずぅっと広がっている。30年経った今、私もこれからもずっと本の旅を続けていく旅人です。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-29 02:31 | | Comments(4)

ふわり、ふわり

c0033994_791319.jpg
ベルギーのリネンでストールを縫いました。
両端につけた泡のようなレースがアクセント。
ふわり、ふわり

子供のころは遊ぶのが仕事。小人を見ているとそう、感じます。
遊ぶというのは必ずしも誰かと、また何かをして遊ばないといけないというわけではなくて、誰かと一緒に遊びたい子もいるし、みんなが楽しそうに遊んでいるのを見つめることで遊ぶ子もいるのだだなぁということも。体を使って遊んで、草の匂い、土の匂い、お日さまの匂いをかぎながら、時には転んで血を流したりしながらめいいっぱい遊ぶ。そのなかで、していいこと、いけないこと、泣いている子を見かけたらなぜ泣いているのか、どうしてあげたらいいのか、生きていくうえで大切なことを自分で掴み取っていくのだよね。ママができること。“ライ麦畑の捕手”のように、ただあなたたちが無事に健康に大人になるために、転んだりつまづいたとき手を差し伸べていけたら、そんな風に思います。
お日さまがやさしい顔に変わる夕方、色とりどりの紙飛行機を折ってバッグに詰めて、小人たちと飛ばしました。ふわり、ふわり、と気まぐれな風に乗って舞う紙飛行機は気持ちよさそうで、夕焼け空を小人たちといつまでも見上げていました。たくさんの言葉は交わさないけれど、とても気持ちのいい時間でした。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-28 07:45 | ひとつだけのもの | Comments(2)

海へ

c0033994_14161316.jpg
車で約一時間。途中sea foodのお店に寄っておなかを満たしてから、
c0033994_1416438.jpg
Zuma Beachへ行きました。
c0033994_14174611.jpg
パパと小人が作ったトンネル。パパとママが作ったトンネル。


寄り道
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-25 14:31 | まいにちのこと

ママとおかあさん

c0033994_0435535.jpg
Lisetteさんの本からフレンチスリーブのブラウスを無漂白の綿の布で作りました。
年月を重ねたアンティークコットンのような自然のやわらかいアイボリー色。とても好みの一枚になりました。
襟元のレースを減らした分、胸元に貝のボタンを。
一枚でデニムと、ワンピースの下に着て重ね着など重宝しそうです。

「ねぇ、おかあさん、」
数日前、ふいに小人にそう呼ばれました。
ずっと“ママ”と呼んでいた小人からの“おかあさん”は「はい。」と、背筋が伸びてしまうような響きがありました。“ママ”から“おかあさん”へ。少し照れくさそうで、誇らしげな小人がいました。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-23 04:43 | ひとつだけのもの | Comments(4)

おいしい香り

c0033994_16723.jpg
小人がくれた手紙。
小さくたたまれた包みを開けると見つけたスマイル。
c0033994_162764.jpg
これは犬?怪獣?

ぷくぷくの弟小人の手から香るおいしい匂い。
朝食べた桃の匂い、お昼のポモドーロのミートソースの匂い、おやつに食べたおせんべいのしょうゆの香ばしい香り…まだまだ手で食べることの多い弟小人の手。食べた後、手を拭っても残るそんなおいしい匂いは今だけの香り。夜、お風呂に入らないままふらふらになってしまった弟小人の添い寝をしていたらふわんと香ってきたお魚の匂い。ふ、ふ、ふ、今日は秋刀魚だったっけ。まもなく、すぅ、すぅ、と寝息の聞こえてきた弟小人のぷくぷくの手。この手からおいしい香り消えてしまう日がすぐそこまで近づいているのかな。時々前に進むことが寂しく感じてしまうママです。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-22 01:21 | こども | Comments(4)

夏の終わり

c0033994_7431050.jpg
色あせないもの。
marketで出会った古いピンクッションと宝石のようなティアードロップ型のピン。

小人が教えてくれた満月の夜。窓の外を見ると、木々の合間をぬって、まあるい大きなお月様がするすると空を登っていくところでした。
まあるい月を見ていたらLois Armstrongの「Moon Song」のことを思い出しました。高校生のころ、友達がくれたカセットテープにあった曲は、jazzを知らない女の子が恋におちた曲でした。学校帰り、制服のままその友人と何本も電車を見送って見上げた夜空。あのときと変わらずそうっとやさしく見守るように照らす月を見ていたら、カセットテープに入っていたもうひとつの大好きだった曲、Lois ArmstrongとElla Fitzgeraldの「Let's Call the Whole Thing Off」が久しぶりに聞きたくなってCDをかけました。本と同じように音楽も出会った人の数だけ世界が広がって豊かになるのかもしれない。年月を経ても色あせない歌声に聞き入りながら、窓から入る夜風にわずかに夏の終わりの気配を感じました。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-18 08:01 | すきなもの | Comments(4)

雨降り

c0033994_10312032.jpg
初めて履く長靴の感触。
気がつけばこの間まで小人がはいていた長靴は弟小人がはけるように。

約半年ぶりになる雨が降りました。雨のにおいがしてベランダを見ると地面にぽつん、ぽつん、とできた水玉模様。あわてて小人たちの洗濯物をしまいました。一方、小人たちは急いでクローゼットへ向かったと思ったらおのおの長靴を手にベランダへ。じいじ、ばあばからもらった長靴と傘。ベランダから聞こえる長靴族のはしゃぐ声。ほんの30分ほどだったけれど、夏の気まぐれの雨は小人たちに空からの贈り物のようでした。
不思議なお天気は夜中まで。ベッドに横になって窓の外をぼんやり見ると雷の光が見えました。遠くで鳴っていたのか音も雨もなくただフラッシュライトのように時折光る雷は、幻想的でとても不思議な光景でした。
c0033994_10361060.jpg
長靴族たち。

[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-16 10:36 | こども | Comments(4)

shopping

c0033994_14592545.jpg
私の最近のお買い物はthrift shopで見つけたCAMPERのスニーカー。

年に2回ほど飛行場の大きな倉庫で開かれるBARNEYS NEWYORKの倉庫セールに行きました。飛行機の格納庫のような大きな倉庫に無造作に並べられた洋服や靴や小物。そのなかにはタグの元の値段を見ると、思わず桁を数えてしまうようなものも並んでいるのがちょっとしたスリル。それが赤字で大きく桁が変わっていたりするのが(たとえ買えなくても)快感です。でもその値段よりも驚くのは、たくさん並んだ洋服の一方でフィッティングルームがないために、男女問わずラックの端にかけられた鏡の前で着替えている光景。オープンに次々と着替えるおしゃれな若い女性の一方、会場の隅で人目を気にしながらひっそりと着替えている男性たち。アメリカの家庭の一面を見るよう?で思わず笑みがこぼれます。
我が家はだんなさまがジャケットを購入。小人たちは間近で見るセスナ機に夢中でした。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-14 00:49 | おかいもの | Comments(2)

野生動物

c0033994_3295775.jpg
お友達がサプライズでプレゼントしてくれた小さな小さなどんぐりのチャーム。
ガラスのりすさんが頬張るのにぴったりの大きさ。

ぽつぽつと、とびりきりのチョコレートを味わうように、夜眠る前に「coyote」の松浦弥太郎が行くLos Angelesの号を読んでいます。松浦さんが書くと、何度も歩いている通りも度の合ったクリアーなめがねで覗くような新鮮さがあります。住んでいる私たちよりももっとディープなところの新しい発見や、または旅人としての視線が、心地よい夜風のように吹き込んで、すとんと眠りにつくことができます。
その「coyote」で松浦さんの記事ともうひとつ、とても心に残ったのはマイク・ミルズ(映画「サムサッカー」の監督)が寄せた「Together」という記事で、LAのすぐ近くSilver Lakeに住む野生動物(鹿やコヨーテなど…)たちのことを書いたもの。なかでもマウンテンライオンが住んでいるというのにはとても驚きました。はるか遠くアフリカのサバンナのイメージしかなかったライオンが、都会のすぐ隣でひっそりと暮らす姿を想像するとどきどきします。私たち新参者が知らないLAを、彼らたちは親のそのまた親…と、代々見続けてきたのだろうな。そんな彼らに畏敬を感じます。
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-12 03:32 | すきなもの | Comments(4)

お昼寝

c0033994_239428.jpg
ことん、と眠った小人の手にはばあばがくれた貨物列車が握り締められていました。


More
[PR]
by cinnamonspice | 2008-08-12 02:40 | こども