ビスケットの缶

カテゴリ:こども( 488 )

パズルのピース

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お兄ちゃんが帰りの飛行機の中から撮った空。
雲の上を歩けたらいいのに。

この夏の日本の学校への体験入学は、日本ではお兄ちゃんは中学一年生になり、私の通った中学校が家から徒歩で片道45分かかるのと、中学生という繊細な年ごろのことを考えて、今回はお兄ちゃんも弟くんも見送るつもりでいました。それが、4月ごろ弟くんが急に「僕、日本の小学校また行きたい!」と言ったことから、弟くんだけ2年前に通った私の母校の日本の小学校に2週間通わせていただくことになりました。
登校する日が近づくと、弟くんは言葉が少なくなり緊張しているようでした。そんなドキドキする胸をかかえて向かった小学校、担任の先生は二年前と同じ男の先生と知り一気に緊張の糸がほぐれました。

それから毎日、
「ただいまー、じゃあ、俺友達と公園行ってくるね」
と、バックパックを玄関に置くと、そのまま駆けだして行くようになりました。
聞くと、近所の公園で同級生の男の子たち10人位でわいわいと、鬼ごっこをやったり、野球をやったりしているのだそう。
DSなどのゲームに目をくれることもなくおやつをする時間もおしんで、学校から帰ると汗で濡れたTシャツを着替え、水筒を持ってわぁーと駆け出していく、正しい日本の小学生の男の子の毎日。
「今日は、蜂が二匹いたから、バットを持っていた〇〇くんが蜂をやっつけた」(蜂が気の毒ですが。)
「今日は、ありの巣を見つけたからみんなでやっつけた」(ありが気の毒ですが。)
「今日は、鬼ごっこしていたら、どこにみんながいるか鬼に教えちゃう女の子がいたから、みんなで文句を言ったら、お父さんが出てきて『うちの娘に何か文句があるのか、』って言ったから、みんなでわぁーって逃げた。」
「今日はね、公園で遊んでたら、〇〇くんが『みんな来いよー、』って言うから行ったら、『この辺からミャアミャア声がする』って言って、みんなで近くを探したらマンホールの下から声がするのがわかってさ、交番へ行って話したら、警察官が5人来てマンホールを開けて泥だらけの子猫を二匹助けたんだよ。」
毎日いろんな事件を友達と解決していて、頼もしく感じました。
社会勉強という勉強。
友達という絆がとてもありがたく感じました。

アメリカへ帰る前日、弟くんはお友達と最後に遊ぶ約束をしていました。
その日は東京のあたりでも、雷が鳴り雨や雹が激しく降った日でした。
「今日は無理だね。」
と、弟くんと話して友達と会うことはできませんでした。
帰国の当日は朝早くの出発でした。夕方じいじばあばが家に帰ると、チャイムが鳴って弟くんの友人と名乗る二人の男の子がドアの前に立っていたのだとじいじが教えてくれました。
「僕は〇〇くんのお友達のOと申します。僕はSと言います。〇〇くんはいますか?」
と、二人は丁寧にあいさつして、私たちがもう帰国したことを伝えると残念そうに帰って行ったのだと教えてくれました。
さよならを言いに来てくれた二人の少年の気持ちに胸が熱くなりました。毎日、学校の後公園で友達と駆け回った2週間。子供だけで過ごす時間を通じて、弟くんはアメリカでは見つけられないパズルのピースを見つけたように思います。
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帰る前日、嵐の後でしたが、ぴたりと雨がやんだので花火をしました。
いつもへっぴり腰なお兄ちゃんと弟くん。

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by cinnamonspice | 2017-07-21 21:16 | こども | Comments(2)

卒業式

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弟くんがエレメンタリーを卒業しました。
6年間通ったエレメンタリーともこれでお別れ。
親子ともども頑張った6年間でした。
建築で言う基礎工事のように、この6年間の頑張りが大きな支えになると思います。
駆け抜けた6年間、本当にお疲れさま。
弟くんがエレメンタリーの6年間を一言で表したのは、「仲間」という言葉。
本当にお友達に支えられた6年でもありました。
みんな同じミドルスクールに進めることもとても幸せなことだと思います。
あなたが踏み出す新しい旅路を心から応援しています。

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by cinnamonspice | 2017-06-13 09:32 | こども | Comments(2)

未来への手紙

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お兄ちゃんがミドルスクールの英語の授業で先生から、最後の宿題に「高校を卒業する自分に向けた手紙を書く」という宿題をもらってきました。
封筒に自分の住所と宛名を書いて、切手を貼って先生に提出します。
先生はお兄ちゃんたちが高校を卒業する年、5年後にその手紙を投函してくれるのだそうです。
お兄ちゃんが書いた手紙を一度だけ、内緒、と約束してこっそり見せてもらいました。

「今は僕は二階建てのアパートに住んでいます。僕は引っ越したいです。
君は今、同じところに住んでいますか。
モカは生きていますか?
僕は今サッカーが好きで、一番好きな選手は〇〇で、好きなチームはFCバルセロナだけど、君はどこのチームが好きですか。
僕は将来建築家になりたいので、〇〇大学に行きたいけれど、あなたは今どう考えていますか。
僕は今、シャイで、静かな人だけど、君は変わっていませんか?

僕は行きたいところは日本だけど、君は日本のおやつは何が好きですか?
友達のA,D,Rのことは覚えてる?
今、先生は〇〇、〇〇....に教わっているけれど、今はどうですか。


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未来の自分への問いかけがきりがないほどレターサイズのそっけない罫線の紙に、英語でびっちり小さな文字で書かれていました。
手紙からたくさんの未来があふれてきて、読んでいるうちに胸がいっぱいになりました。
5年後の君は今どうしていますか。
どうかたくさん笑っていますように。


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by cinnamonspice | 2017-06-09 10:45 | こども | Comments(0)

レーズン勉強法

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お兄ちゃんが弟くんの英語と算数の家庭教師役を買って出てくれました。
きちんと家庭教師代をお支払いするので、お仕事です。
さっそく初日、お兄ちゃんと弟くんの声が聞こえてきました。
泣き言をいう弟くんに、
「文句を言わずにやったらレーズン10個あげる。でも文句を言ったらマイナス5個だよ。そのほかに一問正解するごとにレーズン5個あげる。」
レーズン勉強法果たして効果はいかほどに。
さっそく、泣き言を漏らした弟くんは減らされたり、問題を正解するたびに一喜一憂、最後はもらったレーズンを満足そうにもぐもぐ食べていました。
お兄ちゃんがんばれ、弟くんがんばれ。
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by cinnamonspice | 2017-05-25 08:17 | こども | Comments(0)

Dear, Santa

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久しぶりにくるみパンを焼きました。
うっかり軽量を間違えて、砂糖を1/4にまで減らして作ってしまったけれど、ふわふわは変わらず、甘さ控えも大人な味にできました。
焼きたてパンと昨日の残りのかぼちゃのポタージュで一人ランチ。
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子供たちはサンタクロースに手紙を書きました。
細かな(真面目な)お兄ちゃんの絵と思わず笑みがこぼれる弟くんの絵。
絵にも性格が表れます。
弟くんの手紙の書きだしは
「こげんきですか?」
相変わらずいい味があります。
絵の脇には
「えがへんでこめんなさい。」
いろいろ突っ込みどころが満載です。

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by cinnamonspice | 2016-12-14 13:02 | こども | Comments(0)

好きを育てる

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お兄ちゃんのチームは学校のロボティックのクラスのコンテストで3位になったとのこと。
賞金にアマゾンのギフトカードがもらえると小走りで帰ってきました。
ロボティックのクラスに、私たちの子供の頃の時代とのギャップを感じてしまいます。学校の授業に企業のスポンサーがついて賞金が出るというのもアメリカらしくていいなと思います。
好き、の種をどんどん撒いてくれたらいいな。
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今日のアドヴェントカレンダーはキャンディケーン。
マシュマロいっぱいのココアと。チョコミント。



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by cinnamonspice | 2016-12-11 15:27 | こども | Comments(0)

贈りもの

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お兄ちゃんが弟くんに内緒でプレゼントを買うんだと、一緒にお買い物に行きました。
お互いの誕生日にお小遣いで小さなプレゼントを贈りあっているけれど、いつもサプライズにしたくて、こっそり用意しています。
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カードには弟くんが好きな妖怪ウォッチのキャラクターをたくさん。
けんかもするけれど、一番の味方で一番の友人。
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by cinnamonspice | 2016-09-11 11:11 | こども | Comments(0)

10歳の瞳

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10歳の瞳にはどんなふうに世界は映るのでしょう。
親から守られたコクーンのような世界から、これから少しずつその膜を突き破っていく。
少しずつ自分の足で歩みだしていくそういう年なのだと思います。
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弟くんが10歳になりました。
ころんころんの子熊みたいで、静かでコミカルで我が家のマスコット。
と思ったら、急に自我が出て、男気があって友情にも厚く、お兄ちゃんとはまた違う優しさがあります。
優しさゆえに弱い部分も。
なんでもゆっくりで、スピードは遅いけれど、重い岩が転がるようにゆっくりだけどこの一年でずいぶん前に進んだように感じます。
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子育ては「できる」、のシナプスをつないでいくことが大切なんだと最近になって思います。
親として、つい先回りをして「できない」ことばかりが目についてしまうけれど、「できない」、と言い渡すのではなく、できたときにとにかく思い切りほめてあげるということを繰り返していくということ。
それまではただただ待つということ。
この「待つ」というのは本当にしんどいけれど、親としてそれを学んでいかないといけないと知りました。
甘やかすことは愛情とは違うということ。
お母さんはまだまだ勉強中です。
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10歳からの10年は一生の中の大きな栄養分。
これから出会う人、言葉、景色が一生の財産に。
好きなことを見つけて思い切り打ち込むことができたらすてきだなと思います。
10代のすばらしいスタートの年になりますように。

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by cinnamonspice | 2016-09-11 07:09 | こども | Comments(2)

スナップピー

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「スナップピーはマンションなんだよ。」
スナップピーを食べるたびにお兄ちゃんはそう言ってスナップピーを半分に割って、中に入っている豆を見せてくれます。
中に仲良く並んだ豆は一部屋一部屋なんだそう。
「このマンションはファンシーだね。たくさん部屋があるから。」

一週間ほど前、パソコンの写真を整理していたら、古い子供たちの動画を見つけました。
4年前、ハワイのマウイ島に行ったときのものでした。
浮輪で波打ち際の私のところまでレースをするお兄ちゃんと弟くん。
そういえばまだ泳げなかったんだっけ。
その動画をきっかけにいろいろ古い動画をみつけて見始めたら止まらなくなってしまいました。
まだ3歳くらいの弟くんと5歳くらいのお兄ちゃんの日常。
撮ったことも覚えていないような動画たち。
振り返ると、学校行事のきちんとした動画よりもそうした日常のほうがおもしろく感じます。

話はそれたけれど、スナックピーのマンションも、こういう言葉もそのうち聞けなくなるのかな。
そう思うとちょっぴりさみしくなりました。
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by cinnamonspice | 2016-07-28 15:07 | こども | Comments(4)

Junior Ranger Program

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お兄ちゃんと弟くんはお友達と一緒にJunior Ranger Programの冊子に取り組んでいました。
Junior Ranger Programは、年齢によって与えられる課題が異なります。
12歳のお兄ちゃんになると、量も内容も難しくなってきます。
今回、その中で、冊子の中に出てくる言葉を使ってセコイヤ国立公園についての物語を作りましょうというものがありました。
お兄ちゃんは、私たちが朝ごはんを作っている間にさらさらと書いていました。

主人公はセコイヤ国立公園のことはなんでも知っているというJohnという年老いたミュール鹿。その彼がある日、見たこともないくらいたくさんの木々が茶色く変色していることに気が付きます。
書き途中だった物語は最後、こう締めくくられていました。
He gathered his friend and helped Park Ranger to protect the tree. This hard work protected Sequoia for 100 years. The End.
(彼は友達を呼んで、パークレンジャーの人を助けながら木々を守りました。その彼の懸命な努力は、セコイヤを100年守りました。おしまい。)

キャンプグランドへくる途中、ひとつの山のほとんどの木が茶色く変色しているのを見かけました。
よく見ると、近くの緑の木々の中にもその茶色の木が混ざっていました。
ミュール鹿たちのように、セコイヤの美しい森を守ることができたらすてきだと思います。
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by cinnamonspice | 2016-07-05 15:18 | こども | Comments(0)