ビスケットの缶

カテゴリ:たべもの( 189 )

ハンバーグ

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 週末はだんなさま特製のハンバーグでした。前日までおかゆをいただいていた小人と私は、山のようにそびえるハンバーグを前に食べられるかなと不安になったのもつかの間、あっけなくぺろり、と食べました。山のようなハンバーグは、食べるとすぐにエネルギーに代わって行くような感覚がして、食べ物ってすごいなと思いました。
 昨年の夏、日本へ帰ったとき、だんなさまのお父さんがハンバーグを作ってくれました。今まで食べた中で一番大きなハンバーグで、あまりの大きさに食べきれるかなと不安になったけれど、切ると肉汁がじわーっとあふれて、あまりのおいしさにあっという間におなかにおさまっていました。人生で一番大きなハンバーグは、人生で一番のおいしいハンバーグでした。それ以来、何度もだんなさまと話していたら、ある日だんなさまが思い立ってハンバーグを作ってくれました。お父さんのハンバーグを思い出すような大きくてジューシーで、日本のあの夜を思い出しました。
 「またハンバーグ作ろうか。」
そう言って、再び作ってくれたハンバーグ。 「おいしい、おいしい、」とほおばる私たちをうれしそうに見つめるだんなさまは、
「親父においついたかな。」
とうれしそうでした。一歩、一歩、親に近づいて行くうれしいようなさみしいような、親と子について考えた夜でした。
 
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by cinnamonspice | 2014-03-28 04:09 | たべもの

光と影

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最近の一人ランチはRaison Bran Crunchというシリアルに豆乳とシナモンシュガーのグラインダーでごりごり、ほんの少し甘さとスパイスを加えて食べるのがお気に入り。
その時々で、バナナやブルーベリーなども加えて。

 学校の宿題のない金曜日、弟小人のお友達の男の子の双子ちゃんがうちに遊びに来てくれました。
双子ちゃんはそれぞれいろいろな食物アレルギーがあって、事前にお母さんから、アレルギーの品目について教えてもらいました。小麦粉、乳製品、卵、ナッツ…でも、フルーツはなんでも食べられると聞いて、イチゴやスイカ、オレンジなどいくつかフルーツを用意しました。
 家に入ってくると、はじめてのおうちに、目をぱちくりさせる双子たちは、
「どうぞ。」
と私がすすめても、ママが用意してくれたおせんべいなどのお菓子を少し食べるだけで、なかなか、フルーツに近づこうとしません。でも、しばらくして、私がキッチンへ行っているうちに、恐る恐る、テーブルに近づいて小さな手が伸びました。一人が食べると、もう一人が来て二人でなにやら相談ながら、ひとつふたつと手が伸びていきました。高い小さな声で話すそのやりとりが小さなネズミの兄弟のようでかわいらしくて、大きな人が出て行って怖がらせてはいけないとキッチンから見守りました。
 それから間もなくして、
「This is the last strawberry!」
という声がしたので見に行くと、ボウルいっぱいに入っていたイチゴが見事になくなっていました。その隣にはスイカの皮の山も出来上がって子供たちが歓声をあげていました。緊張の糸がほどけた様子の子供たちの間を、私は曲芸のように積み上げられたスイカの皮の山を持ち帰り、弾む気持ちでまた新たにイチゴとスイカを切りました。
 アレルギーがあるのは、ママにとっても、子供たちにとっても、大変なことだと思います。(小人も以前は小麦、乳製品、卵、ナッツなどにアレルギーがありました。今でもナッツやdustmite、猫の毛などアレルギーがあります。)でも、その一方で、小麦や乳製品などのアレルギーがある子供たちのおやつは、生やドライのフルーツなどを食べて、とてもヘルシーで幸せだと感じます。小人は、以前は市販のお菓子は食べられないことが多かったのでフルーツなどを食べていたからか、今でもフルーツや煮干などが大好きでおいしそうに食べてくれます。でも、食べ物にアレルギーのない弟小人(彼は猫の毛やdustmiteにアレルギーがあります。)はチップスやスナック、チョコレートというようなものが大好きで、フルーツや煮干などには、小人ほど好きではありません。そんな彼らを見ていると、アレルギーってなんだろうって考えさせられます。食べられなかったことで、アレルギーがある子は、本当のおいしいものを知っているのかもしれないと思うと、ネガティブに思っていたアレルギーがまた違ったようにも思えてくるのです。
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by cinnamonspice | 2014-02-25 06:35 | たべもの

パンを焼く

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パンがなくなりそうになるとパンを焼きます。
弟小人のほっぺのようなぷくぷくのかぼちゃのパンを焼きました。
小さな手がたくさん伸びて、あっという間になくなりました。
ケーキが食べたいときはケーキを焼きます。
スカートが欲しくなったら、スカートを縫います。
アメリカに来てからの暮らし方。

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by cinnamonspice | 2014-02-06 16:29 | たべもの

pizza night

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少し前の週末の夜、pizza nightにしました。
以前、だんなさまと出かけた「Church & State」で食べたメニュー、Tarte aux Champignons mushroomsを、だんなさまが再現しました。
さくさくの生地(タルト生地)にプロシュートが隠し味のマッシュルームペーストが濃厚でうっとり。

「ママ、僕ね、僕のdream catcher好きなんだ。あれから、怖い夢を見なくなったんだよ。僕、お誕生日にdream catcherを作ってよかったよ。」
夜、小人たちを寝かしつけて部屋を出ようとしたとき、ベッドの中で小人が言いました。怖い夢をよく見る小人のためにお誕生日に企画したdream catcher party。喜んでもらえてよかった。
 実は、小人と同じく、夜よくうなされるママもベッドにdream catcherを飾っているのですけれどね。
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残ったペーストはクラッカーにつけて。
ワインと合います。
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私はベジタブルピザを作りました。
プレーンなピザ生地にチーズ、ソテーしたズッキーニ、すっぱいトマトソースとFetaチーズがアクセント(ブルーチーズならなおおいしい!)。
野菜の甘みがおいしい。

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by cinnamonspice | 2013-11-18 11:59 | たべもの

サラダの音

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風邪で弱ったからだに、ランチにトマトのミネストローネスープを作って、連日トーストと食べました。セロリ、ズッキーニ、にんじん、たまねぎ、家にあるいろんな野菜をくつくつ煮たスープは、体のすみずみにしみわたるようでした。
 少しずつ体調がよくなってきて、週末にはだんなさまのパスタにシーザーサラダを作って添えました。ホルトハウス房子さんのレシピで、ドレッシングに入れるアンチョビと卵の黄身がこくを引き出します。削りたてのパルミジャーノチーズの香りも食欲をそそります。意外なことに、普段はあまりサラダを好まない弟小人が、わしわしと食べていました。毎日食べているパンの端っこを使ってクルトンも作りました。ごりごり、ざくざく、しゃきしゃき、かむたびににぎやかな音が響きました。サラダを食べる音は生命感が溢れる音でした。
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by cinnamonspice | 2013-10-04 13:02 | たべもの

weekend

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週末のだんなさまごはんのボロネーゼ。
私はコーンスープを。
久しぶりにワインを飲みました。

 週末、子供たちとチャップリンの映画「The Kid」を観ました。今の子供たちには、白黒でサイレント映画のチャップリンはどんな風に映るのだろう、だんなさまと感じていた不安は、映画がはじまるとすぐに消えました。小人たちは、いたずらっ子のようなチャップリンに手を口に当ててくすくす笑っていました。小さな男の子とチャップリンのあうんの呼吸の演技に、笑ってほろりの濃厚な1時間でした。
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by cinnamonspice | 2013-09-27 06:35 | たべもの

ヨーロッパを思う夜

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週末は、だんなさまのミラノ風カツレツを食べました。
パン粉にもパルメザンチーズを少し混ぜたのだそうです。

 「ドナウの旅人」を読んでいたら、中学生のとき、ブルガリアの女の子と文通したことを思い出しました。相手は私と同じ年の少女で、私は辞書を引きながら習いたてのつたない英語でやりとりしたことを覚えています。かしゃかしゃという乾いた音が心地よいAir Mail用の便箋の音や感触。一生懸命書いた手紙に、行ったこともない国から初めて返事がきたときは踊るほどうれしかったっけ。それ以来、数ヶ月に一度くる返事を楽しみにしていました。
 あるとき、「お姉さんが成人式に着るドレスのためにシルクの布がほしいのだけど、手に入らないので、お願いできないか、」というようなことが書かれていたことがありました。何でも手に入るのが当たり前の当時で言う「西側」に暮らす14歳の私には、想像もつかない言葉でした。そのころ(今でも)、私にとってのブルガリアは、ヨーグルトと、きれいな山麓(おそらくヨーグルトのCMなどのイメージ)などの景色で、共産主義とはどういうものかなんて考えもしませんでした。そのとき、その女の子に見えている景色と私が見ている世界の景色が違うことにはじめて気がつきました。結局、とても悩んで親に相談して、やんわりと断ったことは、今でも思い出すたびにちくりと胸が痛む思い出となりました。24年ほどたった今、あのころ、ちょうどブルガリアでは共産主義の政治が終わるもしくは終わったころだったのだと知りました。
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下にひいたトマトソースをつけていただきます。
トマトの酸味でカツなのにさわやかでした。

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by cinnamonspice | 2013-09-19 02:30 | たべもの

カフェへ

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カフェで、デーツとピーカンのパンを買いました。
つんと上を向いた、外はかりっと中はふんわりの美人なパンでした。

 子供たちが日本語の補習校でいない土曜日、だんなさまとカフェへランチに出かけました。胃を悪くしてから、控えていたコーヒーも解禁して、清い生活とお別れしました。カプチーノに、キッシュに、チョコレートクロワッサン…悪いことをたくさんしてきました。青空の下、ほほにそっと触れる秋の風が心地よい時間でした。
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by cinnamonspice | 2013-09-16 15:52 | たべもの

新学期

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 小人たちの学校が始まって一人のランチになりました。
夏休み前までは当たり前だったのに、しんとした部屋で食べるランチはさみしく感じます。そんなさみしさの余韻に浸る余裕もなく、毎日ぶるんぶるん、学校行事の山にエンジンフル回転ですごしています。昨晩は、Back to School Nightに行きました。新しい学年・クラスのフレッシュな空気に、気持ちが奮い立つような思いがしました。
 Back to School Nightでは、教室には、新学期が始まってから、子供たちが作ったクラフトや作文が飾られていました。弟小人の教室に飾られていた、自己紹介の貼り絵と作文を読んでみました。
「ぼくのかぞくは四です。すきなたべものはいちごとぶどうです。すきなどうぶつは、ちーたととらとうさぎといぬです。ことしはこんちゅうのべんきょうがした」
クラスみんなが同じフォーマットで書いているなか、弟小人だけかぞくの人数を「四人」と書くところを「四」だったり、文末がなぜか途中で強制終了?だったり、いろいろ気になる作文でした。
 弟小人は2年生に。小人は4年生に。勉強の内容もぐんとレベルアップしていくので、親のほうもどきどきです。

 
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by cinnamonspice | 2013-09-13 02:13 | たべもの

空弁

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羽田空港から山口の宇部空港まで飛行機で一時間半ほどで着きました。
羽田で「空弁」を買ってみました。
久しぶりに手にした紙の箱に入ったサンドイッチ、折り目正しくてわくわくします。
カツサンド対決?
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写真左奥、ふわふわでやわらかい、万カツサンドに軍配があがりました。

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by cinnamonspice | 2013-08-03 16:22 | たべもの