ビスケットの缶

2017年 11月 19日 ( 1 )

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軒先に飾られたイルミネーションや、美しい包みのギフトを両手いっぱいにもった人々や、どこからか聞こえてくるクリスマスソング、ホリデーシーズンのこの季節は夢の中を歩いているような気持ちがして、自然とふわふわと足取りも軽くなります。

週末の蚤の市では、たくさんのクリスマスグッズが並んでいて、私は古いクリスマスのガラスのオーナメントを買いました。
毎年、意識して探してはいないけれど、山積みに置かれたオーナメントの箱の中から一つか二つ、気に入ったものを見つけると買い求めています。
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カラフルなものもかわいいけれど、私が手に取るのはシンプルなガラスらしい手吹きガラスのもので、ぷうと膨らませたシャボン玉のように軽く、その薄いガラスの中に、当時の空気が作り手の手にした人の夢が詰まっているようでうっとり見入ってしまいます。はかない夢が目に見えるとしたらこんな形なのかもしれない、そう思うとそっと壊れないように手に取ってひとつひとつ覗いていると時間を忘れます。このシャボン玉のようなオーナメントひとつひとつがクリスマスツリーを照らしているところを想像するとまぶしい気持ちになります。
お店のおじさんやおばあさんと「きれいですね。」「きれいでしょう。」と話している時は、そんな夢を共有したような気持ちがして幸せな気持ちになります。そして、その夢ひとつひとつに代金を払って手にして帰るときはほくほくとくすぐったいような気持ちがします。
クリスマスグッズを見る人々の顔はぱっと明るく、大人も子供にかえったようないい顔をしています。
蚤の市のそこここにそんな笑顔があふれるホリデーシーズンは本当に魔法のような季節で、みんなで同じ夢を見ているのかもしれません。

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by cinnamonspice | 2017-11-19 02:44 | すきなもの | Comments(4)