ビスケットの缶

2016年 02月 05日 ( 2 )

豆まき

c0033994_08092907.jpg

昨日は節分でした。
弟小人は、節分=鬼になる日、と勘違いしているようで
「オレ、鬼になるんだー。」
「豆を全部よけてみせる」
と、学校でも友達に宣言していました。
鬼のお面も勢ぞろいして、なんだか鬼だらけ。
なぜだかとても楽しみにしている小人たちとことしはモカも加わって、豆まきをしました。
ことしは奮発してたくさんだんなさまが豆を買ってきてくれたので、盛大にまきました。
交替で鬼の役をして、何度も鬼を家から追い出し、それでも足りなくて、もう一回、もう一回、という小人たちの言葉に最後は、二人の赤鬼がやってきました。
鬼は外、福は内、
あらかたお掃除がすんだあと、モカルンバが登場して、最後の仕上げ掃除(食べたとも)をしてくれました。
子供たちの笑い声に家の中の鬼も追い出せたかな。

[PR]
by cinnamonspice | 2016-02-05 08:40 | Comments(0)

頭の中の世界と文章としての世界

c0033994_02113807.jpg
二月。
生まれた月の空気は水にかえるように心地よい。
忙しかった12月、1月がすぎて、呼吸を整える。
パン、ケーキ、お菓子、いろんなベーキングをしたくなるのも、そのせいかもしれない。

小人はミドルスクールで最近コンピューターのクラスを受けている。
授業で、自分のHPを作ったんだと見せてくれた。
そのHPに先生から一枚の写真を与えられて、それから物語を作って載せているのだという。
その物語を見せてもらった。
どこかへ続く苔むした小道の写真だった。
小人が英語で書いた物語はこんな風に始まる。

"This story might happen in real life, be aware.”
主人公は学校で"Mr. Drawdraw"と呼ばる絵を描くのが好きな少年。
少年があまりに絵を描くのがすきだったためある日不思議なことが起こる。
その日、少年は家に帰る途中、絵を描きながら道を歩いていた。
すると、見たこともない道を歩いていることに気がついた。
きっと僕は、絵を描いているうちに道を間違ったのだろう。
そのとき、突然、彼は何かにぶつかった。
「ご主人様、」
そう呼んだのは、見慣れた彼が描いていた生き物だった。
その生き物と少年は遊んでその家に案内してもらった。
その日から少年はその不思議な道を使って生き物を訪ねた。

物語はそこで終わっている。
小人はずっと本を読むのがすきではない子だった。
本を読まなければ文章は書けない、
そう思って、いろんな種類の本を与えてみても夢中になる本とは出合えなかった。
本を読むのが嫌いな小人なので、読み聞かせを続けた。
モモ、ナルニア国物語シリーズ、ドリトル先生シリーズ。
読み聞かせるような本ではないと思ったけれど、それでもどれかひとつでも本を手に取るきっかけになればと思って読んだ。
4th gradeぐらいから本格的に自分でレポート書く宿題が出た。
彼が書いた(英語で)文章は、意味不明ワールドと名づけたほど、いつも説明されないとまったくわからなかった。
説明されてもわからないときもあるほどだった。
4th gradeではものすごい量の英語のレポートに追われた。
タイプする前に下書きをするように言うと、
「僕は字を書くのが嫌いで、一文字も字を書きたくないんだ。」
という名言がこのとき生まれた。
本当に文字を読むのも、書くのも嫌いな子だった。
字を書くのが嫌いだから、仕方がないので下書きもタイプさせた。
泣きながら次から次へと出されるレポートに取り組んだ。
親の私たちはもちろん先生も、彼の意味不明ワールドの文章に向き合った一年だった。
そんな彼も、4th gradeが終わるころに順序立てて説明することができるようになり、少しずつ文章がかけるようになった。
苦しい一年だったけれど、トンネルの先に光が見えた気がした。
今、やっと彼は頭の中の世界に彼の文章が追いついたのだと思った。
頭の中の世界と紙の上の文章世界がやっとひとつになった。
本が好きではない子の分だけ、遠回りしてやっとたどり着いたのだと思う。
第二言語の英語でこうして書けるようになった小人をたくさんほめてあげたい。


[PR]
by cinnamonspice | 2016-02-05 02:13 | こども | Comments(4)