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ビスケットの缶

パンとはちみつと目玉焼き

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少し前に手にした少し古いpyrex refrigerator dishのセット。シンプルで中身が見えるのがポイント。
少しずつ、家の中の保存容器をガラスに替えてきました。
ガラスは重いけれど、食べ物の色も匂いもつかず、プラスチックより劣化もしないのが魅力。
朝ごはんのときでした。半熟の目玉焼きにすぅとナイフを入れようとしたとき
「ママ、卵おいしい?」
と、小人がじいと覗き込みました。
「痒いーならない?」(痒くならない?)
と、尋ねる小人。
卵にアレルギーがある小人たちの朝ごはんには卵料理は乗りません。(家から出たら、卵を食べる人と一緒に暮らしていく。可哀相だけれど、小人のアレルギーがわかったときにだんなさまと決めて、我が家では同じテーブルでママとパパは卵をいただいています。)
「小人も少し食べてみる?」
「僕、卵食べない。僕、痒いーなる、食べない…僕、(両手いっぱいに広げて)大きいなったら卵食べるね。(そのころには)痒いーならないね。」
とにこにこ笑って見せる小人。

小人が大好きな“くまの子うーふ”の朝ごはんはパンとはちみつと目玉焼き。パンは食べられるようになったけれどはちみつも目玉焼きも小人が食べられない食べ物。そのフレーズを読むたびにママの胸はずきんとするけれど、「うーふ、すごいね。卵食べて痒いーならないね。」と、いつも目をまん丸にして尊敬のまなざしの小人。もっといっぱい駄々をこねられるとママは思っていたけれど、君なりにきちんと受け止められるようになっていたのだね。お弁当のサンドイッチの卵サンド、ふわふわの厚焼き玉子。黄色い色が抜けたお弁当箱はどこか寂しい気がしてしまうけれど、そう思っていたのはママの間違いだったのかもしれない。あなたを見ていてそう思いました。
by cinnamonspice | 2008-09-03 05:42 | おかいもの