ビスケットの缶

お昼寝

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ことん、と眠った小人の手にはばあばがくれた貨物列車が握り締められていました。




「ママちゃんと起きててね。」
最近は昼ねをしなくなった小人だけど、この日はたくさん遊んで眠くなった小人。その隣で一緒に添い寝をしようとすると、
「僕ねんねする。ママ座っててね。」
という小人。
「どうして?」
と尋ねると、
「僕、眠れない…」
私も小さいころ、添い寝する母と昼寝をするときどきどきして眠れなかったっけ。
兄弟がみんなことん、と眠りに落ちる中、いつも自分だけ取り残されてしまうという孤独。布団に入って「さぁ、寝ますよ!」と、用意されてしまうとなぜかわくわくしてしまってなかなか眠れないんだよなぁ。寄せては返すレースのカーテンと真っ白い光、おひさまのにおいのするブランケット。幸福感と孤独感と入り混じった少し甘酸っぱい昼寝の思い出。もしかしたら小人も、そうなのかな。
「ママ、ころりん、いいよ。でも寝ちゃだめ。」
「そうだね。座っていようね。ここにいるからね。」
しばらくして、聞こえてきた小人の寝息。もう限界だったんだよね。
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by cinnamonspice | 2008-08-12 02:40 | こども