はじめの
今年最初のソーイングは自分用にCheck&Stripeさんの布で後ろがギャザーのタックスカートを縫いました。
そして、今年最初の読み物は宮沢賢治の「よだかの星」を読みました。
よだかは、実にみにくい鳥です。
という書き出しで始まる物語。
鳥仲間が顔をそむけるほど嫌われるよだか。
くちばしはひらたくて、耳までさけていて、かえるの親戚のようと、うわさされます。
鷹という名前がつくのに、鷹の兄弟でも親戚でもなく、かわせみや蜂すずめ(ハチドリ)のお兄さんだといいます。
きけば聞くほどよだかが気になって、思わずインターネットで調べてみると、ひな鳥はピグモンのような愛嬌のある顔立ちで、思わず笑みがこぼれました。
大晦日の日、友人のお子さんが、学校の演劇で「よだかの星」のよだかの役をやると聞いて、それはよかったというと、
「とても悲しい役なの」
ときいて、手に取ったお話は、本当に苦しくて悲しいお話でしたが、実際のかわいらしいよだかの姿にとても救われるような気持ちがしました。
今年最初のソーイング、今年最初の読書、初めてづくしの新年のはじまりは、生まれ変わって赤ちゃんになるようでなんだかわくわくします。
by cinnamonspice
| 2017-01-08 11:15
| ひとつだけのもの