ビスケットの缶

背伸び

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毎年少しずつ買っているオーナメント、今年は小さなおうちを買いました。クリスマスツリーを迎えるまでは棚の上に飾って楽しもうと思います。

エレメンタリー最後の年の弟くんの担任の先生はとても熱心な先生で、毎日、漢字テスト、英語のスペリング、それを使ったセンテンスの作成、算数のプリント、国語の読解の問題、英語の読解の問題、たくさんの宿題を出して(ひとつひとつ丁寧に添削して返してくださいます。)くれます。勉強も少し背伸びすることが成長するのだと、弟くんと一生懸命取り組んでいます。

その中で英語の読解の問題は、今の旬の話題を用意いてくれるのですが、なかなか手ごわいものばかり。
先日出されたテーマは、アメリカのNFLの選手が国歌斉唱のときに現在アメリカで黒人に対する不平等な扱いがあることに抗議して立ち上がらなかったという問題を受けて、過去にもオリンピックでアメリカの陸上の選手が国歌が流れるときに黒い手袋をしてこぶしを挙げて問題になったことなど、アスリートによるさまざまな抗議行動がいろんな議論を呼んでいることを受けて、賛成反対それぞれの人の意見を読んだ上であなたは賛成するか反対するか意見を書きなさいという宿題でした。
少し前に、白人警官による黒人の射殺事件がいくつも起こっていることなどを弟くんと話しをして、弟くんはこうした抗議行動に賛成するか、反対するか、という話をしました。
弟くんにたずねると、彼は反対の意見ということでしたが、こうした人種差別の問題は自分が黒人じゃないから、白人じゃないから、というのではなく、どの人種でもあてはまるということなど、他人事ではないのだということを話しました。
抗議するのは悪いことではないけれど、怒りを誰かに向けるような方法や見た人の一部の人でも不快に感じたりするような方法はいいのだろうか。
憎しみは憎しみしか生まないということ。では、どうしたらいいのか。
あくまでもママの意見として、そんな話をしました。
まだ時期が早い気がして、今回は弟くんには話しませんでしたが、私が初めて人種差別を体験したのは小学校6年生のときにアメリカの基地内のアメリカ人のお友達と初めてハロウィンのTrick-or-Treatをした時でした。とある家で、
「yellow monkeyには(お菓子は)あげられない。」
そう言われて、私ともう一人の日本人の子はお菓子をもらえませんでした。
何も言えませんでした。
初めて会った大人に、肌の色だけで拒絶される、生まれて初めての経験にとてもショックでそのときのその人の言葉と憎しみの表情が焼き印を押されたように感じました。
人の心の奥底にある冷たい部分に初めて触れた気がして、ただただ悲しくなりました。
差別というテーマ。とても深くて難しい問題です。
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by cinnamonspice | 2016-11-04 12:25 | すきなもの | Comments(0)