ビスケットの缶

今と過去の交わる場所

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雨が続いている。
しとしと降る雨、ざぁーっと降る雨。
何年かぶりの梅雨の雨音にすっぽりくるまってすごしている。
日本にいたときはあんなに憂鬱だった梅雨だけど、子供たちとともに雨降りを楽しんでいる。

この夏、お兄ちゃんも弟も、私の母校の小学校に体験入学することにした。
昨日がその第一日目だった。
子供たちと一緒に学校への通学路を歩いた。
子供の足で15分ちょっと、車社会で暮らしている子供たちにはちょっとした距離だ。
途中、弟小人からは弱音がこぼれた。
急な坂道を登ると、息があがった。
当時、冬には立派な霜柱が立ったキャベツ畑も、スイカ畑もなくなって、競り合うように家が連なり景色はすっかり変わった。
学校の帰り友達とダンボールで滑り降りた芝生の坂もなくなった。
最後の角を曲がって見慣れた景色が広がるとほっとした。
約25年ぶりの母校、最初に目に入ったのは校門を入るとすぐの大きな桜の木だった。
小学生の私が木登りして遊んだ木はまだそこにあった。
久しぶりの桜の木との対面、見上げた桜の木は、のびのびと枝葉を広げ、雨に濡れた黒々とした枝は堂々としていた。
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下駄箱、水色の朝礼台、職員室、リノリウムの階段…
小学校は懐かしいものでいっぱいだった。
変わるものと変わらないもの。
お兄ちゃんと弟の新しい一歩、私の小学生の思い出。
今と過去が交差して不思議な時間軸にいるような気持ちになった。

初日は学校までお迎えに行った。
お兄ちゃんも弟も、給食がおいしかったこと、掃除の雑巾がけが楽しかったことなどを息を弾ませて教えてくれた。
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by cinnamonspice | 2015-07-07 17:57 | まいにちのこと | Comments(0)