ビスケットの缶

親の器

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ひな祭りには母が送ってくれた土鈴の小さなお雛様を飾った。
実家には私と姉のためが小さいころに用意した大きな7段飾りが飾ってある。
そのほかに藤人形などの人形も。
母は私たちがいなくなったあとも、それらを毎年飾っている。
我が家は私だけが女の子なので、週末ささやかなお祝いをした。
去年は忘れたので一年ぶりのひな祭りだった。
そして、ひな祭りが終わって二日後の今日お雛様をしまう。
おばちゃんになると怖いものなしだ。

子育てをしていると、いつも突き当たる壁がある。
たとえば、子供の目の前に小さな石がごろごろ落ちている。
その脇には大きな穴も。
あなたならどうしますか。

私はついついその石を拾ってしまう。
ついつい穴の前に立って「危ない!」と大きな声を張りあげてしまう。
でも、いつもここで壁に突き当たる。
それは本当に子供のためになるのだろうか。

子供は自分で石につまづかないと気がつかないのかもしれない。
自分で穴に落ちないと穴があることに気がつかないのかもしれない。

小人のトイレトレーニングはそれで失敗した。(一年見送った。)
弟小人のときは、彼が一度思い切り私たちの前で失敗をして、その一回きりでトイレトレーニングは終わった。
失敗から学ぶ。
人はそういうものなのかもしれない。
そうわかっていても、子供に痛い思いをさせたいと思う親はいない。

一度思い切り失敗しなさい。
失敗したとき手を差し伸べるのが親の仕事なのかもしれない。
でも、つまずくことや穴に落ちるのをわかっていて見守るのは難しい。
私の親としての器はまだまだ小さい。
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ひなあられが大好きな小人と弟小人に義母がひなあられを送ってくれた。
歓声をあげて、あっという間におなかの中。

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by cinnamonspice | 2015-03-06 08:03 | まいにちのこと | Comments(8)
Commented by cloversdesign at 2015-03-06 11:08
よくわかります
100%の完璧な子育てなんてないのかも…
世のおばあちゃんたちによると、親がHappyにしていれば
それでいいんだそうです。
怒りすぎたって手を差し伸べすぎたって…いいんだそうですよ。
Commented by れい at 2015-03-07 00:05 x
こんばんは。
cinnamonさんが器が小さいというのであれば、私なんてお猪口くらいの大きさもありませんよ・・・!
毎日葛藤の連続です。過干渉にならないように、暖かく見守ることって自分の子に対しては難しすぎる!子どもの友人たちにはできることなのに、距離が近いというだけでそうなってしまうのは、どこかで期待しすぎているからかも・・と思っています。わかってはいるんだけど、それでもまた小石を拾い、落とし穴の前で迂回するように大声を上げてしまうんですよねえ・・・。「見守る」という呪文を自分にかけたいです。
Commented by ori--iro at 2015-03-07 01:45
とても共感します。
私もcinnamonさんと同じで、
自ら石を拾い、穴の前で叫ぶでしょう。
でも、それは小さい頃のまだ子ども達が分からない時期だけで良いのかもしれませんね。
成長し、子供とは言え、自分で考え思う事ができるようになれば、
その時は子ども達に判断を時には委ねる事も必要なのかもしれません。
特にここアメリカでの暮らしは、ずっと親子寄り添い、
お互いに子離れ、親離れができず(しないまま)、
悪循環が招き起こる事も多いはず。
何かを気にすることができれば、私は先に進めると信じています。
それが失敗だったり、落ち込むことだったり、
「考える」時間が子供にも、大人にも大事なんですよね、きっと。。
私の場合、もう頼りなさすぎて(苦笑)
子ども達の方が逞しくなってきていますが、
それで良い、と今は子ども達に甘えています。
どんな時も、親は味方であれば良いとも。。。
失敗しても自信をつけるまで、見守ってあげればと思います。
優しく見守ることが、私も大変ですが、、、トホホ。
Commented by cinnamonspice at 2015-03-07 03:57
+cloverさん+
こんにちは。
ぽかぽか春らしい天気が戻ってきましたね。

子育ては本当に難しいですね。
難しく考えれば難しい、昔の子沢山だった時代のようにおおらかに育てられるのが実は一番理想なのでしょうね。
今は、子供が少ない分目が行き届きすぎてしまうからいろいろ心配も山積みになるのかもしれません。
いつもお日様みたいにお母さんが笑っていれば(時には雨や曇り空もありながらも)、花や野菜のように子供たちものびのびと大きく育つのかもしれませんね。
Commented by cinnamonspice at 2015-03-07 04:03
+れいさん+
こんにちは。
あたたかなコメントありがとうございます。

私もれいさんとまったく同じで、小人たちのお友達にはできても、自分の子供には時には厳しく注意してしまうことがよくあります。
注意しても穴に落ちるときは落ちるし、つまづくときは躓くのですよね。
わかっているけれど、見守るというのはとても難しいですね。
れいさんも同じように葛藤されていると知って、心強く感じました。
ひとつの石を見送るところから、親も少しずつ成長したいですね。

Commented by cinnamonspice at 2015-03-07 05:08
+oriさん+
こんにちは。
oriさんも、お仲間なのですね。
おっしゃるとおり、でもそれは子供が本当に小さいときまでなのでしょうね。
自分で、よけることやかわすことができるようになったら、そばで見守るということに親の仕事は変わっていくのかもしれません。
わかっていながらも、なかなかそれを実行するのは難しいですね。(ついつい赤ちゃんのときのように、守ってしまいたくなります。汗)
そろそろ子離れのタイミングなのでしょうね。
oriさんのお子さんたちはしっかり自分の足で立っていて、しかもoriさんを支えてくれていて本当にすばらしいです。
子供は成長とともにさらりとさなぎを脱いでいくけれど、親のほうは難しいですね。
Commented at 2015-03-08 15:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinnamonspice at 2015-03-08 16:32
+鍵コメントさま+
こんばんは。
コメントありがとうございます。

娘さんの体調はいかがですか。
アレルギーも、少しずつよくなられることを祈っています。
病気をする子しない子、本当にみんな一人ひとり違いますね。
子供を授かって初めて知る痛みもありますね。
でも、いろいろ背負った小人は、その分、とても人の痛み(心も含めて)にも敏感に育っているように思います。
親に対しても。(親と子、食物アレルギー、入院などの悲しい経験を乗り越えた絆で結ばれているのかもしれません。)

心配性の母、万歳!
私も心配性の母なので、お気持ちすごくわかります。
お母さんって子供の心配をして当然ですものね。
心配できるのも幸せなこと、まだまだ小さいうちは大手を振ってたくさん心配させてもらいましょう。
なんて、きっと子供が大人になっても心配するのがお母さんなんでしょうね。