ビスケットの缶

Talent Show

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パッケージもかわいいブラッドオレンジの香りの香水。
春夏のにおい。

小人の学校では毎年タレントショーというイベントが開かれる。
日本人の私にはあまり馴染みがなく、ピアノやギターやバレエなど、習い事の成果を発表する場と考えていた。
「僕、最後だからね、友達と出るんだ。」
と、1月の終わりに小人が言った。
「何を?」
「コメディ(Skit)をやるんだ。」
半信半疑で、小人たちの寸劇の練習が始まった。
シナリオはお友達が書いた。
毎週末友達の家で練習を重ねた。
オーディションがあり(学校にふさわしい内容かのチェックでほとんどが通る)、リハーサルがあり、そして昨日、本番の夜を迎えた。
会場いっぱいに集まる観客。ほとんどが舞台に出る子の両親や家族だ。会場は熱気に包まれる。
驚いたのは本番にリハーサル以上の力を出す子供たちの姿だった。
リハーサルでは自信なさげな様子だったのに、みんなすてきな笑顔だった。
そのあとの練習の成果なのかもしれない。
スポットライトの魔法なのかもしれない。
小人の番が近づくころには、私がドキドキして手に汗をかいた。
小人たちの幕が上がる。
誰も笑わなかったら、台詞が抜けたら…
私の手がなぜか震えて動画を撮る携帯電話の画面が小刻みに揺れて止まらない。
小人たちは少しのアドリブを加えながら、自信いっぱいに演じていた。
どの子供たちにも観客たちは惜しみない拍手と歓声を送る。
子供たちは晴れやかな笑顔で舞台を降りた。
アカペラでの歌、ギター、ピアノ、タップダンス、合唱、寸劇、マーシャルアート、マジック…
多彩なタレントにただただ魅了された。
小さな間違えのシーンもむしろかわいらしくて魅力的だった。
本当にすばらしいと思った。
びっくりするくらい親たちが盛り上がって、子供が好きなことを親も周り人がサポートする。
こうしてアメリカの子は人の前で何かを表現することに自信をつけていく。
ショーがはねた後の小人の晴れやかな顔が印象的だった。
小人にとっての最初で最後のタレントショー、Elementary生活最後、とても貴重な経験をさせてもらった。
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by cinnamonspice | 2015-03-01 05:10 | まいにちのこと | Comments(2)
Commented by ruinyoro at 2015-03-01 12:44
いいないいなとっても素敵です!
様子が目に浮かぶよう。
表現ってとても大切ですよね。
葛藤や照れ、自分自身の理想を飛び越えて子どもには表現を
してほしいと思っています。
海外の教育はこんなところがいいなぁと。

そしてこの香水好みです。
パッケージがドキドキ。
オレンジの香り、海辺が似合いそうです。



Commented by cinnamonspice at 2015-03-02 16:23
+ ruinyoroさん+
こんにちは。
子供たちのタレントショー、本当に刺激的ですてきでした。
Elton John, John Lennon,さまざまなミュージシャンがいて(みんなきちんとソックリなコスチュームや小道具をつけてくるんです!)本当にみんな笑顔がきらきら輝いていました。
その楽しい空気を作るのは観客なんですよね。
ちゃんとお客さんとの掛け合いもあったり、お客さんがパフォーマーを乗せたり(盛り上げたり)そういう楽しみもあったりして、子供のイベントだけど、大人も楽しんでしまうところがアメリカらしいなぁと思いました。
こうして子供たちは大きく可能性を広げていくんですね。

この香水のシリーズ、水彩画のイラストがみずみずしくてすてきですよね。
夏の空を思い浮かべるようないい香りなんです。