ビスケットの缶

autumn

c0033994_7474686.jpg
小人たちがスリープオーバーに行くと、お友達がお祝いにシャンパンをプレゼントしてくれた。
私たちが結婚式で、ヴーヴクリコのシャンパンタワーをしたことをいつか話したことを覚えていてくれたからだと思う。(結婚式を思い出すときは、シャンパンの香りとともに思い出す。)
いつも友人夫婦は返しきれないほどの愛情をプレゼントしてくれる。
その夜、スリープオーバーの小人たちとお友達のお子さんたちでアニバーサリーのビデオを作って送ってくれた。
数日前、学校で見た白黒のサイレント映画風で、ベッドの上に並んだパジャマ姿の子供たちがみんなで順番に「Happy Anniversary!」と叫んでいる。
声が聞こえない分、心に響いた。
本当にありがとう。

 20代で結婚しただんなさまが40代に、私ももうすぐそこへ届こうとしている。結婚したころは二人でちょっとすてきなレストランやバーに行くと、若い私たちには場違いな感じがして気恥ずかしかったけれど、いつの間にか、それなりの年になっている。(LAではアジア人は若く見られるから、もしかしたらアメリカ人から見たら若造なのかもしれないけれど。)お寿司屋さんもそんなお店のひとつ。今では、皺や人生経験をまとって、以前よりはしっくりなじめているのかもしれない。それがちょっとうれしい。
 だんなさまは少し前から、あご髭を少し伸ばしている。はじめは見慣れなくて嫌だったけれど、最近やっと慣れてきた。だんなさまのあご髭も、この年になってちょっと白髪も混じってきて、似合っているような気がする。記念日のディナーを食べながら、だんなさまと年を重ねるにつれ、秋が四季で一番好きな季節になったという話をした。セピア色を帯びたやわらかな日差しが照らす秋はどこまでもやさしい。豊かで、やさしく、美しい季節。私たちもそこへ向かおうとしている。
[PR]
by cinnamonspice | 2014-11-11 07:54 | まいにちのこと | Comments(0)