ビスケットの缶

深呼吸

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ベッドサイドに植物をかけました。
なんだか一緒に呼吸している感じがします。
心がざわざわするほど、口内炎が増え、白髪が増え、植物が増える(笑)気がします。

 小人の体調を心配したじいじから電話がかかってきた。昨日、病院へ連れて行ったことを電話で伝えてはいたものの、その後の経過を気にかけて再び電話をくれたのだった。
 小人の場合、普通の風邪でも、普通には直らないことが多い。(本当は飲ませたくないけれど、結局最後は抗生物質の力を借りないと治らない。)連日、熱が上がったり下がったりするうちに、おとといの夜、突然熱がまた上がり、小人の小さな胸がひゅうひゅうと音を立て始めたとき、二年前のように「肺炎」という文字や「入院」という文字が見えてパニックのような状態になってしまった。母親とは大きな木だと思う。立派な幹のお母さんになりたいけれど、自分ひとりの体もやっとの幹で二つの小人という大きな枝を張ってしまっている小さな木の私は、時に抱えきずに折れそうな気持ちなる。そんな頼りない木の上に暮らす小人たちが不憫に思えてこらえきれず実家に電話をかけた。父が出て、やがて出先から戻った母から電話があった。電話の向こうで、屋久杉のような大きな母という木が私を受け止めてくれた。
「最初から立派なお母さんなんていないのよ。」
母親になってもう10年、いつになったらりっぱな母親になれるのだろう、とぼんやり考える。

 電話の向こうの父に、病院でいただいた抗生物質が効いてよくなったと伝えると、
「そうかぁ、よかったなー。いやぁ、よかった。またなにかあったら電話しろな。」
と、安堵が体の底からこみ上げるように何度も何度も繰り返すようにつぶやいた。じいじ(父)の体のほうがしんどいのにね。心配ばかりかける娘の自分を心から反省した。

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by cinnamonspice | 2014-09-24 13:46 | すきなもの | Comments(10)
Commented at 2014-09-25 03:54
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Commented by cinnamonspice at 2014-09-25 13:46
+鍵コメントさま+
こんにちは。息子さんのこと、私も覚えています。生きた心地がせず涙があふれる…そのお気持ち、とてもわかります。子供が苦しんでいるときに、代わってあげられない、とてもつらいですよね。そのお気持ちを思うと、うまく言葉を見つけられずコメントができませんでした。
 免疫力や体力は、兄弟ですら一人ひとり子供って違うんですよね。同じ風邪を家族でリレーしても、免疫力で乗り越えられる子と、肺炎になってしまう子と。小人は水泳をはじめて、ずいぶん丈夫になっていたのですが、今回は久しぶりにまた大きな風邪を背負ってしまったみたいです。きっと息子さんや小人みたいな子は疲れがいけないのでしょうね。無意識のうちにも頑張っていることがあったりするのかなと思います。大変な経験はきっとその子にとっても栄養に変わる日がくるのでしょうね。
 息子さんが健康にすごされたこと、もしかしたらほかの子には普通の出来事かもしれない、その一年の重みをずっしりと感じました。子供が笑ってすごせることが何よりの幸せですね。あたたかい言葉ありがとうございます。
Commented at 2014-09-28 11:06 x
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Commented at 2014-09-28 11:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinnamonspice at 2014-09-30 02:27
+鍵コメントat 2014-09-28さま+
こんにちは。
暖かなコメントを寄せてくださってありがとうございます。
鍵さんのこともちろん、覚えています。お母さんになられていたのですね!おめでとうございます!!お子さんも、もうそんなになられるなんて。時が経つのは早いですね。。。
 お子さんのアレルギー、1歳からなのですね。(小人は気がついたのは2歳からです。)食物アレルギーがある子は喘息やアトピーなどもある子が多いのですよね。なんだか、小さいころから苦労を背負わせるような気持ちで不憫に思ってしまうことも。ちょっとした風邪からあっという間に気管支炎に。鍵さんも同じように不安に感じられていたのですね。お子さんが小さいから、とても心配ですよね。小人がお子さんくらいのとき、熱でもあまり解熱剤(日本でいうバファリンのようなもの)を飲ませないようにしていたら、熱性痙攣を起こしたこともありました。自然に育てたいという気持ちと、それ以来、病院でも言われて小人のような熱性痙攣を起こす子は熱が出たら解熱剤を飲ませたほうがいいということを知りました。なので自然に育てたいという葛藤のお気持ちもとてもわかります。続きます。
Commented by cinnamonspice at 2014-09-30 02:30
+鍵コメントat 2014-09-28さま+
 でも子供の免疫は大きくなるにつれ、自然とついてくるものなのですよね。食事などに気をつけることも大切ですが、(免疫力をすぐにつけるような)近道はないんだな、と小人を見ながら私も学んでいるところです。その子、その子の体質で。育児書はあくまでガイドラインであって、みんなそれぞれ違うのですよね。
 子供が苦しんでいるときに変わって揚げられないのは親としてとてもつらいですね。でも、その涙の数だけ子供との絆が深まるように感じます。一緒に頑張りましょうね。みんな元気で丈夫に育ちますように。
またお話させてくださいね。
Commented at 2014-09-30 23:10 x
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Commented at 2014-09-30 23:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinnamonspice at 2014-10-01 13:15
+鍵コメントさま+
こんにちは。コメントありがとうございます。
(キャンプのお話にもお付き合いいただきありがとうございます。)
エネルギッシュな夏の終わり、お祭りのあとのようにみんな疲れが出てしまったのかもしれません。気持ちのいい秋ですが、季節の変わり目の秋はこの数年こんな風に始まるように思います。
 日本はこの夏、異常な気象に翻弄された夏だったのですね。確かに振り返ると何十年に一度というような規模の自然災害がいくつも押し寄せたようにも感じます。台風による大雨、洪水の甚大な被害にはなすすべないほどの自然の力の大きさを感じました。御嶽山の噴火のニュースにも胸を痛めるばかりです。自然は私たちにたくさん与えてくれるけれど、時にはたくさんの罪のない人の命を奪うこともあるのですよね。そのたびに、やりきれない思いがします。続きます…
Commented by cinnamonspice at 2014-10-01 13:15
+鍵コメントさま+
続きです。
 鍵さんは、人の命と向き合うお仕事をされているのですね。秋という季節の変わり目は、ぜんそくのある子や免疫力・体力の少ない子供やお年寄りにはとても体調管理が難しいときですね。鍵さんの言葉のとおり、大きな気温の変化だけでなく、人の体は敏感に自然の移り変わりを感じているのですよね。
 鍵さんのあたたかな言葉に力をいただきました。親という大きな木は今日明日ではなれないのですよね。年輪を重ねて、私もいつか大きな木陰を作れるような木になりたいと思います。