ビスケットの缶

怖くないよ、怖くないよ。

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ママにだけ心を許すのです。

犬も人間と同じでいろんな性格の子がいる。お友達の家のチワワはとても怖がりで、ママ以外には心を許さない。シェルターからもらわれたので、もしかしたら過去に人間との間に何かがあったのかもしれない。誰かが来るとダイニングテーブルの下に入ってそこから吠える。大きな音はもちろん、小さな音がするだけでびくっと飛び上がるし、人のそばには近づかない。でも、本当は撫でて欲しいし、誰かのそばにいたい。小さな体からそういうメッセージが伝わってくる。怖がりな子だから、私も遊びに行ったときは、こちらからは近づかないようにしている。でも、おうちへお邪魔するたびに、少しずつ距離が近づいているように感じる。少しずつ、少しずつ。控えめに尻尾を振りながら近づいてくるようになった。でも、撫でようとすると怖いのかするりとかわして逃げていく。そういう繰り返し。怖がりの女の子と恋の駆け引きをしているみたいな気持ちになる。お互い意識しているけれど一歩が踏み出せない。
「怖くないよ。怖くないよ。」
わからないかもしれないけれど、言ってみる。姉妹のもう一匹のわんちゃんは人懐っこいので、そのわんちゃんを撫でているとそのそばで、うらやましそうに控えめに尻尾を振っている。その姿を見ると胸が苦しくなる。
 その彼女が、昨日、初めて私のそばでおなかを出してごろりんと寝転がった。ほんの一瞬のことだった。
「怖くないよ。怖くないよ。」
そうっとおなかをなでたら、うっとりと目をつぶった。
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by cinnamonspice | 2014-06-01 01:01 | すきなもの | Comments(2)
Commented by kotori at 2014-06-02 13:16 x
怖くないよ。怖くないよ。って言葉は安心できる人が安心できる時間と場所を用意してくれてるんだってわかってきたのですね。
幸せになれて良かったね。

我が家にもシェルターから引き取った子がいます。4ヶ月で我が家に来ましたが、小さい時よりも気難しい子になりましたがこれは性格です。環境でできてしまった怖がりさんや人への不信感は必ず愛情で変えられると(特定の人のみにせよ)思います。
我が家の娘も怖がりさんですが今までいた子にはないものをたくさん持っています。大丈夫だよ、大丈夫だよが私の安心のことば。
初めは戸惑いましたが、みんなそれぞれで可愛い。
なによりもお互い信頼しあえ、お互い安らぐことができる大切な存在です。

日本もアメリカのように早く生体販売するペットショップがなくなるといいのですが。
Commented by cinnamonspice at 2014-06-03 06:40
+ kotoriさん+
こんにちは。コメントありがとうございます。
犬も人も同じなんですよね。生まれつきいろんな性格があるし、後天的な要素も性格を形作る上で大きく影響してくるのですよね。後天的に傷ついた心は、安心できる人や安心できる時間、場所を持つことで変わることができる。お友達のおうちのチワワちゃんも、とても愛のあふれたお友達であるママさんのうちの家族になれて、本当によかったなと思います。
 kotoriさんもシェルターから引き取った子と暮らされているのですね。生まれつきの性格もありますね。人間もそうですが、それぞれ個性が異なる子を一人一人見つめてあげることが大切なんですね。
 アメリカに来て、ペットショップでわんちゃんが買えないことにはじめは驚きました。確かに、命を扱うのですから、アメリカのようにブリーダーやシェルターなどからもらうことがメジャーになっていることは、いいことですよね。