ビスケットの缶

tides

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 キャンプの翌日、朝早く目を覚まして海を見に行くと、海へ続く傾斜の急な崖に野うさぎがいました。少し歩くと、今度は誰かの視線を感じて見ると、目の前にプレーリードッグが穴から顔を出して二本足で立っていました。お互いなんだか目をそらせなくて、そのまましばらく見つめ合っていたけれど、永遠に続きそうなにらめっこに、ついに私が観念して動くと、プレーリードッグもほっとしたように慌てて穴の中へ駆け込んでいきました。子供たちとは、日向で腕立て伏せをするとかげに会いました。思いがけない生き物たちとの出会いに心がほどけました。
 私たちが着いた夕方には、海は満潮で急な階段の下まで海水に浸っていました。楽しみにしていた子供たちの海遊びは翌日までお預けとなりました。翌朝も朝ごはんのころまでは満潮で、子供たちは遊びながら、のんびり潮が引くのを待ちました。海を見つめていると、波は同じように寄せては返すを繰り返しているだけのようなのに、いつの間にかあんなに満ちていた潮が引いていました。満ちては引いていく潮に人生を教わるような気がしました。
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by cinnamonspice | 2014-05-01 08:00 | キャンプ | Comments(0)