ビスケットの缶

ハンバーグ

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 週末はだんなさま特製のハンバーグでした。前日までおかゆをいただいていた小人と私は、山のようにそびえるハンバーグを前に食べられるかなと不安になったのもつかの間、あっけなくぺろり、と食べました。山のようなハンバーグは、食べるとすぐにエネルギーに代わって行くような感覚がして、食べ物ってすごいなと思いました。
 昨年の夏、日本へ帰ったとき、だんなさまのお父さんがハンバーグを作ってくれました。今まで食べた中で一番大きなハンバーグで、あまりの大きさに食べきれるかなと不安になったけれど、切ると肉汁がじわーっとあふれて、あまりのおいしさにあっという間におなかにおさまっていました。人生で一番大きなハンバーグは、人生で一番のおいしいハンバーグでした。それ以来、何度もだんなさまと話していたら、ある日だんなさまが思い立ってハンバーグを作ってくれました。お父さんのハンバーグを思い出すような大きくてジューシーで、日本のあの夜を思い出しました。
 「またハンバーグ作ろうか。」
そう言って、再び作ってくれたハンバーグ。 「おいしい、おいしい、」とほおばる私たちをうれしそうに見つめるだんなさまは、
「親父においついたかな。」
とうれしそうでした。一歩、一歩、親に近づいて行くうれしいようなさみしいような、親と子について考えた夜でした。
 
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by cinnamonspice | 2014-03-28 04:09 | たべもの