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ビスケットの缶

こぶとりじいさん

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 女心のような気まぐれな秋の気候に翻弄される日々が続いています。先週末からこの先一週間で、気温は10度以上も下がるのだそうです。それでも、朝晩のひんやり冷たい空気に、確かな秋の訪れを感じるとそよそよと胸が躍ります。秋ののんびりとした空気のなか、子供たちをお迎えに行くまでの間に、バッグにレースを縫い付けてみました。
 
 この日の小人の宿題は本の内容を要約するというもので「こぶとりじいさん」の本を持って帰ってきました。小人が書いたものには、

「このお話にはこぶのあるようきなおじいさんと、こぶのあるおこってばかりのおじいさんが出てきます。ある日ようきなおじいさんは森でおにに出会いました。ようきなおじいさんがおどると、おにはおいしそうになりました。…」

『おにがおいしそうになった』という部分を確認するために本を開くと、おにたちと一緒に踊りだしたようきなおじいさんに、
「おじいさん、うまいな。」
と言うおにのせりふがありました。小人はどうやらこの『うまい』を勘違いしていたようでした。間違いに気がついた小人に、改めておじいさんは何がうまかったのかと私が尋ねると、私たちの前で話を聞いていた弟小人が、
「こぶ!」
とほっぺをふくらませて見せました。そのほっぺがおいしそうで、思わずみんな笑ってしまいました。おじいさんがおいしそうと思った小人も、こぶがおいしそうと思った弟小人もどちらも不正解、国語の道も山あり谷ありです。
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小人がいつも学校からのプリントのどこかに書いてくるイラスト。
秋の歌には、秋の名物(さんまとお月見だんご)がありました。

by cinnamonspice | 2012-10-06 15:29 | ひとつだけのもの