ビスケットの缶

大きな家

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Mauiの空港に着いて、「Aloha!」の声とともにあったかい空気に触れたとき、お日さまをいっぱいに浴びたタオルケットで包まれたようにほっと心の糸が解けました。外のまぶしい景色に目が慣れないなか、Baggage Claimでスーツケースを待ちながら、多くの空港にあるような重々しいコンクリートの壁やガラスのドアの代わりに、外へと大きく開かれた“大きな家”のようなのんびりとしたMauiの空港に行きかう人々を見ていたら、自分たちが身につけているものが多いことに気がつきました。目に見えるもの、目に見えないもの。あぁ、私はなんてたくさんのものを身に着けているのだろう。ハワイではそういうものは必要がないんだと思ったら、今までなんとも思っていなかったそれらがずっしりと重く感じました。羽織っていたカーディガンを脱いで、機内用のぶあつい靴下と靴から、素足でビーチサンダルに履き替えたら、心にもハワイの風が抜けていきました。
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コンドミニアムの目の前にあるカパルアビーチは、"America's Best Beach"として何度も選ばれたことのあるというビーチと聞いて出かけました。イメージしていたものとは違い、ひっそりとした秘密の場所のような小さなビーチは、砂浜と波打ち際までコーラルリーフがあって、そこには色とりどりの熱帯の魚たちが泳ぐ、人が入ることがためらわれるほど美しいビーチでした。水の中に一歩足を踏み入れると、色鮮やかな熱帯の魚たちが泳ぐ水族館の世界が広がっていました。だんなさまに誘われて、小人も私も人生初めてのシュノーケリングを体験しました。海が怖いママは、波打ち際をぷかぷか漂い魚たちと一緒に波に引かれて寄せられて、魚の気持ちになりました。一方、だんなさまと浮き輪頼りに深いところまで行った小人は、走って帰ってきて、
「こんなに大きい、エンゼルフィッシュを見たんだよ!」
と、興奮して上ずった声で教えてくれました。
近くにいたアメリカ人の男性たち家族はうつぼや海がめが泳ぐのを見たと話していました。カメラで撮った海がめの写真を見せ合う様子は、自然を前にみんな子供のように目がきらきらしていました。
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by cinnamonspice | 2012-04-11 12:34 | まいにちのこと