ビスケットの缶

深夜の空想

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一人真夜中に目が覚めました。眠るための薬を飲んでから眠りが訪れるまで、銀河鉄道の夜のお話を読みました。やわらかなランプの明かりのもと、家族の寝息や小さな寝言が時折聞こえるほかは、静かな静かな夜中は、銀河鉄道の夜を読むのにぴったりでした。目を閉じると、目の前に星空がぐんぐんと広がっていき、車窓からの不思議な世界に生と死を感じました。
 今、この一年を振り返ると、物語の中で、ジョバンニが丘で見た夢のように、私たちもまた銀河鉄道に乗っていたような気持ちになります。生きるということを今年ほど考えた年はなかったかもしれません。いろんな思いがめぐって、めぐって、たどり着いたのはジョバンニの言葉のように、「まっすぐ前に進んで行こう」ということでした。パートナーと小人たちと、今年という年を送って、また新しい年を静かに迎えたいと思います。
 今年も小さな日々におつきあいいただきありがとうございました。
 2012年という年が、たくさんの光に包まれた年になりますように。みなさんにとってすばらしい一年になりますように。
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by cinnamonspice | 2011-12-31 15:40 | まいにちのこと