冬を感じる午後
小人たちがいないつかの間のひとり時間にお茶をしました。
キャンドルをひとつ灯して、ごりごりとコーヒー豆をひいて自分のためにじっくりとコーヒーを淹れました。クリスマスソングだけが響く静かな時間。最近かけたばかりのリビングの白い薄いカーテン越しの世界が、ぼんやりと霧の中の世界のように浮かび上がっていました。体から余計な力が抜けて、心の中にたぷたぷと水が満ちていくような感覚になりました。
熱々のコーヒーを飲み終えるころ、かじかんだ手足も、ほかほか。赤く染まった頬に、冬のはじまりを感じました。
by cinnamonspice
| 2011-11-21 15:46
| まいにちのこと