ビスケットの缶

子守唄

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バスルームには蝶と花と、写真にはないけれどふくろうのアンティークプリントを。

ハイキングへ行く朝、キッチンでお弁当つくりをしていたら、お皿の上に並んだおにぎりの山並を見つけ、かわいらしさに笑みがこぼれました。肩を並べるように並んだその小さな山をたくさんつめて出かけました。

ハイキングではいろんな音や、匂いに敏感になって、あぁ、私たちも動物なんだ、という気持ちになります。

かさこそ、
何か音がした?

あ、今そこで何か動いた。

小さなもぐらかねずみのような生き物が駆けて行く後姿や、りすが木の実を食べる様子、足元でバッタが大きなジャンプをしたり、大きな蝶がすぐ近くまで来たり…耳をすまし目をこらして歩いているといろんなことに気がつきます。普段、眠っている動物としての感覚が研ぎ澄まされるように感じます。
 だんなさまを隊長に、それぞれ木の枝を手に探検に行った川辺では、鹿のものと思われるたくさんの落し物を発見しました。そのあと、お昼を食べようと向かった先でだんなさまが誰かの視線を感じたと思ったら、鹿の視線でした。すぐ近くにいた野生の鹿の視線はやさしくて、大きな瞳でじっと見つめる様子はまるでこちらの心の中をも読まれてしまうような不思議な力を感じました。それは、見る人に昔から日本で神さまの使いとされるのことも納得させるような視線でした。
 そこここに感じる生き物の気配。それが子守唄のように心地よくて、私たちはまたハイキングに出かけるのかもしれません。
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by cinnamonspice | 2011-08-23 16:06 | まいにちのこと