じいじの揚げ餅
和菓子屋さんで作ってもらう、もっちりと濃厚なお正月の鏡餅を一口サイズに砕いて、乾燥させて揚げたもの。
乾燥した鏡餅は、包丁では刃がたたないので、ハンマーとマイナスドライバーで砕くのが父流。
からりと揚がった揚げ餅、一口食べて、
「これ、じいじの!」
と、つぶやいた小人。彼の心のポケットにも、じいじの揚げ餅はしまわれていたんだなぁと、うれしくなりました。
毎年両親が初詣でいただいてきてくれるお守りが、今年も私の誕生日のプレゼントと一緒に届きました。今年こそ、この数年の古いお守りを納めてもらおうと、家の中を探すと、なんと10個近いお守りが出てきました。中には弟小人のときの安産祈願のお守りまで。どこまでも不精で、罰当たりな娘です。そのお守りたちを改めて手に取って、これまでこんなにたくさんの神様に守られていたんだと、ありがたい気持ちになりました。このたくさんのお守りは、遠く暮らす私たちへ、父と母がそばにいられない自分たちの身代わりのような気持ちで送ってくれたのかもしれない。そう思ったら、ひとつひとつにありがとう、という気持ちになりました。
今、そのお守りたちは、空の旅の途中。包みを開けてごそっとこぼれ出てくるお守りに父や母もびっくりするかな。
by cinnamonspice
| 2010-02-24 13:17
| 今日のおやつ