ビスケットの缶

老人と宇宙

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小人たちが好きな、ザラメをのせた昔ながらのぶどうパンを焼きました。
時々恋しくなる日本の味。

アメリカに来て知った、街角に立つホームレスの人の存在。
LAでは車の往来の多い大きな道路や、フリーウェイの乗り口などで、ダンボールなどの大きな紙に「Hungry」などのメッセージを書いて立っているのをよく見かけます。経済破綻をする前から見かけていた光景ですが、最近は以前より見かけるようになったようにも感じます。
 気持ちのいい青空が広がる土曜日。海辺のモールで買い物の帰り、車で信号待ちをしていると道の角に立っている長い白髪をひとつにまとめた男性を見かけました。ダンボール紙には
「SPACE SHIP BROKEN
NEED PARTS」
の文字。
宇宙に行くのには少し年が過ぎている老人の口元には、いたずらっ子のような笑顔がありました。少しして、隣のオープンカーのおしゃれな若い女性が、男性に声をかけていました。
彼のユーモアに、もやもやと立ち込めた不況の霧も晴れるような気持ちがしました。
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by cinnamonspice | 2009-05-22 10:12 | まいにちのこと | Comments(6)
Commented by kuerbis19 at 2009-05-25 08:01
cinnamonさん
またまたおじゃまします。「SPACE SHIP BROKEN NEED PARTS」って、本当にお茶目ですね。なんだか人生はとことん楽しんでしまえ、見たいな気力がすごい。

ここハンブルグでも街角で物乞いする人を見かけますが、こんな気の利いた文句を見せられたら、ついコインを一枚差し出さずにはいられないですよね。

欧米人の底力は、こういうところにあるような気がするのは私だけでしょうか。
Commented at 2009-05-25 12:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinnamonspice at 2009-05-27 13:11
kuerbis19さん☆
こんにちは♪
欧米人のユーモア。“底力がある”という表現、本当にぴったりだなぁと思いました。辛いことも笑いに変えてしまう。それを力にぐんと大きく前に一歩進めるように感じました。
自分の渡したほんのわずかなお金が、一切れのパンに変わると想像するより、space shipの部品に、そう一緒に空想するだけでもなんだかわくわくしますよね。
Commented by cinnamonspice at 2009-05-27 13:38
鍵コメントさま☆
こんにちは。
コメントをくださってありがとうございます☆
気まぐれにあけているコメント欄でごめんなさい。そんななか、お付き合いいただきこうしてお話できることをとてもうれしく思います。
 鍵さんは猫さんのお母さんをされているのですね。時には猫さんにも雷を落とされるというお話には、うふふ、本当我が家と一緒で、想像して笑みがこぼれました。毎日、小人たちと一緒に泣いて笑って、いつまでたっても慣れない母親業ですが、鍵さんのような温かい言葉をいただくと、とても励みになります。
これからも同じ“おかあちゃん”同士、どうぞよろしくお願いします。私もそちらにお邪魔させてくださいね。
Commented by lulu_ruru at 2009-05-28 22:54
こんにちは。久しぶりにお邪魔します。
粋な言葉のセンスのあるおじさまですね。想像しながらニヤリと笑ってしまいました。
そう言えば、日本のホームレスってこういうメッセージを持って立ってる人、あまり見ないような…お坊さんの格好をしてお経(?)読んでお賽銭をもらおうとしてる人は見るけど。ホームレスにも国民性の違いが出るのかしら?
Commented by cinnamonspice at 2009-06-02 04:26
lulu_ruruさん☆
こんにちは☆
コメント、ありがとうございます。ご返事が遅くなってしまってすみません。
日本のホームレスの人とアメリカのホームレス。おっしゃるとおり、まとっている空気に違いを感じます。日本の哀しい空気に対して、こちらの人はもう少しポジティブな感じがあるのかもしれません。お金を渡すときも一言、温かい励ましの言葉を添えて渡すのもこちらの人の優しさかもしれません。
辛いときだからこそ、お互いにユーモアを忘れないアメリカ人の姿勢、前向きですてきですよね。