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ビスケットの缶

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クリスマスには濃い目のコーヒーとシュトーレンでおやつ。
映画を二つ見ました。
ティム・バートン監督の「Corpse Bride」と山田洋次監督の「武士の一分」。
いつも見終えたとき、いい映画だなぁと思う作品には必ず印象的に耳の奥に残るいい音があるように感じます。ストーリーや舞台に見ている人を引き込むような、何気ないシーンにちりばめられた心地よい音。「Corpse Bride」ではお屋敷で大きな声で話す従事の声にみんなが手にしていたティーカップのかたかた鳴る音や、墓場で主人公が逃げていくときの小枝の折れる音、「武士の一分」では下駄を脱ぎ履きする音。叔母さんが下駄を脱ぐときのしぐさ(裸足を手ぬぐいでささっと拭くしぐさ)もとても色っぽくてすてきでした。
全く違う内容の映画だけど、どちらにもいい音が詰まっていました。「Corpse Bride」は美しいラストシーンも強く心に残りました。
by cinnamonspice | 2008-12-31 02:31 | まいにちのこと